第２９回ジャパンカップ

第２９回ジャパンカップが今週の東京競馬場メインレースで行なわれる。
秋のＧＩシリーズ第７弾。
芝２４００メートルの国際レースだ。
前走、ＧＩ秋華賞で春にはどうしても勝てなかったブエナビスタにようやく雪辱を果たして悲願のＧＩ初制覇を飾ったレッドディザイアが初の古馬相手となるこの第２９回ジャパンカップに出走する。
栗東坂路コースで行なわれた最終追い切りでは１ハロン１２秒８、４ハロン５２秒２をマーク。
春はどうしても勝てなかったブエナビスタにようやく雪辱を晴らした。
その後は、統一女王決定戦エリザベス女王杯には出走せず敢えて、牡馬も含めた国際ＧＩジャパンカップに駒を進めてきた。
史上初の３歳牝馬によるジャパンカップ制覇に挑む。

第２６回マイルチャンピオンシップ

第２６回マイルチャンピオンシップがいよいよ３日後、１１月２２日京都競馬場で行われる。
芝１６００メートルのＧＩ。
今秋、中山競馬場芝１６００メートルのＧＩＩＩ京成杯オータムハンデで待望の重賞制覇を成し遂げたザレマが初ＧＩ獲りへ挑む。
これまで牝馬限定戦を中心に少しづつ成長してきたザレマは今夏辺りから本格化の兆しを見せ始めた。
８月、札幌競馬場芝１８００メートルの牝馬限定重賞クイーンステークスで２着、その後、京成杯オータムハンデで重賞初制覇。
さらに前走、東京競馬場芝１６００メートルの富士ステークスでは５着に敗れたが着差は僅か０秒１だった。
牡馬相手でも互角に渡り合える力をつけつつある。
昨年は同期の牝馬ブルーメンブラッドが制したマイルチャンピオンシップ。
兄マルカシェンクとのＧＩでの初対決もありここで悲願達成と行きたいところだろう。

第３４回エリザベス女王杯

第３４回エリザベス女王杯が１１月１５日京都競馬場を舞台に行われる。
芝２２００メートル、牝馬限定戦。
先週は一休みだった中央競馬秋のＧＩシリーズはこのエリザベス女王杯を皮切りに暮れの有馬記念まで７週連続ＧＩシリーズに突入する。
春、桜花賞・オークスを異次元の強さで圧勝し牝馬２冠を達成したブエナビスタ。
しかし、秋の目標とした凱旋門賞への壮行レースに意味合いで出走した夏のＧＩＩ札幌記念で２着に敗れて凱旋門賞挑戦が中止になり、仕切り直しで牝馬３冠を目指した。
だが、その秋華賞では春に一捻りで下していたレッドディザイアに敗れて２位入線で３冠を逃して、さらに進路妨害により２位から３着に降着となるなど、夏から秋にかけて春に築いてきたプライドが音を立てて崩れていった。
今回のエリザベス女王杯では秋華賞で先着を許したレッドディザイアがジャパンカップに回るため不在。
再びレッドディザイアに雪辱を果たす前にここで止まるわけには行かない。

第３６回北海道２歳優駿

第３６回北海道２歳優駿がホッカイドウ競馬門別競馬場ダート１８００メートルで行なわれた。
中団追走の１番人気で地元ホッカイドウ競馬所属のビックバンが４コーナーで抜け出して快勝した。
鞍上は桑原真明騎手。
２着も地元ホッカイドウ競馬所属の８番人気ポシイリテ、３着もホッカイドウ競馬所属の９番人気ブンブイチドウが入り、地元ホッカイドウ競馬勢が上位を独占した。
勝ったビックバンはここ２戦、門別競馬場で２連勝中。
２勝ともに４馬身差をつける圧勝でこの北海道２歳優駿に挑んでいた。