乖離に注意 １１月１０日２０１７年

◆ハイイールド債、９日終値は、

　JNK、３６．５１ドル。（１０月２０日終値３７．３２ドル）

　HYG、８６．９２ドル。（１０月２０日終値８８．６９ドル）

◆ダウ３０（DJIA）終値は、２３４６１ドル。ダウ運輸株（DJTA）終値は、９５１７ドル。

　１０月７日ダウ３０終値は、２２８４１ドル。ダウ運輸株終値は新高値、１０，０３８ドル。

　１１月７日ダウ３０終値は新高値、２２５５７ドル。ダウ運輸株終値は、９６７１ドル。

　
□「皆が話題にしているチャート」（ZeroHedge：１１月１０日）

　状況が変わってきました。

　数カ月にわたり、ハイイールド（高利回り）債の利回りは、中央銀行からの世界的流動性の氾濫により、株価の上昇に合わせて

　圧縮されてきました。

　ECBの買いは、米国国債の利回りを下回り、代わって、世界のハイイールド債のリスクの低下に圧力を、上昇が記録的高値

　に及んだにも関わらす、かけてきました。

　
　しかしながら、ここ２週間は、流れに大きな変化がありました。投資家は、ハイイールド債から逃げて、

　投資適格債や国債へと流れ込んでいます。

　結局、ハイイールド債の価格は下落しました。

　株価への連動はみられません。

　いまのところ、以前に見られたエネルギーHYのような、ある特異なセクター特別な売りではありません。

　そして、株式と信用リスクの劇的な乖離があります。

　これは、２０１６年の世界的な成長への怯え以来初めての、信用市場と株式市場の主だった乖離となっています。