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高圧線の電磁波測定: 現地調査 part 2 “悲劇の館” か、“恐怖の館” か?

2017-08-10 09:49:03 | 電磁波

高圧線の電磁波測定: 現地調査 part 2 “悲劇の館” か、“恐怖の館” か?

前回の現地調査以来、遠方に出かけるときにも電磁波測定器を携行しているが、先日、普段あまり乗らない、と或るJR線の電車の窓から “鉄塔銀座” を見つけた。いったん用を済ませてから、帰りの電車で途中下車して調査を開始したところ、以下のような見慣れない送電鉄塔を発見した。

 

 

 

   

この鉄塔は、JRの高架線鉄道のすぐ脇に立っており、高圧送電線じたいは電車の線路にほぼ直角に交差している。

 

左のコンクリートが高架鉄道で、それを高圧線がまたいでいる。

この写真では、鉄塔のちょうど側面から撮影したために、2本足の柱のうち向こう側がちょうど重なって、手前の1本しか見えていない。

   

下の写真ではJRが走っており、鉄道の架線が上を水平にたくさん走っているのも見える。

手前に見える戸建住宅は比較的新しい。ベランダに布団を干しているが、この階に寝室がある可能性もある。送電鉄塔から道路1本隔てた場所であり、しかも高圧送電線の真下である。

 鉄道の高架線を挟んで2基の送電鉄塔が前後に写っていることになる。手前のクリーム色の鉄塔はパイプ構造のもので、向こう側の遠景に見えるのは典型的な従来型のものである。 この目新しいクリーム色の送電鉄塔はここから半径2kmくらいの範囲にはこれ1基しか見つけられなかった。

従来のV字鋼を組んだタイプのものは、これから少しずつこのクリーム色のパイプ型に置き換わっていくことも考えられる。

  左が、やぐらにすじかいを豊富に入れた従来型で、右が今回わたしが初めて見た円筒二本足の “新型” である。この送電鉄塔は、V字鋼をやぐら状に組んで作る従来のタイプとは全く違う構造で、工法も根本的に異なると思われる。中空の柱を基本とした構造で、パーツをある程度組み立ててからクレーンで積み上げたに違いない。ネットで調べてみると、円筒形の脚の中にコンクリートを流し込む場合もあるようだ。

  

  さて、いくら送電鉄塔が “新型” になっても、左右で “対” になった両腕が3連で1組になり、3連の2組という基本構造はそのまま踏襲されている。さらにその6対で合計12本の高圧線の上にさらに左右1本ずつが載って、総合計14本となっている。

 

 

 

  

 

     路上での測定では、6.08mG(ミリガウス) から 6.23mG(ミリガウス)である。

前回の最初の現地調査で、わたしは 3mG を超えているのに驚いていたものだ。この町を1時間半歩き回ってさんざん測ったが、この町の高圧送電線近辺では 6mG(ミリガウス) は当たり前である。鉄塔が新型かどうかは関係がない。

基本的なことであるが、人間の住む環境では低周波磁場は 1mG (ミリガウス)以下 であることが必須条件である。これを超える環境に生活することには、さまざまな健康障害を引き起こすリスクがあるとされている。

 

   路上に立って見ると、高圧送電線の両側にマンションが建っていて、左が6階建て、右が7階建てである。マンション住民の被曝値は路上測定の 6mG (ミリガウス) どころではないはずだ。 

室内での測定は無理としても、何とか屋上に上がって測定できないものか?

 

  

 

 右のマンションは築40年以上は経っていそうな建物で、オートロックではなさそうだ。もしかしたら屋上に上がれるかもしれない。建物としては直下ではないにしても、とにかく高圧送電線にかなり近い。なんとか測定したい。

玄関に入ると、日本の高度経済成長期のマンションの典型的なスタイルである。なんと、エレベーターなしの7階建てである。昭和の歴史遺産建造物として保存すべき貴重な物件である。

狭い階段をくるくる回りながら登り続けたのだが、屋上への扉は無情にもカギがかかっていた。しかし、幸運にも7階の廊下の高圧線に向いた側に窓があった。

そこに測定器を向けスイッチを入れた。

 低周波磁場として 49.9mG (ミリガウス) という数値を示した。わたしは愕然とした。これはほとんど “殺人的な数値” である。 とうぜん2ケタであろうと思っていたが、まさかこれほどとは!

ひとによっては、ここに立っただけで頭痛がして気分が悪くなる数値であるほぼ 50mG (ミリガウス) である。

この窓は途中までしか開かず、カメラを差し込んでやっとのことで3枚撮った。左の写真は高圧線が、右の写真では送電鉄塔と高架線のJRの線路が見える。7階から見下ろすと、かなりの高さであることがわかる。ということは上空に張られた高圧送電線にそれだけ近いということだ。

 

 

このあと、降りてから、この窓を外側から見上げて撮影したのが、以下の写真である。

この窓辺で 49.9mG (ミリガウス)

この半世紀近く経っていると思われるマンションには各フロア4世帯が、計7フロアで、28世帯が暮らしていることになる。すでに多くの家族が入れ替わってきたことであろう。中には、家族に病人が続出して、高圧送電線との関係に気づき、去って行った家族もあったことだろう。

 

49.9mG (ミリガウス) という数値がどれだけのものかを示す参考資料を挙げよう。 

 16mG (ミリガウス) を超えるだけでも大問題で、これだけの相関関係が見られるのだ。

「定期的な被曝」 でも、2.9倍とある。

しかし、この“悲劇の館” では、“日常的な不断の被曝” であり、 しかも最高49.9mG (ミリガウス) なのである。半世紀近く、ここの妊婦がみな無事な出産だったとはとても思えない。

 

このデータからすると、あるマンションが不断に強い低周波電磁波にさらされていれば、そのマンションに生まれる子供は女の子が異常に多くなるであろう。ここも 「あのマンションは昔から女の子が多いのよね」 とささやかれている可能性もある。

 

女の子が多いだけならば、まだいいかもしれない。

0.1μT(マイクロテスラ) は 1mG(ミリガウス) である。 いちばん下の段は、「寝室の磁場が 4mG 以上の場合、急性リンパ性白血病の発症率は 4.6倍になる」 と読む。

このマンションの1階は 6mG(ミリガウス) であり、7階はほぼ 50mG(ミリガウス) である。

単純計算で、6階は40mG、 5階は 30mG、 4階は 20mG、 3階は 10mG、 2階は 8mG、 1階は 6mG といったところであろうか。いずれにしても どれも 4mG(ミリガウス) を上回っている。

 

白血病は “血液がん” で比較的検査しやすいようで、疫学調査にはよく出てくる。しかし、乳がん、肺がん、前立腺がん、脳腫瘍、子宮がん、肝臓がん、膵臓がん 等々、電磁波は、あらゆる臓器のがんを促進させると言われている。

 

 

 

 

 

 

  

また、うつ病をはじめさまざまな精神病を引き起こし、自殺に至るケースもある。

 

このエレベーターなしの7階建てマンションは、高度経済成長期以来、いろいろな家族が移り住んできては、さまざまな不幸な目に遭っては去って行った “悲劇の館” であった可能性がある。

7階建てだが、エレベーターがないので上に行くほど安く、若夫婦が多かったであろう。若い父親が 「足腰が鍛えられていいだろ?」 などと子供たちに口癖のように言っていたのではなかろうか。

そして、今でも “悲劇の館” の歴史はリアルタイムで連綿と続いているのだ。

 

 この町では、この場所以外も調査したが、駅周辺の商業地区から住宅地に入ると、新しい“悲劇の館” がいくつも建っているのに驚いた。わざわざ高圧線の真下に比較的新しいマンションが軒を連ねているのだ。

不動産業者や電力会社は高圧送電線について質問されて、何と答えているのであろうか?

「国の基準値以下ですから問題ないですよ」  「そんなに問題になるほどだったら、マンションなんか建てられませんよ」  「ま、気にする人は気にしますけれどね」 ・・・・・などと、相手の表情をちらちら見ながら答えているのであろうか。 

 

少なくとも、彼らが自分たちの知っていることをすべて質問者に伝えているとは思えない。 

 

高圧線直下の路上で 8.89mG (ミリガウス) である。

 

携帯基地局の電磁波は高周波のマイクロ波であり、鉄筋コンクリートはバリアとなるが、高圧送電線の低周波磁場は鉄板も、鉄筋コンクリートもやすやすと透過する。

2階、3階と上がれば、それだけ上空の高圧送電線に近づいて、それだけ多く被曝する。多くの家庭では、子供部屋は上の階になる傾向がある。

 

高圧線直下である。 わざわざ高圧送電線に沿った長いマンションを設計している。

 2階、3階では、毎日少なくとも 10~15mG(ミリガウス) は被曝していることであろう。 子供たちの寝顔を思い浮かべると、涙がこみ上げてくる。

 

 

 

写真上下とも低階層の瀟洒なマンション。しかし、見事に高圧線直下である。 路上測定地はどちらも 7.59mG (ミリガウス)

 

 

 

 

  

 

空をよく見て頂きたい。 いずれも建物の真上を高圧送電線が走っている。“7本 x 2列” の14本である。

 

 

 

 

常に町を “睥睨” している送電鉄塔。

 

 

 

 

 

 

 

 

   “悲劇の館” と書いたが、 “悲劇の町” と言うべきかもしれない。

 この町は、まさに “日本の縮図” である。

本当のことを知らされずに、経済成長のために犠牲にされている国民 ・・・ 

 

 

 

“昭和の歴史的建造物” に戻って、あらためてじっくり見て頂きたい。 あることに気づかないだろうか?

 

どの階でも 4号室 を飛ばして 5号室 になっている。 最初は普通に1,2,3,4 号室となっていたのが、あるときから 4号室をなくして、5号室に変えたとしたら、“悲劇の館” どころか、“恐怖の館” ではないか?  

 

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20 コメント

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シャンティフーラで紹介されました。 (希ノ醍 輝平左ヱ門)
2017-08-11 23:36:00
ザウルス様へ
この記事は、2017年8月11日のシャンティフーラの時事ブログ上にも、紹介されています。
希ノ醍  さま (ザウルス)
2017-08-12 07:56:25
ご報告ありがとうございます。
ブログ: 大摩邇(おおまに) でも紹介されました。 
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/2045199.html
Unknown (名無し666)
2017-08-12 09:44:28
ザウルスさん、電磁波の危険性を暴いていただき、勉強になりました。まさか、ハイブリッド車も、電磁波が流れているんですね。つまり、心臓のペースメーカーをやっている方は、ハイブリッド車に乗っていけませんね。誤作動を起こす危険性がありますからね。あと、電磁波の危険性は、船瀬俊介氏も警鐘していましたよ。電磁波で、うつ病や、原因不明の頭痛になると。m(_ _)m
拡散させます (NM)
2017-08-12 12:10:11
現地調査ご苦労様でした。恐ろしい場所に住んでいても「見えない」ために気づかないのですね・・・。

電磁波過敏の娘に「携帯基地局の電磁波ビームが見える」記事を見せたところ「めちゃ怖いやん・・」とつぶやいていましたので、友達にもザウルスさんのブログを読むように拡散してと言っておきました。最近妊娠出産した友人が数名いるので、彼女たちには必ず伝えると言っておりました。

我が家の敷地の隅に電柱があり、大きな変換器がありました。田んぼにも電柱があるので4本分の土地使用料をもらっています。娘の部屋は間取りの関係で電柱に最も近い場所になってしまいましたが「頭が痛くなる」との理由で彼女専用「物置」として使って、なるべく部屋に長時間いないようにしていました。先日「物を取りに入ったけど、なぜか前みたいに頭痛がしない」と言うので電柱を確認したところ、あの変換器がなくなっていたのです。

そういえば少し前にご近所で電気工事をすると関西電力が工事予定書を持ってきて、停電はありませんでしたが通行止にして工事をしていました。もしかしたらその時に変換器を取り外したのではと工事されたお家の敷地隅の電柱を見に行くと・・・やはり変換器がありました。

うちはスマートメーターも拒否なのに、あのお家はオール電化にされたのでしょうか。70歳に近いご主人が初期のパーキンソン病を患っておられるので悪化しないか心配です。しかもご主人の愛車はプリウスなのです・・・。

長文失礼しました。これからも鋭い記事を期待しています。
NM さま (ザウルス)
2017-08-12 13:36:07
電柱に載っている変圧器(トランス) も大きな電磁波源です。二階の窓を開けるとすぐ目の前にあるような国は先進諸国ではありえません。いつも電力会社の都合が優先されていて、マスコミも巨大スポンサーの電力会社にひれ伏しています。そして、その電力会社を日本政府が後押ししているのです。
われわれ市民は自分で警戒して自衛しなければなりません。日本政府は平気で国民を見殺しにします。あてにしていては家族も自分も守れません。
名無し666 さま (ザウルス)
2017-08-12 13:41:51
お役にたてて何よりです。足を使って書いた甲斐がありました。
ガソリン車、ハイブリッド車、EV車 と電磁波は強くなってきているはずです。エンジン音や排ガスを出しているほうがまだ良かったのかもしれません。目に見えない強力な電磁波を出しながら、音もなくスーッと後ろから来るのは怖いですね。
新幹線 (NM)
2017-08-15 15:19:23
ザウルス様 娘から、体力があっていつも笑顔で元気だった友達が、うつ病すれすれの状態になって無表情無感動で、かなり痩せてきていると聞きました。

何度もうちに遊びに来ていた子なので私も心配になりました。スマホは連絡には使うけれど、仕事の性質上休憩時に時々確認する程度で、スマホ依存症ではなさそうだそうです。

気になったのは彼女が親元を離れてから住んでいるアパートです。家賃が安く、駅にも近いので選んだそうですが、2階にある彼女の部屋の目の前に新幹線の線路があるのです。娘も行ったことがあり、あまりの近さに驚いたそうです。

娘とグーグルマップ、ストリートビューで確認したところ十数メートルの距離に新幹線が走っています。仕事は交代勤務なので、休みの日は騒音を気にしながらも家にいるそうです。仕事上のストレスも大きらしいですが、やはり電磁波の影響があるのでしょうか。
新幹線   NM さま (ザウルス)
2017-08-15 16:38:35
http://www.jeic-emf.jp/faq/faq/Shinkansen.html

Q:新幹線の線路からの電磁界は、新幹線が通過した時だけ発生しているのでしょうか?

A: 新幹線は、交流の電気を受電して走行していますので、その周囲には、送電線と似たような磁界が発生していると考えられます。
 また、新幹線は、ある区間ごとに電気を供給しているため、その区間内に新幹線が走行している場合は、目の前を走行していなくても磁界が発生している場合もあります。

“不安鎮静” を目的とした電力会社系のサイトですら、このように言ってます。 走っていなくても電磁波を放射している可能性があるのです。
もちろん走っているときの沿線住民の被曝値はガーンと跳ね上がるはずで、これが繰り返される環境には大きな健康リスクがあります。普通の電車でも問題になります。新幹線なら、なおさらではないでしょうか。
Unknown (送電線 発病率)
2017-08-22 10:57:50
送電線 発病率
でぐぐったら癌やら白血病やら発生率が断然高いなんて
このブログを見て初めて知りました。
電磁波の危険性について共感しましたありがとうございます。
危険物プラス (希ノ醍 輝平左ヱ門)
2017-08-30 04:03:55
ザウルス様、お世話になります。
欧州では、電磁波と核の放射線とを区別しないと聞きますが、それはどの様な意味なのか?と疑問に思い、関連言語を検索してみました。「放射能被曝健康被害2017年」、で候補が出てくる情報の中の「阿修羅のブログ」に、日本全国で発生中の福島3.11由来の放射能被曝の現況が寄せられておりました。
関東東北地域はもちろんのこと富山や大阪、福岡などの地域でも突然の訃報が続いているとの話です。この話の中に出てくる、癌や白血病、心筋梗塞などと言ったら、電磁波を浴びて罹る病気と同じでしょう。
欧州の様に核被爆も、電磁波被爆も同じものとして扱うのが妥当なのではありませんか??
その判断基準で、もしも『電磁波プラス核被曝総量』、を計算し直したならば、日本は深刻な被曝状況になっていることが予想できますから、電力会社や携帯電話会社は既存マスコミを使って「絶対に情報隠蔽をしなくては大変だあ~」とやっているのでしょう。
核被爆の程度の低い地域でも高圧鉄塔や携帯、スマホ等のそばに居続けていれば、病気に罹るという事でしょう。ましてや東北や関東地域では被曝が深刻なので、自殺行為となり死人が発生し続けるというわけでしょう。
潤うのは医者と薬屋、保険会社ばかりということになりますね!!。
残念な国になってます、我が国は、、、、、。

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