「見慣れぬ遊戯」亭

ゲームが趣味のテキトー人間が綴る備忘録+駄文。
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紹介/カードゲーム/「フッチカート」

2017年03月21日 02時01分16秒 | アナログゲーム紹介
 はー、こういうのってゴーアウト系って言うのか…なるほどぉ(←素)
 「フッチカート」のご紹介です。

 原題: futschikato
 日本語タイトル: フリードマンフリーゼのフッチカート完全日本語版(日本語版:アークライト)
 デザイナー: Friedemann Friese
 発売: 2016(独)
 可能人数: 3~8人
 プレイ時間: 15分程度
 ボックスサイズ: 122×95×20(mm)
 カードサイズ: 87×56(mm)

 「ゴーアウト系」「ハンドマネジメント」「数の暴力(意味がオカシイ)」


 

 やっぱりフリーゼのゲームは箱が緑じゃないとね(笑)
 このゲームですが背景設定とかはありません。カードは全部数字だけですからねぇ…「ザ・ゲーム」みたいに悪魔の顔とかも書かれてないし。
 
 

 とうわけでカードは2~20の数字が書かれているだけのカードだけ。色は数字ごとで区別しているだけなので特に色は関係ないです。
 ゲームは自分の手札を全てなくせば勝ちというよくある方式。ゴーアウト系っていうらしいですね…初めて知った(笑)

 

 セットアップ。規定枚数をプレイヤーに配ってあとは山札どーん、以上(笑)
 規定枚数は参加人数によって多少変化します。
 ゲームは手番制でスタプレを決めたら後は順番にどうぞって感じ。

 

 手番でやることは手札から1枚のカードを自分の前に出すだけです。
 ……うん。それだけ(笑)
 で、その後の人もまぁ1枚ずつカードを出していく訳ですが…カードが出された時に処理が1つ入ります。

  

 こんな風に
 1「それまでに場に出されているカード」より「たった今出されたカード」が大きい場合。
 2「それまでに場に出されているカード」より「たった今出されたカード」以下の場合。
 3「たった今出されたカード」が「直前に出されたカード」と同値の場合。
 の3種に処理が分かれるので、カード出したプレイヤー以外のすべてに処理を行います。

 

 1「それまでに場に出されているカード」より「たった今出されたカード」が大きい場合。
 この場合、「それまでに場に出されているカード」は捨て札となり、そのカードを出していたプレイヤーは山札から1枚引くことになります。
 …何が起こっているかってーと、カードが交換されるだけです。

 

 2「それまでに場に出されているカード」より「たった今出されたカード」以下の場合。
 この場合、何も起こりません。どちらのカードもそれぞれの前に出されたままになります。

 

 3「たった今出されたカード」が「直前に出されたカード」と同値の場合。
 これだけが「直前に出されたカード」という条件なんです。
 この場合は双方のカード、ともに数字が足されます。
 …解りにくいですね(笑)
 「3」のカードの次に「3」のカードが出た場合、両方のカードが「6」として扱われます。この「扱われる」とは、上記の処理1、及び処理2に適用されます。まぁ他に数字を使うこともないんですが。
 このシステムがこのゲームのギミックになります。

 

 この時に「6」として扱われることになった2枚に対して、次のプレイヤーが「4」を出した場合、2枚の「3」については処理2が行われます。「4」では「6」より小さいからです。
 「3」をさらに続けて出したらどうなるかと言うと、さらに足されて3枚とも「9」として扱われます。この様な処理が行われるのは連続で出された同じ数字のみなので、その後に「4」「3」と続けてカードが出ていても最後の「3」はそのままです。

 

 で、手番が1周して次に自分の手番となった時、自分の前にカードが残っている場合がありますね。

 

 その時は手番の最初にそのカードは捨て札になります。処理1と違う、カードの補充はありません。
 …勝利条件を思い出しましょう。「手札が無くなったら」ですよね。手札を減らす方法はこの「1周している間に自分のカードが捨て札にならない場合」のみですので積極的に狙っていきましょう。

 まぁ、単体最高の数字カード「20」も場合によっては捨てさせられることになるわけなんですけどねぇ…

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 やることは簡単なんですが、インストが微妙に難しい。
 もちろんカードの処理に関するところで躓くんですよ…一通り説明した後、あまり時間もかからないでしょうし練習として1戦する方が良いですよ。

 ウチがルール読んでて漠然とだけど理解できたのは「アブルクセン」の他プレイヤー攻撃方法と似たようなものだったからですかね…あれも理解するのが難しかったです。
 ただ、慣れてしまえばかなりのスピードで手番が回ることになります。
 簡単に言ってしまえば
 ・カードを1枚出す。
 ・他に出ているカード其々と比べて数字が低いのがあったらそれを捨て札にさせる。
 が基本。
 ・同じ数字が連続して出たら連続した全ての合計として扱われる。しかも連続してる全部が…
 というのが特殊ギミック。
 ・他者にカードを捨てさせられたら山札からカードを引くので枚数は減らない。
 ・1周しても自分の場にカードがあったら自分で捨て札にして枚数が減る。
 というのが勝利への鍵。
 …うん、簡単に書くと正直こんだけです。

 箇条書きで済ませるならこんなもんですよ、うん。


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