私の部署の、愛すべきキレキャラ。

私が常駐させてもらっている部署は、

動物園みたいなものだ。色んな動物がいる。　

今日は、部署イチのキレキャラについて。

彼はどうやら、過去に組に入っていたらしい。

風貌もその名残がある。私にご丁寧に

朝の挨拶をしてくれるのだが、

挨拶の仕方がヤーサン独特のアレ↓だ。

（こんな風に挨拶される私を想像してほしい）

そんなヤーサンだが、私は結構好きなんだよ。

時々、シュークリームをくれるんだけど、

ヤーサンがシュークリームを配る姿は

中年の女心をゾワゾワくすぐる。

ただ、とにもかくにもキレやすいのだ。

私は部外者なので絡まれることはないのだが、

ヤーサンは客人とも喧嘩紛いのことをする。

派手な喧嘩はさすがにしないが、

何ちゅうか、こう…

“えぇっ？エエ大人がそんなことする？？

しかも、ヤーサンがやで。”

と思うようなことをする。

ヤーサンは、会社の送迎ドライバーだ。

東南アジアかよと思うほど熱い真夏のある日、

彼が運転する車に乗ったと思しき乗客から

部署にクレームが入ったようだ。

クレーム後、暫くしてヤーサンが帰ってきた。

ヤーサンの同僚

『何か、クレームあったで』

ヤーサン

『あー、あいつやな！態度悪いし、

俺が聞いた質問に対して“はぁ？”て言いよってん。

腹立ったからな、後ろのエアコン切ったってん！

ほな、エアコンつけてくれ言うたから

無視したってん！ほんで、車降りるとき

舌打ちしよったから、クソ！コイツ

追いかけて、やったろかと思ったけどな、

さすがにそれはやめといたわ！』

この“追いかけて、やったろか”って…

ヤーサン言葉にすると殺ったろか、なのだろうか。

エアコンを切るという、ヤーサンらしからぬ

幼稚な嫌がらせが、また中年の女心を

ゾワゾワくすぐった。しかしながら、うだる

暑さの中、エアコン無しは酷だ。

ちなみに、ヤーサンは70歳である。

可愛いではないか。

ではでは、またね。

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本日の一曲

渡辺徹　約束

私は、極端な変貌を遂げた人・モノを

喩えるとき、渡辺徹を引き合いに出す。

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