タックスプランニング

タックスプランニングとは、税負担の伴う行為や計画を検討する場合において「複数の合理的な選択肢のうち、税負担額と税引き後の結果の効果が最大になる計画を立案すること」です。

つまり、表面上の利益にだけ着目して判断するのではなく、税引き後の利益が最大になるよう選択することであります。

★脱税と節税の違い

１．脱税とは・・・「偽りその他不正な行為」や「事実の仮装、隠蔽行為」によって所得税や法人税などの租税を免れることを言う。脱税も節税も税負担の軽減をはかるという目的は同じですが、その手段として虚偽の取引や不正行為を伴ったり、事実を隠したり、捻じ曲げたりして非合法的に目的を達成することが「脱税」です。あくまでも合法的な範囲内で税負担の軽減をはかる「節税」とは、似ているようですが全く異なっている。

脱税行為の代表的なもの・・・・
・売上の除外や過少計上
・仕入れや外注費の水増し
・架空人件費の計上
などが挙げられる。いずれも事実と異なった処理をしている点が偽りや仮装、隠蔽行為たる所以である。。。

月末処理、年度末決算の時期ですとちらほら噂話も聞こえてきたり来なかったり。正しく申告・正しく節税をスローガンに、事業を推し進めているのが会社というものです。

２．それでは、正しく節税するには・・・・？

これら脱税行為にいかなる形式であれ関与することは、犯罪行為となります。
合法的、合理的な節税行為とは厳密に区別しておかなければなりません。

脱税行為として摘発される事実の多くは、結果として発生した課税所得を無理に減額しようとして非合法的な処理がなされています。
そのような結果を導くような取引や投資をする以前の資金計画の段階から十分な調査・検討する努力と時間、計画性がが必要となります。そして予想される税負担を検討し、「複数の合法的選択肢」のなかから税の軽減効果の大きい対策を選択しておくのです。税負担のシュミレーション、安易な脱税行為に対して発覚したときの重い税負担や社会的信用の失墜。さらには脱税に対する罰則条項。これらを踏まえたプランニングが、非常に重要となってくるわけです。


そのために知っておきたい幾つかの知識を挙げておきましょう。・・・・覚えましょう。。。

・節税と脱税回避行為

・実質課税の原則

・租税法律主義

・税法の体系