ゆうゆうの教会便り

私の教会のこと、教会生活をボチボチと・・・・

「ナザレのイエスは神の子か?」

2017-01-10 22:17:40 | その他
暮れからお正月にかけて表題の本を読みました。

ナザレのイエスは神の子か? ―「キリスト」を調べたジャーナリストの記録―
Lee Strobel(リー・ストロベル)著 峯岸麻子訳

シカゴ・トリビューン紙の記者として活躍していたストロベルさんは、ガチガチの無神論でしたが、
クリスチャンになった奥様レスリーさんの、クリスチャンになった後の人間性の変化、自信に満ちあふれた
高潔な女性へと変わっていく様子のすばらしさに感動を覚えました。
そして彼女の中で起きている静かな重要な変化の原因を知りたいと思うようになり、キリスト教に関する
あらゆる事実関係を徹底的に調査することにしました。
膨大な本を読み、専門家にインタビューし、歴史を振り返り、考古学を参照し、古代文学を学びました。
生まれて初めて聖書を手にし、その一節一節を読み始めたそうです。
その調査の過程で歴史、科学、哲学、心理学が指し示した証拠は彼をして熱心なクリスチャンに変え、
彼はその後、ウィロークリーク・コミュニティ・チャーチの教育担当牧師も務めたそうです。

ストロベルさんが読んだ(私から見ると)膨大な本の一冊も読む能力の無い私には、彼の専門家への質問内容が
果たして的を射たものかどうかの判断はできません。 
また、彼と歴史、考古学、聖書の神学、哲学、心理学の専門家(学者や研究者の)との話合いやインタビューの
90%(以上?)は残念ながら、難しくて私の理解の範囲を超えています。

・福音書は記録として信じるに足るものか
・真実を記録しているか、
・福音書は有力な証言記録か
・イエスは詐欺師ではなかったか
・イエスは集団催眠をかけたのではないか  等々。

しかし、彼の疑問とそれに誠実に答える研究者たちの記録を読んでいるうちに、今から二千年の昔、ナザレという
小さな村で生まれたイエスという名の赤ん坊が青年となり成人となって神の子としての自覚を持ち、神と等しい者
という自覚を持っていった(神からの油注がれた者となった)その様子が活き活きと眼前に見えるような近しさ、
親しみ、嬉しさが込み上げて来ました。
イエス様は私たち罪深い人間を贖うため神の御心に従って十字架に付けられ苦しみ、死にて葬られ
その後復活され、私たちにも復活の希望を与えてくださったという福音が胸に広がって来たのです。

クリスチャンとなったストロベルさんは人生の優先順位、価値観、性格が変わりはじめ、いつの日かキリストの
助けを借りて自分がイエスに倣う者となりたいと感じるようになりました。
この変化を見て5歳になる彼のお嬢さんが「ママ、神様がパパにしたことをアリソンにもしてほしいよ!」と
彼の奥様レスリーさんに言ったそうです、素晴らしい!

479頁という厚さにもかかわらず楽しくスラスラ読めました。

余談ですが、日本語訳のこの本の定価は2000円です。
この本を私に勧めてくれた知人は古本屋に900円で引き取ってもらったそうです、かなり高値です。
そして私はこの本を amazon から中古本として3809円で購入しました。
古本業界では結構レアな本なのかもしれません。

美竹教会のホームページです、クリックしてお訪ねください。


お正月の公園で撮った<エナガ> ちょっとピン甘です。
コメント
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