非正規のゼニ感情とマネー術

41歳の厄前までニート、非正規をやっていました。
銭金の凹みがカバーできる市場は、学歴コネ親⑦光が不要で稼げます。

ゴールド・ファースト・2 1月28日2017年

2017-01-29 20:45:24 | 日記
□「トランプ氏の通商政策、真の問題は通貨」-保護主義では貿易政策を改善できない(WSJ日本語版:1月27日)

 by JOHN D.MUELLER

◆ トランプ大統領も彼の経済顧問も誰一人として耳にしたことがないと思われるのが「トリフィンのジレンマ」だ。

 このジレンマに対する解決策を見出さなければ、トランプ氏の経済・通商政策は失敗するだろう。

 トリフィンのジレンマとは基軸通貨に固有の、国内政策と国際金融秩序との矛盾である。

 ◆ 金本位制の下では、金融システムを通じて財政赤字を賄うことができない。

 金本位または銀本位制の下では、米国史上、長期にわたるインフレを経験してこなかった。

 本格的なインフレ(またはデフレ)は紙幣のみによって引き起こされてきた。

 ◆ 貴金属からの離脱は1世紀以上前から始まった。

 英国の専門家たちは1922年のジェノア会議で、第一次世界大戦中の債務を金で償還するのを未然に防ぐために、

 外国為替準備を勧奨することに成功した。

 ここで、百年戦争を経て1440年にジェノアで生まれた国際金本位制に終止符が打たれた。

 ◆ 自国通貨が準備通貨と結びついている国にとって、ドル準備の購入がインフレ(売却がデフレ)を引き起こすことになる。
 
 さらに、信用の複製が準備通貨国の物価上昇ベースを速め、財の競争力低下を招き、世界の債権国から債務国への転落につながる。

 第二次世界大戦後のブレトン・ウッズ体制(金ドル本位制)は1968~71年に崩壊した。

 71年以降、国際決済は主にドル紙幣で行われてきた。

 ◆ 他国の純輸出と米貿易赤字の関係

 この結果、トリフィンのジレンマが生まれた。

 経済学者の多くは全世界の順輸出額の合計がゼロになると誤って仮定している。

 実際には国際金本位制に参加する国々の純輸出額の合計は、世界の金準備の増加額の合計に等しかった。

 (その額は世界の金輸出額に等しかった)

 このため、世界の金融政策は景気に対して反循環的だった。

 世界の財の価格が下落すれば、金採掘から得られる利益が増大したのだ。

 ◆ トリフィンは、外国で(例えば)ドル準備が獲得されると、それが財で変換されなければならないため、準備通貨に基づく

 金融システムが持続不可能であることを示した。

 言い方を変えると、ドル準備の増加額は世界の他の国々の純輸出額と等しくなり、米国の貿易赤字とも等しくならねばならない。

 米国の貿易赤字と財政赤字は、金融改革よりも貿易に焦点を当てたトランプ政権のいかなる取引からも影響を受けることはないだろう。

 ◆ トリフィンのジレンマの解決策として、主に三つの案がある。

 一つは、現在のドル本位制の下でなんとかやっていくことで、これは忍従する外国人と郷愁にふける一部の米国民によって支持されている。

 二つ目は、国際通貨基金(IMF)を、準備資産(SDR)を発行する世界の中央銀行にするkとだ。

 欠点は、IMFが財を生産していないため、こうしたタイプの基準が非常に政治色の濃いものとなり、SDRの分配がどうしても恣意的になることだ。

 ◆ 金本位制の現代版

 三つ目は、近代化された国際金本位制を採用することだ。

 トリフィンのジレンマを放置することのリスクは大きい。

 もしトランプ氏がトリフィンのジレンマを無視すれば、クリントン財団が従属国家から得た巨額の資金を貯め込むの使った世界的な

 クローニー・キャピタリズム(縁故資本主義)を必然的に後押しすることになるだろう。

 トランプ氏お気に入りの保護貿易主義は、分かり易いが簡単に論破される誤った考え方だ。

 関税で輸入を抑制できるにしても、貯蓄と投資のバランスには影響しないため、貿易収支を改善させることはできない。

 それどころか自国通貨の価値が高くなりすぎ輸出が減少する。

 ◆ 1971年から2015年まで、米国の経常赤字は対GDPで93%になった。

 原因はトリフィンのジレンマだ。

 ドル準備高の増加は他国の貿易黒字(米国の赤字)と等しくなる。

 途方もなく重い準備通貨としてのドルの役割を終わらせ、米国と世界の歴史で昨日してきた唯一の通貨基準である金に

 その役割を譲るには、恐らく米国建国の父、アレクサンダー。ハミルトン級の交渉人が必要になるのかも知れない。

ゴールド・ファースト 1月29日2017年

2017-01-29 11:50:05 | 日記
□「ダウ2万、国の借金20兆ドル、トランプ、そしてゴールド1万5千ドル」(by Jan Skoyles GoldCore:Jan.28,2017)

 ◆ ダウ30は、132年の歴史の中で初めて2万ドルに届きました。

トランプ氏の選出以来、米国の金融市場の指標は上昇しきており、それはトランプ・ラリーと命名されていました。

 トランプ大統領は、これまで記録したことのない数値を打ち立て名誉なことです。もっと高くしようではないか、と発言しています。

 ほとんどのコメンテーターは、この2万ドルは、米国が借金の大海で溺れつつあり、その借金は増え続ており、次週には2兆ドルに達するのと同じ時期に記録されました。

 記念すべき2万ドルには殆ど価値がなく、ダウが1972年に1000ドルを記録したときよりも、ゴールド換算ベースでの価値は高くはありません。

 ◆ アメリカを再び偉大にすることは、アメリカに再び価値を持たせるということです。

 11月8日からダウ30は、9.5%上昇し、選挙と就任式以来のトランプ氏の行動が市場に肯定的な反応を与えてきました。

 トランプ氏の選挙運動中の公約が実施されるかへの疑いは、アメリカを再び偉大にという傘に隠れてしまっています。

 米国の市場はうまくいっているように見えますが、これまでの政権下と同様に、新高値が意味するところには深刻な虚偽があります。

 価値を低下させた通貨、すなわちドルを含む不備の通貨制度からの情報に基づく場合は特にそうです。

 ダウ30は、オバマ政権下の8年で、144%上がりました。S&Pは172%。ナスダックは275%、でした。

 これはすべてオバマ氏の成果だとは誰も言わないし、中央銀行のQEやゼロ金利、マイナス金利などの反映だという人さえいます。

 ◆ ダウ30、投資成績と経済の価値を評価する間違った方法

 トランプ氏が称えているものは、彼が偽物の経済と呼ぶ対象となるものでもあります。

 オバマ氏から引き継いだもの、また大規模に増加した公共と国の借金を含む中央銀行によって注入された経済ものであります。

 価値の低下したドルや人工的に刺激された米国経済に反して、その価値を表すなにかに対してダウ30を見るとき、実相の異なる物語が見えてきます。

 ◆ ダウ30とゴールド

 ゴールドに換算したダウ30の高値は、1999年の49オンスです。この時ダウ30は11,700ドルで、ゴールド1オンスは240ドルでした。

 トランプ数人時のこの値は、18.1オンスです。

 2万ドルを超えることはトレーダーや市場にとって心理的レベルでは明らかに重要です。

 1972年と今日との違いは、ほとんどは実経済、企業利益、経済成長にあります。

 1980年の1.30オンスを参考にすれば、ダウ2万ドルでは、ゴールドは1万5384ドルの価格となります。

 ◆ トランプ氏、Fedとゴールド

 ダウ30の直近の高値はあまり意味がない、これがトランプ氏への答えとなります。

 選挙に勝利した大統領が実経済の成長や有りし日の栄光を取り戻すと約束するとは、通貨こそが何某かの意味を持つもちます。

 Fedへの批判や強いドルへの不満などのトランプ氏のコメントにも関わらず、いまだ金融システムをどうするのか実際に振れていません。

 かわって、ドルの価値ではなく、他通貨との交換レートでの強いドルを語っています。

 トランプ氏の解決先は保護主義であるが、これは攻撃や破壊された基礎に壁紙をはるようなものです。

 トランプ氏はケーキを持ちことも食べることもできないと経済学は教えます。

 国内の政策と国際金融秩序は交換できないのです。

 共和党の予備選挙段階から、ドルの価値と、金本位制度を通じてどうにか過去の栄光へと改変をおこなうということが話されました。

 トランプの選出以降、そのことが議論されなくなりました。

 もしトランん氏が米国経済に本当の価値をもたらすと示すならば、何か正味価値に基づいた正直で元となる通貨政策に焦点を当て始めるべきです。

 ゴールドは、これまでほとんど兆候がありません。

 金本位に帰ることは現実味がないかもしれませんが、トランプ政権が革新的であるならば、通貨改革が起きることを想像するのは不可能ではありません。

 米国の借金の大きさと、ドルの危機を見れば、新しい大統領はドルの信認を回復するためにゴールドの注目せざるを得ないかもしれません。

 ◆ 偉大なドルか、ドルの危機か?

 トランプ氏は、在任中にドルの価値毀損を加速するでしょうか? それとも、ドルをかつての英国に再び回復させるでしょうか?

 最初の数日では首尾よくありません。地政学的リスク、株、債券のバブルと不換紙幣の継続的な減価に対して、ゴールドの現物を持つ重要性を再び

 強調することはありませんでした。

 □「ロシアの中央銀行はゴールドを飲み込み続けています」(Money and Markets:Jan 27 2017)

 世界経済が崩壊したときには、ゴールドが極めて役に立ちます。

 その理由はよくわかりませんが、量が限られていて、輝き、女性が愛するからかもしれません。

 どんな理由であれ、ゴールドは新興経済がその貨幣の信用を創造する価値のある商品です。

 ロシアは長きにわたりゴールドを買えるだけ買い続けています。

 これは、プーチン氏のゴールド・ルーブル計画の一部でしょうか?

 それはフェイク・ニュースでありましょう。

 けれども、ロシアは世界経済の不安定さや貿易戦争の深刻さの脅威を受け入れようとしているシグナルであります。

 スプートニクは、ロシアのゴールド準備は2016年に14%増えて、1614.3トンになったと、ロシア中央銀行は発表しました。

 

 

 

 

東京金先物 1月28日2017年

2017-01-28 22:44:51 | 日記
 □ 東京金先物(先限)の1週間(1月23日~27日)の動きをみておきます。

 始値4433円、高値4443円(23日)、安値4343円(27日)、そして終値は、4358円でした。

 前週20日終値4434円に比べ、76円の下落となりました。下落率は、1.71%でした。

 昨12月22日終値4260円から1月20日終値4434円まで、4週連続でした。この間の上げ幅は174円、4.08%でした。

 今週は、下落調整局面入りとなりました。

 □ コメックスゴールド先物価格を、円換算でみておきます。

 終値ベースでの高値は24日でした。ゴールド終値1213.6ドル。1ドル113.78円で、円換算価格は、

 1トロイオンス138,083円でした。

 安値は25日、ゴールド終値1200.5ドル。1ドル113.28円で、円換算では、

 1トロイオンス135,992円でした。

 27日終値では、ゴールド1191.1ドル。1ドル115.13円で、円換算では、

 1トロイオンス137,131円でした。

 先週1月18日の138、955円(ゴールド1212.1ドル、1ドル114.64円)をトップに、

 下落調整局面入りとなっています。

 ◆ 参考となる安値の価格をあげておきます。

 昨年10月7日終値、128,895円。

 11月11日終値、130,926円。前回安値からの上昇率は、1.57%です。

 12月22日終値、132,993円。前回安値からの上昇率は、1.57%です。

 今回は、5週間前後で、134、987円を想定安値として、価格の推移を追っていけば、

 反転ポイントがつかみやすくなります。

 

 

ゴールド・金が動く 1月28日2017年

2017-01-28 22:03:07 | 日記
 1週間(1月23日~27日)の市場の動きをみておきます。

 □ 米国債2年物の利回りは、始値1.192%、高値1.271%(25日)、安値1.131%(23日)、そして終値1.220%でした。

 前週20日終値1.193%から、0.027%高くなりました。

 米国債10年の利回りは、始値2.443%、高値2.556%(26日)、安値2.379%、そして終値2.484%でした。

 前週終値2.468%から、0.016%高くなりました。

 ◆ 他に、EU圏の金利が再び高くなってきたのは目につきました。

 イタリア国債10年物利回りは、昨年12月9日終値2.038%の翌週から2%を下回っていましたが、

 12月30日終値1.769%から反転し、1月27日終値は2.235%まで、急ピッチと言っていい上げかたです。

 □ ドル指数(DXY)は、始値100.65ポイント、高値100.82ポイント(27日)、安値99.79ポイント(26日)、

 そして終値は、100.56ポイントでした。

 前週終値100.81ポイントから、0.025ポイント低下しました。

 1月6日終値102.22ポイントから、3週連続の安値引けとなっています。

 ドル円は、始値1ドル114.60円、高値1ドル115.37円(27日)、安値1ドル112.53円(24日)、終値115.13円でした。

 前週終値1ドル114.60円から、0.53円のドルが高くなりました。

 □ ゴールド先物(COMEX)は、始値1209.3ドル、高値1223.0ドル(24日)、安値1182.6ドル(27日)、

 そして終値1191.1ドルでした。

 前週終値1204.9ドルから、13.8ドルの下落となりました。

 ◆ 12月16日終値1137.4ドルから反転し、4週連続の反騰からの下落となりました。

 1161ドル~1185ドルの価格帯で底値を出して後、上昇相場への転換シナリオを想定して、チャートを追っていきます。

 □ 金山株ETFの動きをみます。

 GDXは、始値23.36ドル、高値24.25ドル(24日)、安値22.78ドル(26日)、終値23.22ドルでした。

 前週終値23.12ドルから、0.10ドル高くなりました。

 HUIは、始値205.8ドル、高値213.65ドル(24日)、安値199.45ドル(26日)、終値202.84ドルでした。

 前週終値202.63ドルから、0.21ドル高くなりました。

 XAUは、始値89.60ドル、高値93.24ドル(24日)、安値87.75ドル(26日)、終値89.58ドルでした。

 前週終値88.68ドルから、0.90ドル高くなりました。

 ◆ 3銘柄共に、小幅の上昇でしたが、6週連続の上昇となりました。

 

 

ボチボチの値上がりでいいから 1月24日2017年

2017-01-24 14:17:32 | 日記

 ◆ COMEXゴールド、23日終値は1215.6ドルでした。戻り高値です。
 
 ドル円は1ドル112.71円でした。

 東京金先物(先限)は、24日終値は4396円でした。

 □「中央銀行の8割は、この先まだ株を買う計画です」(ZeroHedge:1月22日)

 中央銀行は準備金を急激に膨らませており、一方金利は急落しています。利回りを求めてリスク資産を購入する原因となっています。

 どの資産を今後買うかと問われて8割が株だと答えています。

 すでに、日銀は単独で、7割近いETFを買いこんでいます。
 
 □「スイスフランに対するユーロの暴落を言い当てた男が、巨大なショックが世界の膝頭を襲うと、今警告しています」(KWN:1月22日)

 世界的ショックが急激に近づいています。

 米国の新政権が、アメリカをもう一度偉大にするという確信をもって引き継いだことは、著者はその成功を心からねがってはいます。

 四年後には、カーター以来のどの政府よりも、そしておそらくはカーター以上に嫌われる政府となるでしょう。

 1970年代から借金が急激に増えだし、半世紀以上適切な黒字予算とならず、70年台初頭から貿易は黒字になったことがない。

 この悪魔のサイクルを変える機会がなままです。

 米国政府の借金は20兆ドル(2300兆円位)で、過去40年間毎年9%の割合で増えてきました。

 次の四年で70兆ドルになり、これはGDPの3.5倍です。

 財源のない負債は200兆ドルを超えています。

 アメリカの銀行のグロスのデリバティブの持ち高は、500兆ドルを超えるているでしょう。

 企業の借り入れも2006年に2兆ドルから急伸し、今では3倍超えの7兆ドルとなっています。

 他には、年金の危機が米国やその他の国々で起こることは間違いありありません。

 米国の国と地方の年金は6兆ドルの資金不足です。

 多くの米国人は貯蓄がなく、年金も無いのです。住まいも食料も無いのです。

 この次の金融危機は、無制限なお札の印刷につながるでしょう。これはアメリカ人を助けるためだけにではなく、倒産が急増するなかで倒れ行く金融システムを

 支えるためです。

 アメリカ経済が壊滅し、世界の輪転機が全力で回り始めると、ドルは世界の準備通貨の統制を終了します。

 トランプ氏は弱いドルがアメリカの輸出や製造力を回復させようとしていますが、最も強い経済こそが、強い通貨を持つという認識がありません。

 通貨の価値が下がる国は、例外なく弱く悪い経済なのです。

 すべての通貨が最安値へとむけて競争している場合、ゴールドこそが歴史を生き抜いた唯一の通貨です。

 もちろん完ぺきとはいえません。時に、ペーパー・ゴールドによる先物市場での売り浴びせで価格が下がっていました。

 もしこのぺ^パーマネーの先物市場が崩壊すれば、現物のゴールド価格は今の価格から数倍に化けます。

 人間が作り出した通貨は悲しいことに生き延びてはいません。

 ここ45年でみても、スイスフランは87%の価値を失い、ドルやポンドは97%の価値を、対ゴールドで失っています。

 次に危機はすぐそこで、巨大なショックが世界の膝頭を襲うでしょう。

 あとわずかで全部の価値をうしなった通貨は、今に換算すれば100%以上の損失といえます。

 借金とドルの崩壊は、これまで見たこともない世界的な紙幣の印刷につながります。

 ハイパーインフレ―ションの段階にいたり、通貨の値打ちや借金でできているバブルの資産を破壊します。

 このような状況下で、ゴールドは10,000ドル、シルバーは500ドルの値をつけます。