何の脈絡もなく思い出した話をば。
昔、いくつかの特定の言葉を話す
赤ちゃんの人形を持っていた。(電池式)
私が、というより母の趣味で
私にあてがわれていたというのが正解かな。
話すと言っても、例えば
「だーいすき」
「遊んで」
「つまんないの」
「バイバーイ」
「うふふ」(←これ可愛かった)
とかそんな程度。
寝かせたり抱っこをしたりすると話す。
あと、可愛いほっぺたと口を動かせて
専用哺乳瓶でミルクを飲んだりもする。
高い商品だったと記憶しているけど、
色んな検索ワードで調べても出てこない。
結構気に入ってて、ままごと的に
世話をしていた。
使わないときは、私が幼児の頃に
座っていた椅子に座らせていた。
ある日、私が部屋でレコードを聴いていると
「つまんないの、バイバーイ」と人形が発した。

そりゃあビックリしたけど、何せ電池式の
人形だし、怖さはなかった。
いや、少しは怖かったけど、怖くないと
言い聞かせながら人形のスイッチを確認した。
OFFだったんだよ、あはは…あは…はは。

いや〜、あれはビックリしたな。
幼心に「こんなこともあるのか」と
冷静に思ったね。不可解なだけで、
ぞくっとする怖さはなかった。
とは言え、また同じような事が
起きたら嫌なので電池を抜いておいた。
これでも喋ったら、あんたもうコレは
宜保愛子行きやで。
スイッチがOFFなのに人形が喋ったと
母にも言ったのだが、信じてくれなかった。

うーん、あれは一体何やったんやろね。
不可解なこともあるものだよ。
ではでは、またね!
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