紅

何もかもに疲れて　夜の真中
ガラスみたいに　夢ならば散ってったわ
秋が来ればいいの　有耶無耶に紛れるでしょう
帰らない人なんてひとりやふたりじゃないわ
☆　はっとして立ち止まるこの街の空は
優しさともつかない紅い紅

誰かと比べて泣かなくてもいいと
指針を失う事のほうが重荷ね
愚痴ってられるうちは幾分かましなんだわ
悟られないように傷つくひとは　ねぇ哀しい
☆　言葉が怖かったけれどそれは事実
もうここには一生帰れないでしょう　きっと

☆　はっとして立ち止まる　でもまた歩く
どうしようもなく遠ざかる紅い紅

自由

いま　真夜中の２時
行方知れない現実は　闇
もう　明日のわたしに
希望なんて無いでしょう
リアルだった人並みの幸せ
あなたがいない　奪われた冬が爛れていく
☆　神様がいるのなら……　
諦めに罰が下るかな
もうそれでもいいや
よっぽど頑張ってきた
膝折って茫然と　宙
さよなら　ありがとう
昏ってしまいたい

この手にしてるのは　失うものばかりね
誰も乗らない最終電車
わたしでなくちゃだめなことが　終点にある？
☆　先生　あんなに意義や使命を教えてくれても　
命は汚いわ
見掛けだけに騙されるまわりがひどく尤もで
わたしが間違いね
笑顔で手向けを

☆　神様はわかっている
天命は不可侵だから　
ちっぽけな抵抗
プライドに酔いしれたら
心が逃げ道になるね
……わたしにも自由を
だけど明日は来る

‐‐‐‐‐‐
１１．７．５．制作。
寝ながらリアル深夜２時に作成。
起きて見たら「死ねばいいのに」とか書いてあってビビる。
さすがに直しましたが…。
系統未分類。

悲しい歌は聞きたくない

いつも３人で遊んでた
彼は彼女が好きだった
付き合い始めてからはもう
どこへも誘われなくなった
昔　愛して愛された人を思い出す　さみしさ
鏡の中に変わらない自分が揺れる
☆　悲しい歌は聞きたくない
微笑んで　青い空
世界中で一人も
この思いをわからない

昨日迷ったアロマライト
やっと決心して　買いに行く
「火曜日定休」のシャッターが
この心まで閉め出した
冷蔵庫に最後のプリン　お気に入りの番組眺め
笑いながらも気付いてる　この虚しさ
☆　幸せは星より　溢れているけど
たったひとつの悲しみを
癒すことも　できはしない

☆　悲しい歌は聞きたくない
自分で何とかできる
世界中で一人も
この思いを笑わない

*************
０７．１．２３．制作
なんか素直な内容で驚くというかあんまり自分変わってない。
激情はなく淡々と、恵まれてるのにやりきれない、
だけどささやかな暮らしを楽しめてもいる、
それがまた虚しいけど、
ヒロインぶりたくはないんです
という
この曖昧な感じを書きたかったのかな〜。
今回ラストをちょっとだけ変えてしまいました。
毎度のことなんだけどわたしは締めくくりがすごく下手なんだよ……。
今回もラストが失笑ものだったよ……。
当時のお気に入り番組は「ぷっすま」でした今「嵐にしやがれ」。
最もどーーでもいい情報。

メイズ

正しいこと　間違ってることの境　曖昧になってる
グレーゾーンをどこまで選ぶかにきっと　個性が出る
春の訪れまでゴマカされてるみたい
流行りのイロだって誰がつくるの
☆　どこかでまだ　痛むようにひきずっている
救われたくなくて
幸せを追う　(この)群れの中
迷い子になっても　譲れない理想郷

考え尽くして　取る手のない昨日のことにまた落ち込む
愚鈍な自分を殺してやりたくなる時さえある
天真爛漫なヒトの振る舞いに傷つく
花吹雪で隠し　ニガワライした
☆　たったひとりで　帰らぬ旅に行ってしまいたい
跡も残さないで
幸せを追う　(この)生活に
ついてはゆけなくて　失敗に捕まってる

つけて回った傷がもし癒されて
恨みも悲しみも消えてくれたら
わたしなど　忘れてほしい
どうか　すべてのひとが幸せであるように

☆　ココロが　叫ぶようにひきずっている
赦されたいくせに
決めたように　(そう)生きていたい
願い続けるから　このメイズで立ち止まる

*************
０５．３．１２．制作
０８．８．１６リメイク

ポップな曲調でなかなか重めの内容。
だいぶわたしの性格が出てる一作かと思いマス。

AESTHETICS

「失敗にも挫けないで　何度でも挑戦しよう」なんて
無責任なラジオ　本当にそうかな
夏の日差しに少し　目を細めたら
涙零れた
☆　夢も恋も時として諦めなきゃいけない
そんな悲しみがあること　わたし知った
何年か未来のわたしから見たなら今が
憐れに思えたりするかな？

久しぶりに海が見たい
最近ちょっとさみしかったから
慰め　励まし　たくさんもらったけど
いくら待ってみても　逆転勝利　訪れはしない
☆　無駄なものはひとつもないっていつかわかるとか
そんなことわたしにはどうでもいいよ
屑みたいなこの人生を誰かが愛してくれたら
何か変わるかな？

大丈夫　ほんとはわかってる
きっと笑えるようになるよ

☆　夢も恋も時として諦めなきゃいけない
人生は平等なんかじゃないけど
☆　不幸の意味がずっとわからなくたっていいよ
わたしは美学によって凛と生きていく
何年か未来のわたしから見たなら今は
せつなくも愛しいでしょう？

‐‐‐‐‐‐‐‐
０７．５．２９．制作。
意外に「むりに失望を美化せずに受け止める歌詞」って少ないんじゃないかなと思って書いたもの。
就職で第一・第二志望におっこちたときの気持ちさ。

炉

純銀をつくるように
悩みの炉で試されている
恐れと不安のなかで　ただあなたに祈るの
描いてきた愛や夢　失うかもしれないことに
傷つき果てたはずなのに
まだ涙とまらない
でも……　最善にしかならない
弱いときに強くなれるの
☆　ねぇ神様　あなたを信じてるそれだけは
他の誰にも奪えないの
この願いが暗闇に葬られるときでも
強く命じて　生きなさいと

わたしを裏切ったひとの　幸せを思いやることは
悲しくてみすぼらしい　報われない結末
でも……　凛としていたいから
あなただけがすべて知ってる
☆　ねぇ神様　あなたにゆだねてるこの道は
ときに裂かれて痛いけれど
揺らがないで　答えを待ちながら空を仰ぐ
借りた命を返す日まで

☆　ねぇ神様　あなたを信じてるそれだけは
他の誰にも奪えないの
この願いが暗闇に葬られるときでも
思い知らせて　愛してると

‐‐‐‐‐‐
１１．２．１２．制作。
久々に賛美〜。
blogでは書けないけどサビの「だけは」に点が振ってあります。
それが意地かなー。

[D.e.37] エンディングロール

☆　あなたが大好きだった
ひとりで席を立って
永いエンディングロールを
この背中で見送るよ

どんなに時が経っても　あなただけと
痛む別れに負けない永遠　誓った
あの日の風に　切なくなる想い出を
失わないためならば　この身を削っても
だけど　いま煌めく　わたしだけの未来
誰かに出逢う　変わってゆく
止められないこころ
☆　この夏が終わるときには
あなたのいない人生
忘れることが怖かったのに
少しだけ微笑んでる
☆　サヨナラは青い空へ
まばたきをひとつしたら
哀しいほどの自由のなかで
新しいわたしになる


☆　愛してないわけじゃない
わたしが生きているだけ
幸せになることを　あなたが
ゆるしてくれるから　ひどくせつない
☆　この夏が終わるときには
あなたのいない人生
優しすぎた遠い夕暮れに
少しだけ微笑んでる

☆　あなたが大好きだった
ひとりで席を立って
永いエンディングロールを
この背中で見送るよ

**********
０７．８．７、D.e.37
ある日いきなり吹っ切れて書いた詞。
さびが多いのは…わたしのせいじゃにゃいもーｎ
この歌詞を書いてすっきりしたのでD.e.はほぼこれでおしまい。
D.e.とA-29兼用のD.e.38がありますが没

[D.e.34] Letters

何年振りの手紙
差出人がないのは君だけのしるし
言葉を尽くして伝えられるなら
永い孤独さえ報われるけれど
あの日へ続く扉の鍵のありか
知ってしまっても取り戻せない
☆　夕暮れに君が生きていて
切なさを覚えている
君のこと　何でもいいから
知らせてほしい　いつでも
君を想ってるよ

夢だったかな　って迷う
確かなものほど揺らぐと弱くなるの
思い出のほかは何も残らない
手紙を　君のための箱にしまった
ハッピーエンドなんて今更信じてない
だけど願うのは君のことばかり
☆　夕暮れて　遠い帰り道
ひとりぼっちを思い知る
煌めいた一番星にも
叶えられない未来をそっと描いてみるよ

Ah　あの日に君と見ていた空の色
眠らせてたこの心をふいに風が吹き荒らして
響いてる

☆　夕暮れに　君が生きていて
ひとりぼっちを思い知る
君のこと　何年経っても
知らせてほしい　いまでも
君を想ってるよ

叶うことはなくても君だけを想ってるよ

****************
０７．２．７、D.e.34
歌うと「夕暮れ」が耳に残る歌詞。
とある2行がD.e.31「非常階段」と完全に同じこと言ってますが無意識でした。
２年後くらいに気づいた。遅すぎる。
というくらいD.e.は基本全部似ている。

[D.e.33] Heart

最期の願いはひとつ あなたは優しく笑った
哀しいサヨナラだけど だからこそきっと永遠に傍にいる
燃え上がるような夕暮れに　あなたの横顔が染まった
途方もないこのせつなさ　言葉をもてあましている
こんなに愛していて 愛されているのにね
誰もあなたを止められない　風のように翔け抜けてく
Ah 何より自分を犠牲にして　散る花のように微笑うのね
☆　There's nothing for us to lose　　
時の流れに負けない
あなたのことを強く心に刻むよ
何も無いけど いま 両手を高く上げ
星のような歌を捧ぐ

声のかぎりに
I never leave you feeling all alone
誓うことができる
その生き方を決して変えられないように
この想いも変わりはしないでしょう

☆　I'm still here with you
世界の美しさ
あなたのことをいつも感じているよ
街並みに紛れて 探し続けてみても
二度と取り戻せないけど
☆　There's nothing for us to lose
時の流れに負けない
一生でいちどきりの 出逢いだから
何も無いけど いま この心をこめて
あなたのために歌を捧ぐ

☆　There's nothing for us to lose
Can you feel my heart for you？
一生でいちどきりの 出逢いだから
何も無いけど いま この心をこめて
あなたのために歌を捧ぐ

*************
０６．１１．２．Ｄｅ．３３
原曲が英語を多用していたことを受けこんなことに。
日本語んとこは割と好きなんだけどなあ
もう二度と英語とか入れんわ

[D.e.31] 非常階段

　　秋のなか　永遠のさよならがまだ痛む
　　君はもういないのにね　愛してる
　　きっと明日　なんにもなかったように君が生きてて
　　この未来もずっと傍で　なんて夢をまだ見てしまうのに
★　屋上への非常階段　神戸の夜は煌めく銀河　　
　　いつも隣にいた君の分の空白が埋まらないよ

　　割り切ってうまくかわせることが　オトナなら
　　君のこと　誰にも二度と話せない
　　来ないことはわかってる　逆転ハッピーエンドなんか
　　だけど君をあきらめないと　言い切れるのは強がりなのかな
★　いますぐ君に帰りたい　一緒にいた街は海の向こう　
　　息づくせつない感覚を　君だけが解ってくれるから
　
　　こころでいつまでも……
　　どんな真実があったとして
　　Ah　とっくにすべてをゆるしている
　　君がいればそれでいいよ
　　永遠を手に入れた


★　哀愁への非常階段　昇るたびあの秋に出逢えるけど
　　逃げ込んだ記憶は儚く　現実と折り合わない迷宮

★　幸福への非常階段　君への想いが最後の砦
　　優しいさみしさの隣で
　　君のあたたかさをなぞっているよ　Ah




***********
０６．７．１２．　D.e.３１
１００のお題をやっていた頃だったのでこのタイトルとモチーフ。
「こころでいつまでも～」の５行は中々良かったと思います
が他が