チェンムーのおしゃべり広場

忙中閑ありしとき、ブログにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、何とはなしに、心満ちたりにけり。

メタセコイアの観察

2007-03-24 18:10:08 | メタセコイア


“光陰矢のごとし”で、2月だけブログをお休みしようと思ったら、もう3月下旬になってしまいました。
最近は、メタセコイアの観察に夢中になっています。

メタセコイアは、スギ科の植物。和名はアケボノスギ、イチイヒノキと言います。
1939年に日本にてセコイアに似た化石が発見され、化石発見者の三木茂博士により『メタセコイア』と命名され、1941年に学会へ発表されました。

当初、化石として発見されたために絶滅した種とされていましたが、1945年に中国四川省磨刀渓村(現在は湖北省利川市)の「水杉(スイサ)」が同種とされ、現存することが確認されたことから、「生きた化石」とも呼ばれます。その後、1949年に国と皇室がそれぞれメタセコイアの挿し木と種子を譲り受け、東京・水元公園、埼玉・別所沼公園など全国各地に植えられています。

上の写真は、落葉した冬のメタセコイアの姿で、埼玉自然の博物館にあります。
樹形が美しいでしょう!

枝先に見える茶色の物体は、すべて雄花です。
下の写真は、雄花が咲いて花粉が出ている様子です。




今はどこにでも見られるメタセコイアですが、枝の化石などを見ると、何となく神秘的な感じがします。

下は群馬県自然史博物館に展示されているメタセコイアの化石です。


メタセコイアは、いま雄花が咲いていますが、であるなら、受粉すべき雌花もあるはずなのですが、双眼鏡で必死に探しているのに、どうしても見つかりません。
どなたか、探すコツを知っている方がおられたら、コメントして下さい。