骨髄液提供関連で、確認検査をしてからおよそ1ヶ月が経ちました。
検査結果は翌週届いたのですが、実際に骨髄液を提供するかはまだ結論が
出ていなかったのです。
今日、骨髄バンクから、通知が届きました。
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「コーディネート終了のお知らせ」
骨髄バンク事業にご協力いただきましてありがとうございます。
貴方様の骨髄提供のご意思にそってコーディネートを進めさせていただいておりましたが、
患者さんの都合により今回のコーディネートは終了となりました。
終了の主な理由は下記に示すとおりですが、詳細についてはお知らせしておりません。
これまでのご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。
<患者さんの都合による主な終了理由>
HLA(DNA)が不一致のとき
他のドナー候補者の方が骨髄採取の運びとなったとき
患者さんの病状変化等により治療方針が変更、または骨髄移植を見合わせる
ことになったとき
など
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通知を読んで暫くして、コーディネーターさんから電話が来ました。
改めて、コーディネートの終了を知らされました。
私からの感想として、思ったよりも結論が出るのが早かったことを伝えました。
(特に急ぎではない、とのことだったので、もう少し時間が掛かるのだろうなと思っていた)
コーディネーターさんからは、
「終了の詳細は解らないのだけれども、もしかしたら他のドナーさんから提供してもらう
ことになったのかも知れません」
「あくまでも推測の域ですが…。元々、型が合ったドナー候補者がいたのだけれど、
出来るだけHLAの遺伝子型が近い人から提供してもらいたいから、更に検索をかけて
(私を含む?)ドナーを探したのだけれども、結局のところ、これ以上最適な候補者は
見つからなかったのでしょう」
とのことでした。
今回に関しては、骨髄液を実際に提供することなく、コーディネートが終了してしまいました。
話が持ち上がってから、色々なサイトで体験談を読んだり、家庭や職場などで話し合ったり、
また自分なりに文献を読んで改めて勉強しなおしたりと、結構考えさせられたものでした。
自らの身体に傷を入れてまで骨髄液を提供する、というリスクもあるのですが、重々
承知の上で覚悟はできていました。
正直なところ、「終了」と結論が出て、拍子抜けしてしまいました。何だか、肩透かしを
喰らったような感じで…。
でも、私(ドナー)ではなく患者さんの立場からすると止むを得ないことだったのかも
知れません。骨髄液を提供してもらってからも、患者さんの闘いは続くわけですから。
リスクはリスクでも、ドナー側から比べたら患者さんのそれは比べように無いほど
高いわけで。命が掛かっているのですから。
残念ながら、骨髄液を提供することは出来なかった私にとって、今できる事は
患者さんの病状の好転を願うこと、ぐらいでしょうか。
どうか、患者さんが元気になりますように…。
少し、落ち着いてから献血にも復帰したいと思っています。
間接的ではあるけれども、これも血液疾患等と闘っている患者さんに対してできる事ですから。