若い頃の夢は
バックパッカー。
主にアジアとアフリカに
興味があった。
真剣に実行しようとした。
渡航計画はなし、知識もなし、
お金も百万弱、携帯電話も
当時はなかった。
そう、本当に夢見る夢子の
夢だった。
決意宣言だけは家で華々しくやった。
父が押し入れからバリカンを
持ってくる。
決意を見せろと言った。
うん?
決意イコール丸坊主になること
らしい。
何か変じゃない?
性被害を避ける為の方策だと
父はいう。
ほう、アイディアは買うけど、、。
結局、決意は示せなかった。
職を辞したとき、
バックパッカーをやってもと
思った。
が、今度は
コロナが立ちはだかる。
コロナ禍が去っても、世界は
しばらくはアジア人には
厳しいだろう。
ずっと以前何かのブログで
頭を丸めた日本女性がアフリカ大陸の
旅行記をアップしていた。
ウーン。
負けました。
まあ、次の世で実行するしかないのよね。
チャンチャン。
ささやかな夢を抱いて鳥帰る
季語は鳥帰る。秋冬に日本に来た鳥が
春になると北へ帰る。
多分、パートナーを見つけ、子育てを
する未来を胸に描いて帰るのだろう。