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今回の解散・総選挙は「アベノミクス解散」ではなく「アベノリスク解散」

2014年11月23日 | トピックス
【毎日新聞 WEB 2014.11.23 05:53】 衆院解散から一夜明けた22日、与野党幹部は街頭演説やテレビ番組で安倍政権の経済政策「アベノミクス」の評価を中心に激論を戦わせた。与党側は、アベノミクスが成果を上げたことを強調し、路線継続を国民に問う選挙にする考えを示したが、野党側は国民の生活は苦しくなっており「アベノミクスは失敗」と訴えた。

 自民党の茂木敏充選対委員長はNHKの特別討論番組で、「景気回復、この道しかない。アベノミクスを国民に問いかける選挙だ」と強調。株価が1万7000円台に回復したことや、有効求人倍率が過去20年で最高水準にあることなどを成果として示した。そのうえで「民主党政権時代はゼロ成長だったが、それが確実にプラス成長に戻りつつある」と語った。

 これに対し、民主党の岡田克也代表代行は「民主党が政権を引き継いだのはリーマン・ショックの直後だった。経済指標は改善していた。民主党の時が悪かったと言うのは非常に一方的な見方だ」と茂木氏を批判。「アベノミクスで景気・経済がよくなったか国民に聞いたら分かる。7〜8割が実感していないと答えている」と反論した。

 維新の党の松野頼久代表代行は「個人の生活が大変苦しくなった。これがアベノミクス」と指摘。共産党の山下芳生書記局長は「アベノミクスによる物価上昇で実質賃金が15カ月連続で減った。これが国民の実感だ」と語った。

 一方、自民党の谷垣禎一幹事長は京都市の集会で、「アベノミクスが成功するかしないかは胸突き八丁のところにある」と強調。「日本が進む方向はこれしかない。この方向を確実にし、何としてもこの胸突き八丁、急な傾斜を登りきりたい」と訴えた。

 民主党の海江田万里代表は福岡市のホテルで、「安倍(晋三)さんは『アベノミクス解散』と言っているが、私に言わせれば『アベノリスク隠しの解散』だ」と語り、景気回復がままならないため、解散に踏み切ったとの認識を示した。

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