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遺伝子の夢

2006年01月26日 03時55分28秒 | Opinion

学生時代に読んだ本です。副タイトルは 「死の意味を問う生物学」

「生き物はなぜ死ぬのだろうか?」

大変興味を持っていたし、深く考えた時期だったので卒論でも遺伝子について少し取り組んでみたり本を読んだりしていました。
近年を振り返ってみるとコンピュータのことばかりだったようにも感じますが、心のなかでも頭の隅でも「いのち」については常に考え見つめて生活しています。

生き物が死ぬ要因は、「自殺」か「それ以外(事故死)」です。

当然ですがそれ以外ありません。細胞自身も実は「自殺」と「壊死」を繰り返しているということです。しかも細胞は分裂して生まれたときから「いつ死ぬか」プログラムされているような事が書かれていました。「計画死」なんていう制御プログラムが組み込まれている。さすがはDNA。もちろん「想定外の死」もあるようですが。

人間も同じ。

「想定外」な事件は頻繁に起きる。
「自殺」者が増えたから減らすように努力する。
始めからすべて「計画的」だったかのような人生を歩む人もいる。


そう、始めから全て決まっていたのかもしれません。
「すべてはうまくいっている?」
常に自問自答して生きよう。

人生は「想定外」ということすらも予測出来て然るべきものでは無いか。と思う。何となくわかっていたのではないか。細胞が己の行く末をプログラム出来るように、人間の感覚の中には「直感」というものがあって・・・。間違いを犯したらそれを償わなければならない。途方に暮れるが仕方ない。

この世に唯一の存在である「自分」は自分の死に出会う事は無い。そこに向かって生きるのは無意味だ。だから自分の「生(死)」のためだけに生きるのではなく、他の価値あるかけがえの無い「いのちあるもの」のために生きる。

そんなスタンスが「自分の死(生)」の価値を引き上げると考えている。


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