日々の出来事

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完成車輸送に電子タグ開発へ…トヨタなど4社

2010-04-04 06:50:53 | 日々の出来事
 トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車の自動車大手3社と海運大手日本郵船が、電子タグ(荷札)を活用した完成車輸送システムの共同開発に乗り出すことが3日、明らかになった。

 電子タグを活用して輸送の効率化を図り、在庫圧縮や物流施設の統廃合などのコスト削減を進めるのが狙いだ。

 ホンダにも参加を打診し、韓国の現代・起亜自動車グループや中国の上海汽車なども強い関心を示しており、輸送用タグの世界標準に発展する可能性もある。

 共同開発は世界の完成車輸送の約30%を握る日本郵船が中核となり、4月下旬から開発を始める方向で調整を進めており、2013年の実用化を目指す。

 自動車各社は現在、工場で生産した完成車を最寄りの港で保管し、注文に応じて船積みして出荷している。納品先などの情報は紙伝票に記入し、在庫の確認は作業員が1台ごとに手作業で行っている。このため、急激な需要の変化への対応が難しく、余分な在庫を抱える要因となっている。

 電子タグを使えば、無線で車種や仕様などの情報を常に把握でき、在庫の確認や納品先の変更などもパソコンで簡単にできる。人員や保管場所の圧縮が図れ、効率化による経費削減効果は、自動車3社で1000億円超との試算もある。

 共同開発では、生産から出荷までの日数を1日減らす目標を設定する。日立製作所、三菱電機など電機大手も開発に協力する方向で、自動車各社の要望を聞き、電子タグや読み取り装置、データ処理などの仕様を決める。

☆☆☆引用元:Yahoo!JAPANニュース☆☆☆