岩淸水

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深刻なみずほ銀の暴力団融資

2013年10月16日 08時53分29秒 | 保管記事


 

  記事の紹介です。


 

 深刻なみずほ銀の暴力団融資 頭取の記者会見にも残る疑問

   2013.10.16

 みずほ銀行の暴力団への融資問題が金融庁の検査で発覚したと報道された。これだけでも信用を重んじる金融機関としては大不祥事だ。その後、歴代頭取も事実を把握していたことが明らかになったが、当初、金融庁にはこの事実を伝えていなかったという。

  ドラマ「半沢直樹」では、銀行マンの実態が面白く語られていたが、みずほ銀行事件は「事実は小説より奇なり」ともいうべき展開だ。

  筆者の金融検査官当時の経験から考えると、暴力団への融資が見つかった端緒は銀行部内者からの金融庁へのタレ込みであろうと推測している。それにしても今回の事件は、暴力団への融資という以上に、みずほ銀行の内部管理の杜撰(ずさん)さが目立つ。

  今月4日には「当時の法令順守の担当役員が情報を経営陣に上げていなかった」と説明し、情報は当時の副頭取止まりだったと強調した。

 

 元副頭取は旧第一勧業銀行出身で、しかも今回の問題は、第一勧銀系の信販会社であるオリエントコーポレーションからの提携ローンであったので、あたかも旧第一勧銀グループの不祥事という印象を与えた。

  しかし、その4日後の8日、初めて佐藤康博頭取が会見したが、その内容に驚いた。佐藤頭取のほかにも、塚本隆史前頭取、西堀利元頭取も知っていたというのだ。この歴代3頭取の出身は、佐藤頭取が旧興銀、塚本前頭取が旧第一勧銀、西堀元頭取が旧富士銀であり、銀行全体が組織ぐるみだった可能性まで示唆された。

  今回の問題融資に、歴代3頭取は8回も会議で接している。みずほ銀行に金融庁検査が入ったのは昨年12月。4日の記者会見も金融庁に促されて開いたようだ。となると、金融庁検査では、結果として歴代3頭取が接していた資料などは報告されなかったということになる。

  8日の佐藤頭取の記者会見では「提出を求められなかった」「初歩的なミス」と釈明したが、おそらく金融庁は怒っているだろう。

  思い出されるのが、2003年のUFJ銀行への金融庁検査だ。資料等の隠蔽・改竄(かいざん)が発覚し、銀行幹部が検査忌避の銀行法違反で金融庁に刑事告発された。

  一方、今回のみずほ銀の場合、昨年12月からの金融庁検査では「提出を求められなかった」が、この4日で新たに分かったという佐藤頭取の説明はかなり苦しい。

  というのは、問題融資に関わる資料は取締役会などに提出されているが、金融検査官が取締役会などの資料の提出を求めないとは考えにくいのだ。検査官は、金融検査の結果について検査報告書を作成するが、紙ベースのエビデンス(証拠)がないと報告書が書けないからだ。

  金融庁には検査報告書を事後的にチェックする部署もあり、その段階では取締役会などの資料は間違いなくチェックされる。こう考えると、みずほ銀行の対応は検査忌避かもしれない。金融庁の出方次第で、みずほ銀は経営刷新、人心一新をやらざるをえない。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131016/dms1310160724003-n1.htm

 

  記事の紹介終わりです。

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