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鳥インフル論文、全面公開は当面見送り WHO勧告
2012.2.18 20:33
【ベルリン=宮下日出男】米政府が生物テロに悪用されるとの懸念から、一部の掲載削除を求めていた強毒性鳥インフルエンザウイルスの研究論文をめぐり、世界保健機関(WHO)は17日、ジュネーブで開かれた緊急会議で、論文の全面公開の公益性を認める一方、安全管理への配慮から全面公開は当面見送るべきだとの勧告をまとめた。
鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の
電子顕微鏡写真(米疾病対策センター提供・共同)論文は、東京大医科学研究所の河岡義裕教授らの研究チームなどが、H5N1型鳥インフルエンザウイルスの遺伝子変異によるヒトへの感染についてまとめたもの。米政府の科学諮問委員会(NSABB)が昨年末、論文の全面公開に反対し、世界の科学者39人が研究を自主停止している。
河岡教授をはじめ22人の専門家らが参加したこの日の会議では、論文の取り扱いに関して、部分的な公開にとどまるよりも、時期が遅れてでも全面公開する方が公衆衛生上の利益になると指摘。ただ、全面公開の前には「研究をめぐる懸念にまず対処すべきだ」と米側の主張にも理解を示した。
また、研究の自主停止については停止期間の延長を求める一方、将来のワクチン開発などのため、ウイルスの研究自体は継続すべきだとの見解で一致した。
WHOでは今後、研究施設からのウイルスの流出防止など、管理・研究に関する安全基準づくりに向け議論を進めていく。
ジュネーブからの報道によると、WHOの勧告について河岡教授は「妥当な結論だ」と評価している。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120218/erp12021820340009-n1.htm
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