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ギリシャ、資金賄えるのはあと 2週間か-3月は 8620億円必要2015/03/05 14:02 JST
(ブルームバーグ):ギリシャへの救済資金の支払いをめぐる協議は7カ月目に入っても打開に至らず、行き詰まりが続けば、1-3月(第1四半期)の成長低迷で同国がリセッション(景気後退)に逆戻りする恐れがあり、数週間以内にデフォルト(債務不履行)状態に陥る危険すらある。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、ギリシャは財務省短期証券(TB)の償還を含めて、今後3週間以内に元本と利子を合わせて約65億ユーロ(約8620億円)の返済ないし借り換えに対応する必要がある。それだけではない。税収不足のために政府予算には1月だけで2億1700万ユーロの穴が開いており、3月は21億ユーロの資金不足に陥る見通しだ。
約1カ月前に発足したギリシャのチプラス政権は、約70億ユーロの救済融資未払い分を実行する条件について、債権者と合意に至っていない。欧州委員会 と国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)で構成するトロイカと前政権の協議は昨年9月にパリで始まったが成果は得られず、1月の総選挙で交渉は中断した。
ギリシャ政府は年金基金や病院、大学を含む公共団体の準備金で予算の不足を穴埋めし、国内の銀行にTBの借り換えに応じるよう圧力をかけてきた。ギリシャ最大の年金基金であるIKAは4日、中央政府とレポ取引に応じることは特別なことではないとの見解を発表した。
ギリシャの救済策に直接関与する当局者2人が匿名を条件に語ったところでは、同国政府は3月末を乗り切るために利用可能な準備金を活用することが予想される。別の当局者は、IMFへの返済分を含めてギリシャの資金ニーズを支障なく賄えるのはあと2週間だけだと指摘した。財務省の報道官は、資金が底を突く時期についてコメントを控えている。
原題:Greece Struggles to Make Debt Math Work Amid Bailout Standoff(抜粋)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NKPZQV6KLVRK01.html
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■ 2009年7月9日
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