CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-076「身代わり忠臣蔵」(日本)

2024年03月08日 00時10分52秒 | 日本映画

初めて人に必要とされた

 嫌われ者の旗本・吉良上野介からの陰湿ないじめに耐えかねた赤穂藩主が、江戸城内で吉良に斬りかかった。赤穂藩主は当然切腹となったが、実は斬られた吉良も逃げ傷で瀕死の状態に陥っていた。

 逃げて死んだとなれば武士の恥、お家取り潰しも免れない。そこで吉良家家臣の提案により、上野介にそっくりな弟・孝証を身代わりにして幕府を騙し抜こうという前代未聞の作戦が実行されることに。

 一方、切腹した赤穂藩主の部下・大石内蔵助は、仇討ちの機会をうかがっているように見えたが。(「作品資料」より)

 

 有名な「忠臣蔵」の話を基に製作された時代劇コメディ。

 吉良上野介が斬られて身代わりが必要となるという話であるとは聞いたが、果たしてどんな展開なのかは判らなかった。

 まさか討ち入り後に身代わりを立てるというような話でもないだろうなとは思ったが。

 上野介には顔がそっくりな弟、孝証がおり、松の廊下の際に斬られた影響で上野介は床に伏せ、家臣が急遽、孝証を身代わりに立てる。

 こうして孝証は上野介として、吉良家の者たちのみならず、幕府の者たちにも接することになる。

 そんな孝証の言動と周囲の反応を面白おかしく描いている。

 しかも孝証は大石蔵之介と懇意となるが、仇討ちの話を聞き、狼狽える。

 果たして大石蔵之介ら赤穂藩士たちは吉良家に討ち入るのか、そして孝証の運命はどうなるのか。

 コメディの中で、最後の孝証の決断は泣けるものだった。

 序盤に上野介の身に起こったことから、何となく展開は予想したのだか、塩漬けというのは予測してなかったな。

 奇想天外な話の中で、何度も笑わせられ、スッキリした展開でもある作品だった。

/5

監督:河合勇人

出演:ムロツヨシ、永山瑛太、川口春奈、寛一郎、森崎ウィン、本多力、星田英利、板垣瑞生、廣瀬智紀、濱津隆之、加藤小夏、野村康太、入江甚儀、野波麻帆、尾上右近、橋本マナミ、林遣都、北村一輝、柄本明

於:グランドシネマサンシャイン池袋


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