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エンジン噴射中に衝撃、想定外の回転 探査機あかつき
2010年12月9日2時0分
金星をまわる軌道への投入に失敗した探査機「あかつき」について、宇宙航空研究開発機構は8日夜、軌道投入のためにエンジンを逆噴射する途中で機体が強い衝撃を受け、想定外の急激な回転を始めていたと発表した。探査機がこれを「非常事態」と判断し噴射を止めたため、十分に減速できず、失敗につながったという。
計画責任者の中村正人教授は、記者会見で「エンジンの噴射口が壊れたか、何かがぶつかった可能性がある」と話した。噴射口は今回初めて導入されたセラミックス製で三菱重工業が作った。宇宙機構は探査機が金星に再接近する6年後に再び軌道投入に挑戦するとしているが、噴射口が壊れていれば減速をうまく行うことはかなり難しくなる。
宇宙機構によると、通信状態が回復したあかつきから送られたデータを調べたところ、エンジン噴射開始の2分23秒後にあたる7日午前8時51分に姿勢が大きく乱れ、5秒で1回転という速度で激しく回り始めていたという。
あかつきは、機体を安定させるための「セーフホールドモード」に自動的に入り、これに伴ってエンジンの噴射も停止。12分間続ける予定だった減速は2分半ほどしか続けられず、不十分に終わった。(東山正宜)
http://www.asahi.com/science/update/1208/TKY201012080529.html
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■ 2009年7月9日
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■ 2010年3月2日
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