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私の中のあなた

2010-03-14 | 洋画(ら・わ)
 私の中のあなた
 


  あらすじ 
11歳の少女アナは、白血病の姉に臓器を提供するドナーと
して、遺伝子操作によってこの世に生まれた。
母サラは愛する家族のためなら当然と信じ、アナはこれまで
何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきた。
そんなある日、「もうケイトのために手術を受けるのは嫌。
私の体は、自分で守りたい」と、アナは突然、両親を相手に
訴訟を起こす。しかし、その決断にはある隠された理由が
あった…。

【出演】
キャメロン・ディアス
アビゲイル・ブレスリン
アレック・ボールドウィン
ジェイソン・パトリック
ソフィア・ヴァジリーヴァ
ジョーン・キューザック




  感想  ※ネタバレ注意

アメリカの人気作家ジョディ・ピコーの同名小説を映画化。
監督は『きみに読む物語』のだニック・カサヴェテス。
白血病の姉のドナーとなるべく遺伝子操作によって生まれた
妹が、姉への臓器提供を拒んで両親を提訴する姿を通し、
家族のありかたや命の尊厳を問いかける問題作。



映画冒頭から『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・
ブレスリンが、自分がどのようにして生まれたのかを淡々と
語り始める。
長女が難病のためにその臓器移植のために生まれたのだ。
そして、そのために自分の命を守りたいと親を訴えるという。

映画が始まってから、ずっとある違和感があった。
それは、どこからどうみてもこの家族が、とても幸せな家族
に見えたからだ。

それが物語が進むにつれ、それが何故なのか…だいたいの
想像がついた時から、その笑顔や表情に意味を感じて涙が
流れそうになった。


この映画では、ラストに描かれる「尊厳死」を描いたもの
なんだと思う。
「尊厳死」を扱った映画で記憶に新しいのが「ミリオンダラー
ベイビー」
だが、この映画も単純な難病にかかって悲しいと
いうだけでなく、病気と闘うことの苦しさや、家族の思いや
大切さを感じさせてくれる良作といえる映画に仕上がって
いると思う。

母親役にはあのキャメロン・ディアスが、周りをすべて敵に
してでも娘を一心に守りたいと行動してきた母親を好演。
裁判官の人も、91%の勝訴率が売りの弁護士などキャスト
は文句なく良いと思う。


【評価】
 (4点/5点満点中)

 私の中のあなた HP


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Yoko)
2010-03-15 20:06:19
紹介してくれてありがとうございます!
本当に、いろいろな人に見てほしい
好きな映画です!!
大泣きしました・・。
返信する
Yokoさんへ (オーナー)
2010-03-16 09:46:11
コメントありがとうございます!

この映画は、観たかったので
入院前にディスカスに登録していて
退院してすぐに観ることが出来てよかったです。

キャスト全員が素晴らしい演技でしたね。
姉役の彼女も最後まで良い演技でした☆
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