1.健康な体をつくる
健康な体をつくるためには、毎日の食事と運動に気を配り、規則正しい生活をしなければなりません。心の中も明るく健康でなければなりません。
健康な心を作るためには「言葉の力」を活用するのが良いと思います。
2.言葉の力
言葉には力があります。例えば、あるプラス言葉を言い続けていると、やがて、言葉通りの事象がもたらされるといわれます。いわゆる、言葉には言霊という「言葉の力」が宿っているというわけです。
特に、プラス言葉の力は、いざというときに大きな力づけとなり、あわてず、おののかずに、その時自分が為すべきことのみに、淡々と、黙々と、粛々として専念できる力を私たちに与えてくれるのです。
逆に、マイナス言葉は言わないように気をつけること、言ってしまったときには直ぐにその場で打ち消しておくことが肝要であるといわれます。
言い続けるプラス言葉としては、「ついてる」、「ありがとう」、「大丈夫」などが良いといわれています。
3.「ついてる」と「ありがとう」という言葉の力とその効果
億万長者で有名な斉藤一人さんは、「ついてる」と「ありがとう」という言葉を声に出して、毎日、言い続けなさい、と勧めています。
ただ声に出して言うだけでよい、続けることが重要なのであって、特別に頑張る必要はない、と言っておられます。 「ついてる」を一日に1000回、「ありがとう」を一日に100~200回繰り返し、声に出して言い続けれれば、本当に「ついてる人間」になり、心の中には感謝の気持ちが湧いてくるとのことです。
私はこれらの言葉を毎日500回(通常時)、又は1000回(問題ある時)、小声で言い続けることにしています。1000回唱える所要時間は、約12分です。
また、小声で言い続けていると唾液が出てきますが、これも健康に良いそうです。 (1000回までの数え方については、参考事項として最後に示しました。)
私は、次のように気を巡らせながら、言い続けています。
「ついてる、ついてる、ついてる・・・・・・」については、自分の霊魂(心)に注ぎ込むような気持ちになって言い続けます。たとえ、ついてない状況の中にあっても、「ついてる」を言い続ければ、心の中には、それまで考えも及ばなかったような別のついてることが思い浮かんできて、それがついてないと思う気持ちを追い出してしまうのです。
「ありがとう、ありがとう、ありりがとう・・・・・・」については、眼・耳・鼻・舌・腹・両足・頭・天と太陽・空中・大地へと、その一つ一つに対して、「ありがとう」と言うのです。つまり、眼に対して「ありがとう」、耳に対して「ありがとう」、鼻に対して「ありがとう」というふうに続けて、最後に大地に対して「ありがとう」で一巡とします。(これで「ありがとう」を10回言い続けたことになります)ここで、また元に戻って眼から大地まで気を巡られながら、「ありがとう」を言い続けます。これらの10回を100回繰り返すことによって、「ありがとう」を1000回言い続けたことになるわけです。
何故このようにするのかといいますと、私たちは、普段、当たり前のこととして何の関心も示しませんが、私たちが生活できるのは、これら眼・耳・鼻・舌・腹・両足・頭などの諸器官や天と太陽・空中・大地などの自然界のお陰である、と思うからです。だからこれらに対して感謝の気持ちを込めて「ありがとう」と言うのです。
更に言えば、私たちが悩んだり苦しんだりするとき、私たちは自分の心と頭の力だけで解決するものであると思い込んでいます。しかし私たちは通常、意識していませんが、実際には、これら眼や耳や鼻などの諸器官や宇宙、つまり自然界の力が正常に働いているからこそ、悩みや苦しみも解決できる、と思うのです。私たちが、いざというときには、このような総合力が結集された自己回復力ともいえるような力が自然に出現してくると考えられます。
人間も含めて動物はすべて病気に対しては自己治癒力が働くといわれますが、悩みや苦しみが解決される過程にも同じように、このような自己治癒力に相当する力(自己回復力)が働くと思うのです。
また、「ありがとう、ありがとう、ありりがとう・・・・・・」と言い続けていますと、自分にとって、ありがたいと思うことが次から次へと思い浮かんでくることもあります。私たちは決して一人で生活しているのではありません。広く周りを見れば、私たちには多くの仲間やありがたい事柄などが一杯あるのです。それらが「ありがとう」と言い続けているうちに、時々ではありますが、思い浮かんでくるのです。
4.深呼吸(腹式呼吸)
私は健康な体をつくるために、深呼吸(腹式呼吸)を毎日30回以上行っています。
ここでは、新谷弘実医師がその著「病気にならない生き方」の中で述べられている記事を紹介します。
・深呼吸には、副交感神経を刺激し、精神状態を安定させ、免疫機能を高めるという効果がある。
・深呼吸は目をつぶって一日に数十回すれば良い。(以上 p186)
・人間の身体内には約六十兆個の細胞があり、それぞれの個別の活動が、血液・リンパの流れ、胃腸の流れ、尿の流れ、空気の流れ、そして気の流れという五つの流れを媒介に、密接に関係しあいながら生命活動が行われている。(p200)
深呼吸(腹式呼吸)は、これら五つの流れの全てに関係している、と私は思います。
また、副交感神経を刺激するとNK細胞が活性化するといわれます。
人間の体内では、毎日、100万個ほどのガン細胞が発生・消滅を繰り返しているとのことですが、 ガン細胞は、NK細胞の働きによって消滅するといわれています。
5.参考事項:繰り返し回数の数え方
言葉の繰り返し回数は次のようにして数えています。
「ついてる」の場合。4,3,3のリズムとします。
つまり、「ついてる、ついてる、ついてる、ついてる」(4回)・「ついてる、ついてる、ついてる」(3回)・「ついてる、ついてる、ついてる」(3回)というリズムで唱えます。 私はこの4,3,3,=10というリズムが気に入っています。
この4,3,3のリズムで、「ついてる」を10回数える毎に、左手の指を一本ずつ折り、5本折ったら、つぎは一本ずつ広げ、5本とも広げたあと、右手の指を1本折ります。これで100回唱えたことになります。つぎに、左手指をクリアーし、また同じ要領で、次の100回を唱えた後、右手の指、二本目を折ります。このような繰り返しで、右手の指全てを広げ終われば1000回唱えたことになるわけです。
「ありがとう」の場合は、4,3,3のリズムでも良いのですが、身体の各部に感謝するという意味を込めて、各器官に気を移しながら、その一つ一つに対して「ありがとう」と小声で言います。
つまり、気を移しながら、(眼)「ありがとう」、(耳)「ありがとう」、(鼻)「ありがとう」、(口)「ありがとう」、(腹)「ありがとう」、(足裏)「ありがとう」、(天と太陽)「ありがとう」、(空気)「ありがとう」、(大地)「ありがとう」というふうに、( )内の器官などに気を移しながら「ありがとう」を唱えます。これが一巡する(10回数える)毎に左手の指を折り、前述と同じ要領で両手の指を使って、「ありがとう」を回数が1000回になるまで言い続けています。
長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただいて心から感謝します。何かご意見を聞かせていただければ、なお嬉しく思います。
ありがとうございました。