八正道

お釈迦様の言葉とのことですが、常に、これら八つの言葉で
示される正しい道を進むように心がけたいと思います。

人間について(修正1・初投稿 H27.12.12)

2015-12-12 04:50:27 | Weblog
聖書の教えに
 「神はわれらの避けどころまた力である。悩める時のいと近き助けである」(詩編46.1)
「静まって、わたしこそ神であることを知れ」(詩編46.1)
ということばがあるということです。

また、仏教の教えに
  「煩悩障眼雖不見・大悲不倦常照我」
(ボンノウショウゲンスイフケン・ダイヒフケンジョウショウガ)(浄土三部経)という教えがあります。
この意味は、煩悩のために遮られている眼には見えないが、仏様は飽きもせず常に私を照らしてくださっている、ということです。
つまり、私たちは日々煩悩に覆われているために、正しい生き方や難問の解決方法が
なかなか考えだせないものである、しかし、仏様はそれでも飽きもせずいつも私たちを
見守って一緒になって考えて下さる。
難問については、チャンスをとらえて私たちに導きの手を差し延べてくださるというとことです。ありがたいことです。

ここで私は思うのです。

人間には「顕在意識」と「潜在意識」があり普段の日常生活では、主に「顕在意識」が働き、深く真剣に思索をするときには「潜在意識」が働くのであると思うのです。そして、煩悩」とは顕在意識であり、「大悲」とか聖書でいう「神」とは潜在意識の働きであると思うのです。

そこで、私はこれら聖書の言葉も仏教の言葉も同じ根拠に基づいていると思うのです。

つまり、

人類は700万年から600万年前に誕生して以来、先祖の遺伝子を受け継いで今日の「私」が生きております。最近の研究結果によると親の遺伝子の0.2%がコピーされて子供に受け継がれるそうです。
人間の体内には60兆個の細胞があり、その一つ一つの細胞の中には20万個の遺伝子があるとのことです。
私たちの心も体もこの遺伝子の働きによって活動しているのです。
つまり、私たちは先祖代々受け継いできた遺伝子の働きによって活動していることになります。
人間の潜在意識の働きとは、これら無数の先祖様方から受け継いできた遺伝子の働きによるものである、
と思うのです。
 
つまり、私たちの頭脳の中には無数の先祖さま方が一緒におられる、と思うのです。

だから、私たちが大きな問題に遭遇した時は、潜在意識の中におられる先祖様方とか「神」が働いて解決してくださると考えて間違いではないと確信します。
つまり、日常生活では希望をも持ちつつ、決して「取りこし苦労」はしないで、自分が今やるべき仕事とか生活に集中し続けることが大切な事である。
特に難問題の解決策については、基本的には、「自分」と一緒に「自分」の体内におられる「神様」とか無数の先祖さま方が総合力を発揮されて、私達を導き、よい考えを示してくださると思われます。
だから、私たちは「自分」がこうしたいという希望することを祈ったり願ったりしていわばおれば、それでもよいのだと思います。この辺の事情については、現実的にも、わたしたちはしばしば、体験することであります。つまり難問で解決できないことも翌日とかまたは何日もたってからふっと「ひらめきで解決の糸口が考えだされるということがあります。

これは、「潜在意識」つまり、先祖さま方とか「神」の働きであると思うのです。つまり、無数の先祖様や神様はすべての体験をされているために難問に対しての解決策を示して下ると考えられます。ここで、私たちには時間をかけて教えて下るのは、この方々の思いやり、つまり私たちにその受け入れ態勢がと整えられる時期を待っておられるのだと思うのです。

また、聖書には「神はいつも私と一緒」という教えがあるということです。