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オリンパス:社長に笹氏昇格

2012年02月28日 08時54分18秒 | 保管記事


 

  記事の紹介です。


オリンパス:社長に笹氏昇格 新経営陣、社外から8人 財務の改善課題

 オリンパスは27日、損失隠し問題を受けて退任する高山修一社長(62)の後任に、笹宏行執行役員(56)を昇格させると発表した。会長には、主力銀行の三井住友銀行で専務だった木本泰行・日本総合研究所社長(63)を迎える。新経営陣は、11人の取締役のうち8人を社外出身者が占め、損失隠しで失った信頼の回復と、ガバナンス(経営統治)の強化を目指す。【久田宏、寺田剛】

 4月20日の臨時株主総会後の取締役会で正式に決める。高山社長ら現取締役11人と監査役3人の全員が同日付で退任し、経営責任を明確化させる。

 笹氏は、オリンパスが世界シェア約7割を握る内視鏡で、世界初のハイビジョン内視鏡システムの開発に携わるなど入社してから30年間、一貫して医療事業に携わってきた。笹氏のトップ就任は、主力事業に注力する姿勢を示したもの。この日の会見で「毀損(きそん)したブランドを取り戻すため、経営の仕組みを抜本的に改革する」と強調した。財務畑出身の菊川剛元会長(71)らが財テクで不正に至ったのを踏まえ、ものづくりの原点に立ち返った経営を目指す。

 ただ、企業経営の手腕は未知数なため、オリンパスが設置した経営改革委員会の蛭田史郎・旭化成最高顧問(70)をはじめ、後藤卓也・花王前会長(71)らを社外取締役に招く。この結果、社外取締役は現在の3人から6人に倍増。会見で指名委員会の来間紘・社外取締役は「(笹氏は)経営経験に乏しいとの指摘もあるが、社外取締役から経営の神髄をつかみ取ってもらいたい」と述べた。

 また、主力銀行出身の木本氏に加え、準主力銀行の三菱東京UFJ銀行で執行役員を務めた藤塚英明・千歳興産社長(56)も取締役に就任、取引行からのバックアップと監視機能を強化した。

 新体制の当面の課題は財務の改善。昨年12月末現在の自己資本比率は4・4%まで低下。カメラなどの映像事業の不振などで12年3月期の連結決算は320億円の最終赤字になる見通しで、資本増強は急務。ただ、内視鏡販売は堅調なため、社内には自力再建論も浮上している。

 会見で笹氏は「他社との資本提携は選択肢の一つ」と述べるにとどめたが、ソニーや富士フイルムホールディングス、テルモなどとの交渉の行方が焦点となる。また「医療事業が中心になる」とも話しており、低迷が続くカメラ事業の合理化も検討課題となりそうだ。

 一方、臨時株主総会では、海外株主の動向も焦点になりそう。社外取締役の候補には一時、海外株主が推すカルビーの松本晃会長の名前が挙がったが、最終的には見送られた。

 オリンパスの大株主で株投資顧問会社のサウスイースタン・アセット・マネジメントは新経営陣について、「銀行の意向を大きく反映した取締役の構成を容認できない」と反対する声明を発表。4月の株主総会でも異論が出る可能性がある。

毎日新聞 2012年2月28日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/biz/news/20120228ddm008020096000c.html

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