イロハログ

***創作歌詞サイト***

※無断引用転載ご勘弁ください※

[A-3] 片想い

2013-02-11 03:22:18 | Aナンバー

  青の濃い空 見上げて もう充分だよ
  影を踏むような想いを抱えたままなの
  優しくしたくてたまらない
  我儘なコドモ
☆ 笑ってくれたから嬉しくて
  叶わないのに願ったりしちゃうんだ
  見てるだけでいいなんて半分
  ……片想いに疲れたら 幸せを祈るために
  遠い背中 見ないふりしなくちゃ

  これで最後って覚悟を決めていたくせに
  口先ばかり会いたいって 気軽な素振りで
  叶わないのが怖いから
  本気では言わない
☆ 素直に愛情を溢れさせていたい
  ニュアンス違うけど 安心させたい
  期待なんか分不相応だって
  どうして思ってしまうんだろ
  あたし ほんとは息が苦しいくらい
  あなたが好きなのに

  タイミングが違えば?
  Ah

☆ そんなひとことで報われたつもり
  一喜一憂して 満たされて虚しい
  すべてプラスだって言い張れば
  あなたのことを 好きでいてもいいかな
  ひとつひとつが特別すぎて
  現実は時々痛いけど
  あなたが生きているだけで
  明日はきっと 変われる気がするの






ーーーーーーーーーーーーーー
2008.8.7制作、Aー3

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only one child

2013-02-11 03:08:54 | 非分類


雲ひとつない 高く晴れた青空
突然の別れなのに
せつなさはとても優しい
思い出を指折り数え 辿ってゆく木陰道
☆ あんなに大事に 思ってくれていたのに
返せるものが何ひとつ なくて ごめんなさい……

恥ずかしがりやで うまく向き合えなくて
最後に会ったのはすでに何カ月も前のこと
安らかに眠る顔に ありがとうと繰り返す
☆ こんなときにも間に合わなかったけれど
ひとめでも会えたことを ずっと忘れない……

名前を呼んでくれたと聞いたよ
空が眩しくて 涙 止まらない

☆ こんなに大事に 思ってくれていたこと
今頃だけど気付けて 本当に良かった
☆ 何も返せないままだったわたしのこと
ただ存在ごと愛してくれてありがとう……






ーーーーーーーーーーーーーー
2006.6.4制作
母方の祖母のことですねえ
大学院に通ってた頃
試験期間の真っ最中で、
これを落とすと留年っていう科目の先生が「忌引きはない」って言ったために
わたしひとり葬式に出られなかったことを今でも悔やんでいます

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ガラスの砦

2013-02-11 02:41:23 | 非分類


言葉にも出来なかった幼い日を背にして来たの
夢は今でも遠いままで 遙か 恐れ 縮こまってゆく
疲れた夜は身を投げ出し 何でもない歌に泣けてしまう
無音の響く夜の中で 声を殺し ひとり願う
「頑張らなくていい」なんてやめて
「自由になっていい」と言わないで
脆いこの身を支える最後の言い訳だから
★ ガラスの砦 生きてく意味を決めつけてきた
もしも今頃壊れたら
やり直す余裕がない

幸せと夢が違う 正しさならばどちらにもない
夜明けの色も見慣れる頃 何もかもを諦めてる
街の音に紛れてゆく 輝いた日も消したい過去も
身の程知って それでもまだ語る資格あるだろうか
「頑張ってるね」ってそれだけでいい
「間違ってないよ」って言ってほしい
足下から揺らめくけど最後の意地を張りたい
★ ガラスの砦 生きてく意味はわたしにもある
気付かない程 ささやかに
それでも 残るもの
★ ガラスの砦 生きてく意味を信じていたい
虚しく見えるわずかでも
何かは 世界に 生まれている







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2005.5.19制作
幸せと夢が違う、のどちらでもなかった
寂寥感とともに振り返る一作なのでした


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フィルム

2013-02-11 02:30:13 | 非分類


季節は過ぎて 新しいデジカメを買いました
棚の奥で眠り続けるコンパクトカメラ ばいばい
現像されないまま残った 最後のフィルムに写るせつなさ
★ あの頃の夢 些細な憧れ 今はもう
ズレてくような道をそれでも進むだけ
取り残された時代をあとに

レンズ覗く瞳の色は 同じ空の青さ?
生きづらい世の中になったって思います
だけど街角のオブジェにはなれなくて
変わり果てていくのも 人生

★ あの頃のまま いられないのは 当然です
少しでも振り返った道が 優しく
★ 景色を留め 面影たどるフィルムを
解き放ち 陽のもとにさらそう 消えてゆけ
取り戻せない時代をあとに





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2005.4.8制作
これも100のお題。
 
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鼻緒

2013-02-11 02:06:48 | 非分類


  しとしと 雨降る夜は
  夢を見て眠ることさえせつない
  お祭りのあとで 振り返った灯り
  微笑む君に 袂翻し
  もう会えない
★ 運命なんてものが もし あると言うのならば 
  わたしたちはきっと 離れてく宿命(さだめ)
  ふつり切れた鼻緒みたい 裸足で逃げ出すの
  君の等しい優しさから

  雨上がりの紫陽花なら
  涙の滴も綺麗に纏う
  左前の襟に きゅっとしがみつくように
  君の温かさを忘れたくて
  ひとり泣いてた
★ 運命なんてものが もし あると言うとしても
  知り得ない未来に傷ついてばかり
  ふつり切れた鼻緒みたい 結び直せないまま
  君の優しさを見失う

  何も言えずに月明り
  君の声も聞こえない

★ 銀河みたい 煌めくほど遠ざかっていくの
  裾を拾うような想いで見上げた

★ 運命なんてものが もし あると言うのならば
  わたしたちはきっと 離れてく宿命(さだめ)
  ふつり切れた鼻緒みたい 裸足で逃げ出すの
  手に入らない優しさから




ーーーーーーーーーーーーーー
2004.5.12制作
100のお題をやっていたためにこのタイトル。

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[M-2] HONEY

2013-02-11 01:57:11 | Mシリーズ


忙しいあなたは 残業手当ばかりたまって
わかっててもやっぱり……寂しい
あんなにもあの頃 深く傷ついていたのに
いつのまにか 癒されてたこと
今 気づく
★ もう その存在は大きいものになってる
ただ素直になることさえ恐かったの HONEY

月に一度の逢瀬 時間が経つのって早いね
カッコつけずにいられることが……心地良い
★ 遠い未来を疑ってしまうココロも
なぜか一緒にいれば強くなれる気がしてる

きっと迷いも葛藤も起こるだろう
壊れてもいい
嘘じゃない恋をしてるから

★ でも歩む道がひとつだったらいいね
ただ手をつないでいること信じたいよ
……信じてるよ HONEY
close to you






-------------
2004.2.25、Mー2
こういうのを書いてた時期もあったんですっていう
いまやだいぶガラじゃない感じに…

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[M-1] 中途半端

2013-02-11 01:29:36 | Mシリーズ

誰にでも優しいなんて 悪気ない分だけ厄介ね
何故あの日 手をつないでたの?
あまりにも自然すぎたから 不思議ね お互い気づかなかった
★ 見抜かないで 抱えたトップシークレット
関係は中途半端
あなたには教えてあげない
傷つけないでいたいから

戯れ合って傍にいるけど 心本当に開いてるかな
あなたにも内緒事あるね?
人恋しい秋の夕暮れは 何でか甘えてしまうけど
★ 見抜かないよ 抱えたトップシークレット
私たち中途半端
あなたには絶対言わない
この距離のままでいたいから

気まずくなるのはタブーでしょ
明日からはいつも通りに 笑ってあげる
★ そうよ だから見抜かないでいて
これでいいの 中途半端
あなたには教えてあげない
この距離のままでいたいから





ーーーーーーーーーー
2002.10.15制作、M-1
すごくポップなメロディーに書いた歌詞
歌うと「ちゅーうーとはーんーぱっ♪」陽気
 
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2013-02-10 15:53:46 | 非分類


  寂しいからって死ねるウサギに憧れていいのは十代前半まで
  明日は出張 書類もたまってるし
  平凡でしょう? 責任でしょう
  叫び出したい激情を抱えていたとして
  とっくにみんな孤独だわ
★ 残念だけれどあたし大丈夫なの
  泣き崩れて 慰められたかった
  こんなに傷ついても無駄なのに
  もう少し強かったら……
  平気なふりして あと何千日を生きてゆけば許されるのだろう
  信じれば救われるのなら もう天に還していい

  本当のことは誰も知らないって思いたいの 裏切りが恐い
  あたし自身の心変わりでさえも
  ありがちでしょう? 虚しいでしょう
  冷めた子供が冷めた大人になっただけ
  だからって手に入らない
★ 残念だけれど もう落ちこぼれてる
  人並みなんて 疾うに無理な話
  おかあさん おとうさん ごめんなさい
  あたしだってこんなはずじゃ……
  頑張ってるのは理由にならなくて
  運だけでは片付けたくないの
  ついて来なさいと言われたら 神様二の句はないわ

  雑音だらけの壊れたラジオの癖して
  常識があるから苦しい

★ 残念だけれど あたし大丈夫なの
  気が狂って ひとりになりたかった
  弱くもなく 強くもないために
  どうあっても生き抜かなきゃ……
  時はやってきて傷を泳ぎながら
  無かったかのように笑ってみせる
  ウサギになれないと知った日から
  ただ耐えて 耐えてゆくの





ーーーーーーーーーーーーー
2011.11.14制作。



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