NAKAJIMA AVENUE.

考・え・る・人 ~ CEO 中島のブログ

雑誌のインタビューを受ける

2005-06-30 | Weblog
 

 経営者向けの雑誌のインタビューを受けた。目先の仕事のことでなく、経営者としての経験と意見を求められた。亡中閑有り。こんな時でないと延べ30年間分をまとめて思い出すことはできない。

  そういうい意味では自分にとってもありがたい時間である。30年間に期間のエポックとエピソードを30分で話す。人の人生ってあっけないものである。30分で語れるのだから。

 伝えきれないもどかしさよりも、昔大変だった頃も一行で片付いしまう。一行で片付けられることはいいことだ。その時があるからこそ現在があるのだから。

 走馬灯のように20代30代の当時を思い出していたら、急にその頃の人に会いたくなった。

新社会人になった時の会社の課長から手紙がきて会うことになった。

 以心伝心


身体のメンテナンス

2005-06-30 | Weblog

 怒涛の月が終わる日、ついに身体がしんどくなりあわててメンテナンスに走った。5時に会社を退社し7時から2時間スパとアロママッサージをした。身体が軽くなった。

 身体が軽くなったら、気も軽くなる。疲れがたまると身体が重たくなり、気も重い上に短気になる。

一年前から、自宅近くのスパに疲労回復のために通っている。そのおかげで風邪もひかずに毎日の過酷さに耐えてられる。

 病気は気からというが、疲れた身体は気を滅入らされるということもある。身体と気との緊張関係をコントロールしていく中で自分の身体と対話できるようになる。

 スパの大きな風呂で、ゆっくり自分の身体と対話していると身体の中からの声が聞こえてくる

”もっと、自分の身体をいたわれよ”と。

  すっきりして外を歩くといつもの場所がいつもでないくらい新鮮に感じた。

 身体をリフレッシュすると気もリフレッシュできるということだと思った.。


リーダーは車庫入れが上手

2005-06-28 | Weblog

 リーダーはよく車のハンドルを握っているドライバーに喩えられる。私も今までそう思っていた。

高速道路を運転したり、山道や街中を運転するように状況に合わせてチームをコントロールしていくものだと。

 実は、車庫入れ技術も大切なことに気づいた。プロジェクトの最終局面は、車庫入れのように規定された範囲にぶっつけずにそーと収めなくてはいけない。前後、左右を見てハンドルきり、危険を感じたら

もう一度やり直すために前にだす。車庫入れの時と同じように、慎重に戻す勇気が必要である。

 ただ、その時傍観者的なメンバーからは、指示がよく変わるとか話が違うとか発言が出る。

車庫入れの時、後ろタイヤはほとんど変化しない、方向を切っているのは前輪だけだ。同じようにメンバーの中には方向を変えなくてもよいパートもある。高速道路を何日も走ってきた感覚が抜けない奴から、リーダーへの非難があっても、ハンドルを切ったり後方向を変えていかねばならない。

 そうすることで、リスクを回避でき成功の確率が上がると信じるならば。

   百里を行く者は九十里を半ばとす

   君子は豹変す 


スポーツ テレビ観戦

2005-06-27 | Weblog

 ビールと枝豆を食べながら、テレビでスポーツを観戦する。

 すごい選手がたくさんいても勝てない巨人を見ていると勝てるチームと実力のあるチームとは別ものであることがよくわかる。サッカーではトルシエとジーコの違いも面白い。

 監督は、選手の力を最大限に出したいという気持ちを持っている。そのやり方が強い統制でいくか,ゆるく自由でいくかの違いであるとよく言われる。

 実は、これは二者択一ではない。選手の自主性を最大限に出させながら、軽いが強い統制力を発揮することもできる。会社組織もトップダウンボトムアップについても同じで二者択一ではない。

 チームや会社が直面している情況に応じて、両方をいつでも使えるチームが強いことがわかる。

両方の手法を兼ね備えたチーム・会社組織を持って戦ってみたいものである


根っこからの問題

2005-06-26 | Weblog
 

 私がこの4年間かけてきた金型の高精度加工の実験が成功して実用段階に入った。最終局面にどうしても狙ったサブミクロンの精度が安定してだせずにいた。これをクリアするのに半年以上かかってしまった。

  原因の究明のために、新しい測定方法と担当者以外の第三者による測定を実施した結果、想像もしていなかった所に原因が隠されていた。

 地盤の軟弱さからくる機械の平行のばらつきであった。地盤調査を行ったらコンクリートの下に空洞ができていた。

 プロジェクトの終局に近づいた頃、初めて根っこに問題があったことに気がつくことがある。何事もある前提条件(検討しない)に基いて行動している以上常につきまとうリスクである。

 発見されたら、逃げずに対策を打つことしか達成の道はない。

技術者は、技術的な面での達成に集中してしまう。それに時間がないという大儀をかざしてくる。

この時点で作業を止めて、再度目標値の確認を行う。

本来そのプロジェクトが何のために行われいるのかを問い直す必要がある

 納期以上に品質目標を優先し、それ以上に完了後に使えるものかどうかを優先する

 根っこの問題は、根本的な問いかけからしか解決策は見つからない。その結果を厳粛に受け止める勇気が必要である。


焦りは不安の一種

2005-06-25 | Weblog

 焦りは不安の一種である。先日書いたように人は不安感に包まれると”思考停止”状態になる。

 見えない恐れにおののき、目の前の壁が越えられぬ大きなものに見えてくる。

  困ったことにこの精神状態は無意識下に支配されている。だから気が付かない。

アドバイスしても聞く耳を持たない。

 冷静な平常心に戻ると壁は以外に低く、また違った道も見つけやすい。

知識や技術は、練習・お稽古・トレーニングで獲得できる。平常心は鍛錬・メンタルトレーニングという内面の自分自身との対話中でしか獲得できない。

 両方をあわせて”修行”と呼ぶ

 残念ながら学校教育では、心の鍛錬については科目に入っていない。だから頭のよい、テストの点数がいい人がすべてと勘違いをさせてしまっている。

 孔子も孟子などの中国の古典も、仏教もキリスト教も修行の大事さを繰り返し述べている。

現代の技術、テスト万能の社会は、人間にとってもっとも愚かな時代になっている

 愚かな時代に迎合するか、しないで”修行”の道を選ぶか各自のまかされている。

       ”選びたまえ、君達は自由なのだから” (サルトル)

という私も、社会から修行を強制されるのは嫌いであるが、自分からの選ぶことは好きである。


一日の重たさを計る

2005-06-24 | Weblog

 一日が重たい日が続いている。重たいとは、充実しているとも言う。1か月前が1年前のように感じる。

そのくらい遠く感じるくらい手応えのある日々は幸福なことである。

 --”なんか忙しいそう”って、なんとなく分かった気に読者はなるでしょう。

  しかしよく考える(てみると不思議な表現だ。

   重たいと言えば”重さ”なのでKgが単位になる。

   月や年と言えば”時間”sが単位になる。

   遠い言えば”距離”mが単位になる。

 SI(国際)単位系は7つを規定している。m、kg、s、A、K、cd、mol。SI単位の規定外を入れても35くらいしかない。摂氏とかバーレルなんて言われても想像がつかない。キャラットと言われるとぞーとする。

 ということは毎日、感情・気持ちを伝え合いながら仕事をしているけど時々または常に起きる、コニュミケーションのギャップ、摩擦は言語の違いでなく各自が持っている単位の違いからくるものだと気がつく。

  慎重に、自分の単位と相手の単位を規定して、量を計ることが重要である。

インターネットのお陰で大量な情報とスピードを手に入れたが、肝心の人間の思考がアナログのあいまいさは100年前とあまり変わっていない。コミュニケーションを良くしているつもりが逆に衝突が膨大に増えたことになっている。

 そして私とスタッフの間も、スタッフ間でも頻発している。多くの人のストレスは、”通じない・理解されない”から起きている。

 ストレス解消に、一日をどう計測し表現するか考えてみると気分転換になるかも


危機への対応心

2005-06-23 | Weblog

  私は社員の危機感をあおらないように心がけている。理由は、社長やリーダーも持っている危機感を伝えようとすると相手に入った時に、不安感に変質してしまうからである。

 一般の人が決断するときの多くのケースが、不安感からくるものが多い。不安感は解決の道を考えず悪い想定ばかりの思考回路になってしまう。無意識な不安感から思考は、自己正当化の理屈だけが強固に築かれてしまう。

  危機に際して大事なことは、客観的な情勢分析であり、そこから導きだされた対策である。そこには個人的な感情はない。不安感は感情であり。そこから導きだされた対策は最悪の結果になる。

 ひとつの決断をする時に、自分の心が不安からくるかどうか考えてみる必要がある


雨は大好きです

2005-06-22 | Weblog

 昨晩から米国との電話会議で睡眠時間3時間。 終日オフイスで打ち合わせを数本こなす。夜は汐サイトで打ち合わせ兼ねた夕食会。素敵な仲間たちが集ってきてくれて、私の夢の実現への協力と励ましをもらった。

 夜半、雨が降ってきた。梅雨だからか。

雨は大好きというのは、天の邪鬼からか、それともロマンティストからか。

しっとりとした雨は、心に恵みを与えてくえる。だから好きなのかも。

 6月、2月はもの事を考えるにはいい季節である。興奮した魂を冷ましてくれる。

   雨雨、降れ降れ、もっと降れ、私の”こころ”を癒してくれる


夢へ実現への道はシンプル

2005-06-21 | Weblog
 

 夢を実現したければ、道はシンプルだ。ただ黙々と階段を登っていくだけ。しかし、夢という物事を実現しようする訳だから、シンプルな道ばかりではない。周りの人人のために、複雑になっていく。それが気配りや不安からだったりして、どんどん複雑な道を選ぶことになっている。

 まあ、そういう時は夢はかなわない。道はいつもシンプルだ。ただその道を歩もうとすると最初の一歩から壁にぶつかり、回り道を考え複雑になる。そしていつの間にか道に迷い続けることになる。

 このシンプルな道を歩くということは、危険もいっぱいある。

 

 結局、実現の道を歩むことは、身の回りの人との緊張感は避けられない。そしてそれまでのものを失う危険と隣あわせでもある。勇敢さとは実はこの辛さに耐えられる力である。

  

 夏目漱石

智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。

 人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。


夢へ実現への道はシンプル

2005-06-21 | Weblog

 夢を実現したければ、道はシンプルだ。ただ黙々と階段を登っていくだけ。しかし、夢という物事を実現しようする訳だから、シンプルな道ばかりではない。周りの人人のために、複雑になっていく。それが気配りや不安からだったりして、どんどん複雑な道を選ぶことになっている。

 まあ、そういう時は夢はかなわない。道はいつもシンプルだ。ただその道を歩もうとすると最初の一歩から壁にぶつかり、回り道を考え複雑になる。そしていつの間にか道に迷い続けることになる。

 このシンプルな道を歩くということは、危険もいっぱいある。

 

 結局、実現の道を歩むことは、身の回りの人との緊張感は避けられない。そしてそれまでのものを失う危険と隣あわせでもある。勇敢さとは実はこの辛さに耐えられる力である。

  

 夏目漱石

智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。

 人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。


年中無休24時間

2005-06-18 | Weblog

 年中無休24時間勤務しているみたいになってきた。朝起きるとすぐにパソコンに電源を入れる。パソコンが立ち上げると同時に、こちらは、メールをチェックしようとしただけなのにSkype経由で電話が鳴る。

寝ぼけた頭に、ガンガンと銃弾を打ち込まれる。ちょっと待った、トイレに行きたい。ほっと一息ついて防戦をはる。そんな日が続いた。

 土曜日、ゆっくりたまった処理をしようと出社した。考えているうちに確認したことが出てきた。我慢できずにスタッフに電話。1時間後からMeeting開始。すっきりして日曜日は休めそう。

   思い・アイデアを形にしていくことは楽しいが、時も場所も選べない。思った時に行動してしまう。

 私の悪い癖かも。それにしても、緊急招集されたみなさん、ご苦労さまでした。


年中無休24時間

2005-06-18 | Weblog
 

 年中無休24時間勤務しているみたいになってきた。朝起きるとすぐにパソコンに電源を入れる。パソコンが立ち上げると同時に、こちらは、メールをチェックしようとしただけなのにSkype経由で電話が鳴る。

寝ぼけた頭に、ガンガンと銃弾を打ち込まれる。ちょっと待った、トイレに行きたい。ほっと一息ついて防戦をはる。そんな日が続いた。

 土曜日、ゆっくりたまった処理をしようと出社した。考えているうちに確認したことが出てきた。我慢できずにスタッフに電話。1時間後からMeeting開始。すっきりして日曜日は休めそう。

   思い・アイデアを形にしていくことは楽しいが、時も場所も選べない。思った時に行動してしまう。

 私の悪い癖かも。それにしても、緊急招集されたみなさん、ご苦労さまでした。


Never give up and quick Change

2005-06-16 | Weblog

事を起こすと、想定外の悪いことやいいことが起こる。そんな一日だった。リーダーとして、想定外は恥ずかしいことである。私はいつも複数のシナリオを持っている。人間の想像力の限界は、自分の常識という無意識な境界を越えることができないことだと改め思い知らされた。

  事態を把握すれば、いくつものシナリオ中から対策案をアレンジすることで対策は打てる。新たな案が見れれば、目標を達成する尺度から案を選択する。人はそれを決断と呼ぶ。決断の遅い人は、事が起きてから対策を考えるか、事自体を認識していないかどちらかである。

 私が決断が早い理由は、シュミレーションに費やしている時間がはんぱでないだけで、乱暴な訳ではない。事の成就をあきらめないということは、事態に素早く対応することである。そのために案をたくさん持つ作業をしているということである。Never give up and quick Change


新会社設立準備はドンキホーテか

2005-06-15 | Weblog

 帰国早々、新会社設立のための作業に入った。サインに代わって実印を押し役所に届けるという一連の作業をこなし始めた。面倒くさいが何度やっても興奮する。夢が一歩現実に近づくということ勝つ見込みがはっきりしない戦いが始まるという不安が同居している。

 今まで、何回か失敗をしてきたが今回は満を持してやる以上絶対に勝利したいという思いがある。中小企業主であれば毎日大きなリスクを負って生きている。そのリスクヘッジは自らの命までも断つ道しかないという現実が日本にはある。年間の自殺者3万人の一番になっているのはそれが原因である。

 このプレッシャーに負けずに、日々笑顔で仕事に取り組んでいくことは生やさしいことではない。延べ30年間経営者を勤めてきて、また新しい責任を負い込むというドンキホーテになる決断をした。見果てぬ夢になるか、夢を手に入れることができるか楽しみがひとつ増えた