私の友人で、中国の内陸の大学で、日本語を教えている人がいます。
現地で生活していると、カルチャーショックを受けること度々だそうですが、食堂に貼ってあった“替え玉受験者募集”の張り紙にも驚いたそうです。(私も驚きました。)
直訳すると、
求む
私は1名の代理受験者を募集したい。要求としては、男性で、教師の資格証をとる能力のある者。教育学と心理学の試験に参加してもらう。
その気持ちのあるものは、私に連絡してほしい。待遇については面談、本気でない者は(私を)騒がせるな。
学生に話すと、「先生、別の所にも、もっとすごいのが貼ってあるよ」とか、「また誰々が今度替え玉になって行くんだって」と言うので、「彼で合格するの」と聞くと、その試験は易しいから大丈夫と言ったそうです。
こう言うことは、日本では考えられないでしょう。
善悪は別として、おおらかと言うか、大胆というか、さすが中国だと思いました。
もう一つ見つけたそうです。それは人通りの多いところの電柱に貼ってあったそうです。
替え玉受験者を求む
行政管理、法学概論、試政学の3つの科目に精通した女子学生。要求としては、肝っ玉の太い者。
報酬およびその他のことについては面談。
尋搶手は、正しくは“手槍”と書いて“替え玉”のことですし、“法学概訟”は“法学概論”の間違いでしょう。
なお、連絡先の電話番号は、私が消したものです。