「洗心寮」である。
ここで失敗をやらかした。
根村たちから誘いがあった
「夜中抜けだして遊びに行こう」
寝静まった後 8人くらいで抜けだした。
自動販売機も今のように制約があるわけでない。
ビールやら煙草やら買って白根町を意味もなく歩きまわる。
気持ちよく酔っぱらって帰ってきたら
不良組達が待ち受けていた。
しっかりバレていた。
「こっちがおとなしく寝てるのにふざけやがって」
お怒りごもっともである。
黙ってヤキ入れられるしかなかない(-_-)。
かねてから俺や根村にシコリもあったのだろう。
ボコボコである。
「顔はやるな。腹だけやれ。先公にバレる」
これは助かった。
申し訳なかったが全く効かない。
三戦立ち中段打ち合い稽古のおかげである。
けっこう錚々たるメンバーなのだが
鶴屋橋の時の方がはるかに怖かった。
なぜだろう。
たぶん慣れてきたのだろう(苦笑)。
川崎のNが
「もうやめよう。おまえら二度とこんな真似するなよ」
Nはさすがに別格である。ビビった。
一応おさまったが
この件を境に根村と仲がこじれる事になる。
