Mさんはあるサークルで
知り合った人。
ほぼ同じ位の年である。
あまり親しく付き合っては
いなかったが、忘年会だったか
新年会だかで隣の席に座り
いろいろと話を聞くことになった。
Mさんは中学生から
不登校になったらしい。
どうにか高校には入学したが
あまり登校することなく
自主退学をしたらしい。
そして、その次の年、違う学校を
受験し、また直ぐに自主退学を
した。
結局は通信教育で高校を卒業し、
大学に入り卒業したらしい。
そのことは、私には特別マイナスな
印象は持たなかった。
寧ろ、独学に近い環境で勉強を
やり通すなんて、凄いなあ。
もともと優秀な人なのだろうと
いう印象を持った位だった。
しかし、Mさんは上記の話を
する時に時々涙を浮かべ、まるで懺悔を
するかのような雰囲気なのである。
Mさんはしっかりと自立して
おられるし、もうそんな大昔の
事にこだわる事もないだろうに。
不登校になった事、学校を退学した事
にそれを乗り越えた後までも
深く傷ついておられるようだった。
少子化の現代、私の田舎のとある
小学校では一クラスしか存在せずに
その人数も30位と聞いた。
小学校6年間、クラス替えもなしに
過ごすのかと気の毒に思う。
それじゃあ何の理由もなしに
学校に行きたくない日も頻繁に
出て来るだろうな~と想像する。
不登校の低年齢化も何だか心配だ。
ところがコロナ禍でリモート授業を
行う学校があることを知った。
コロナ禍が去っても
不登校という言葉を
なくすために
是非何らかの理由で
登校出来ず悩んでいる生徒に
リモート授業を行ってほしい。
授業について行ける学力が
あれば、また登校しようという
気持ちにもなるかもしれないし、
不登校でも進学の道も開ける。
子供達が
心に傷を負う事ないように。
寛容な社会であるように。
文部科学省頼んだよ~