CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-199「BUY ME バイ・ミー」(ロシア)

2018年10月08日 08時14分39秒 | ロシア映画
ビキニが似合うだけ
 裕福な家庭に育ったカーチャだったが、刺激を求めて母親に内緒でモデル事務所に登録する。やがてファッション・ショーに参加するためドバイへと向かうが、そこで初めて実態が国際的な売春ネットワークだったと知る。
 そんな中、自分と同じように野心に溢れた若い娘ガーリャとリザと出会うカーチャだったが。(「allcinema」より)


 優等生として過ごしてきた大学生のカーチャ。

 パリへの短期留学と母親には嘘を吐き、モデル事務所に登録してドバイへと向かう。

 しかし、その事務所は国際的な売春ネットワークの事務所だったことがわかる。

 
 ストーリーは、何も知らずにドバイへとやって来たカーチャの姿を描くと共に、その後一緒にドバイへとやって来たリザ、そしてガーリャと共に同じ部屋に住みながら、過ごす姿が描かれる。

 組織に所属しているのかなと思ったが、ほぼ彼女たち独自で行動している模様。

 自分たちの欲望を果たすというより、家賃を払ってくれ、生活必需品プラスアルファを提供してくれる男を見つけるため、自分たちの体を使っている。

 最初は騙された風であったが、カーチャは意外と興味津々の体で、逆に相手を挑発するような行動を取ったりする。

 そんな彼女たちの様子は縛られているような暗い雰囲気も少なく、楽しんでいる模様。

 そうして日々を過ごしながら、カーチャ、リザ、ガーリャ共に本当に欲しいものが明らかになり、それを手にしようかというところで悲劇が訪れる。


 謳い文句にあるような野望ということではなく、体を使いながら、日々楽しく過ごし、欲しいものを手に入れようとする女性たちの姿を描いた作品。

 ある種の青春ストーリーなのかな。

 しかし、その生活は危うく脆いもの。

 ラストは夢から覚めたような形で終わったという感じで、大きな代償を払ったということだろう。

/5

監督:ヴァディム・パールマン
出演:ユリヤ・フリーニナ、スヴェトラーナ・ウスティノヴァ、アンナ・アダモヴィッチ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 18-198「リグレッション」(... | トップ | 18-200「私の奴隷になりなさ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ロシア映画」カテゴリの最新記事