今年の夏の一番の出来事は、育てた家族✖✖✖✖✖✖が家庭を持ったことだ。
役所での入籍記念写真の画像を拡大して見ると、渋谷区なんちゃらが本籍地になっている。
どこでも本籍地にできるとかって聞いたことはあるんだけど、これ何の住所なんだろ。渋谷区に住んでないし。
私が義理の家族の本籍地に無条件で組み込まれたのとは事情がちがいますねー。
いいことかもしれないなって思う。
実家の家族に言ったら、共に育った家族Aも本籍地は変えてたよって教えてくれた。BとCはどうなんだろう。
披露宴の予定は全く立たず、8月下旬にお嫁さんが上京してきて新生活スタート。
私なりに考えて、上京してくる日の早朝、ワインその他を届けに行ってきた。(お嫁さんは午後に到着予定)
あまりにも面白いことがなさ過ぎるのでちょっと出かけるために無理に用事を作ったっていうのもある。
新居のマンションは、私があまり行くことのない沿線エリアだからそれだけで楽しくなる。
朝早くて✖✖✖✖✖✖は寝ぼけまなこだったし部屋はすごい散らかりようで「掃除すれば?」とだけ言って玄関先だけで退散。
女主人不在の新居にずかずか上がり込むなんてことはしなかったよ。
それで、ブログをさぼっていたその頃から、再開したらこれは書こうと思っていたことがある。
新婚のプレゼント今昔。
それは、平成が始まったばかりの頃。
新婚旅行から帰ってきた日、徒歩10分の義理の家族宅(つまり私のではないほうの実家)になぜだか直帰することになっていた。
(現在は徒歩3分)
義理の家族たちは旅行中で不在だったから、留守宅の安全対策だったのか?
(あの頃は退職直後で旅行三昧していた)
そして、「冷蔵庫には鮭とetc...があってお米とお味噌は....にあるからそれで夕食を作るように」的な書き置きがあった。
え???
いつまでもホテルのディナーや機内食気分じゃダメだけど、2時間ほど前には空港にいたのに、いきなり「シャケ」???
そんなの当然と言わんばかりに、ここんちの長男は悠然と新聞を広げて読んでいる。
結婚とはそういうことなんだとつきつけられた瞬間だったな。
昔持っていた昭和的料理本にも、新婚の食卓は~みたいなコラム的記載があり、記憶があいまいだけどそれによると・・・
「新婚旅行から帰ってきたらすぐに食事の支度ができるように当日の食材買い出しをプレゼントとして頼むのもよいでしょう」
えーそーなのーって、時々その本をめくりながら考えていた。その本はもう捨てた。
絶対違うよね。納豆や鮭を扱うのは「明日」からだよねー。・・・と、私は思います。
共に育った家族Cがカリブクルーズの新婚旅行から帰る日に合わせて、私は新居宛に時間指定で花束を贈ったよ。
Cとは一番仲良しだったし、お嫁さんは私の紹介みたいな感じだったし。
遠いあの日、何も期待せずに始まった生活は、期待できる状態ではないし期待しないでいるのが正解で、それは逆の立場からでも同じはずだ。
私がご飯を炊いて鮭を焼く間に悠然と新聞を読んでいた、あのスタイル。足組んで。そして、食べながらも。悠然と。
あの日から変わることなく今日まで続いている。これからも全く変わらずにずっと続くだろう。