まさかこんなに早く、この記事を書くことになってしまうとは…
2016年4月27日午後9時15分ごろ、我が家の最愛の家族の一員だったルネが、虹の橋を渡って天国に旅立っていきました。
4歳4ヶ月と21日、人間で言えば30歳をちょっと過ぎたあたりという、あまりにも短すぎる生涯でした。
我が家に来て以来、ずっと元気だったルネの体調に変化があったのは、昨年12月18日。
元々先代犬のレオほど食欲旺盛なわけではなく、お腹も丈夫ではなかったルネでしたが、突然の嘔吐と激しい下痢、その後ご飯を全く食べなくなってしまったため、慌てて動物病院に連れて行き検査を受けたところ、「肝臓の調子が良くない」という事で、吐き気止めと下痢止め、そして肝臓の調子を整える薬をもらい、一旦はそれで体調は回復し元気になったのですが…
4月になってから再び体調を崩してしまい、もう一度検査(血液検査と尿検査)をしたところ、肝臓が炎症を起こして腫れ上がり、かつ貧血になっている、尿に含まれていた血液の中の赤血球が壊れていた(溶血)ということで、溶血性貧血であることが判明しました。
ルネの場合、免疫機構の誤作動が原因で、本来破壊されるべきではない赤血球まで破壊されて貧血になってしまうという、自己免疫性の溶血性貧血である可能性が高い…ということでした。
そして、地元の動物病院ではこれ以上の精密検査はできず、治療方針を見つける事ができないということで、大阪にある動物病院でしっかりと検査をしようという事になったのですが…
その病院に行く前日に、ルネは旅立ってしまいました。
最後の1週間は、肝臓が腫れ上がってるせいでお腹がパンパンに膨れてしまい、ご飯も全く受け付けられず、点滴で何とか持ちこたえてるような感じでした。
ワンコの4歳4ヶ月といえば、体力、気力ともにほぼ全盛期で、元気盛りなはずなのに…
殆ど歩くこともできず、リビングの隅っこでグッタリしているルネを見ると、涙が止まらなくなってしまいました。
発病する前は35kgあった体重も、最後は25kgくらいにまで減ってしまい、骨に皮が張り付いているような状態になってました。
ルネ、本当にしんどかっただろうな…辛かっただろうな…
レオの場合、12歳2ヶ月まで生きてくれたということもあり、「できるだけの事はやった」と、ある程度自分に言い聞かせることができたのですが、ルネはまだ4歳と4ヶ月。正直、後悔しか残ってないような感じです。
ルネ、お前は本当に沢山の笑顔と幸せを運んできてくれたけど、俺はまだ何もしてあげられてないぞ?
いつものんびりマイペースだったのに、何でこの時だけ全速力で行っちゃうんだよ…
これからもっともっと沢山の思い出を作っていきたかったのに…後悔しか残らないって、悲しすぎるよ…
…って、ルネにそれを言っても仕方がないんだよね…
ただただ、ルネの命を奪っていった病気が憎い…
2012年2月14日に我が家に来てから4年と2ヶ月半、レオの3分の1ちょっとしか一緒にいられなかったんだな…
でも、この短い間に、数え切れないくらいの思い出を残してくれたね。
子犬のときはとにかくヤンチャ坊主でイタズラ好きで…家の中にあるスリッパを全滅させてくれたルネ。
とにかく人懐っこい性格で、散歩中にいつもかわいがってくれる人を見つけると、すぐにお腹を見せて甘えてたルネ。
夏になると、いつも玄関で裏返しになって爆睡してたルネ。
雪が積もった日、ツルツルに凍った道でスッテンコロリンひっくり返ってたルネ。
レオほど沢山の思い出は残せなかったかもしれないけど、そのどれもが私たち家族にとって、かけがえのない宝物です。
ルネ、まだまだずっと先の事になるかもしれないけど、俺たち家族がそっちに行くことになったら、レオと一緒に虹の橋の袂で待っててちょうだいね。
それまでの間、レオと仲良くしてるんだぞ。
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