再開します。最初の記事は「カープのちょっと良い話」

ちょっとした事件に巻き込まれ、ブログを中断していましたが、書いていないブロ
グにもかかわらず、毎日２００人以上の訪問と１０００近い閲覧数が続いています。
（毎日書いてた時より多かったりしてｗ）

そして、ひろしまブログの複数の方々や、全くブログを読んでくれているとは思って
いなかった複数の高校の同級生から「毎日楽しみに読んでたんで。ポチッもしてた
し。もう１回書いてくれえやの～」とか「心配しています。また、いつか再開する日を
待ってるよ」とかのメールを貰った時、涙が出るほど嬉しかった。

私ごときの駄文でも、けっこう多くの人が、楽しみにしてくださっていたことを知ると
なんかこのまま止めてしまうことが不誠実な気がしてきた。今までのように頻繁に
更新するかどうかは分からないし、事件には触れませんからコメント欄でも触れな
いでくださいね。みなさん、ありがとうございました。では、再開します。


広島ブログランキングに参加しています。あなたのポッチンで私は幸せになれます。

いよいよ明日からＣＳファイナルステージですので、まずは、カープネタから。



広島東洋カープの25年ぶりのセリーグ制覇に感動しました。沢山の新聞や雑誌も
買い、優勝特集号は綺麗に読んで永久保存です。色々な記事の中にあった「良い
話」を、忘れないように、いくつか書き残しておきたくて、久々にブログを更新してい
ます。

大野豊氏が、25年前の優勝に触れ、7月中旬首位中日に7.5ゲーム差を付けられ
た時、山本監督が全選手を集め、「津田の本当の病名を（水頭症じゃなく脳腫瘍
だと）告げた」時、みんな薄々は感じていたが、そこからチームが１つになった話は
そうだろうな？とは思っていたが、実際に読むと泣いてしまった。

緒方監督が故三村敏之元監督を敬愛していることはよく知られているが、その三
村監督に褒められたことがなかったらしい。95年、緒方監督の母・孝子さんが５２
歳と云う若さで亡くなった時「試合に出る」と主張する緒方選手を、三村監督はたし
なめて強制的に帰郷させたらしい。実際、野球選手の多くは、親の死に目に会えず
葬儀にも出られないことが当然のようにいわれていたし、三村監督も自分のお父さ
んの葬儀に１時間しか出られなかったらしい。野球よりも大切なものがあることを
あとで気付いたのでしょうね、三村監督。それがまた素晴らしい。

褒めない三村監督が退任する時、初めて緒方選手に「いい選手になったな」とかけ
られた言葉は、今でも鮮明に覚えているそうです。また、毎年命日には（１１月３日）
当時の選手と集まって、厳しくも、深い愛情で選手を包み込んでくれた恩師の思い
出話に鼻を咲かせるらしい。

緒方監督の高校の卒業文集は「たった一人しかいない自分を、たった一度しかない
人生を生かさなかったら、人間生まれてきたかいがないじゃか」と、山本有三の「路
傍の石」の一節を書いたそうだ。三村監督と同じで読書家のようですね。素晴らしい。

セリーグ優勝を決めた試合のスタメンは、全員ドラフトで獲得した選手でした。１番
田中１３年６位、２番菊池１１年２位、３番丸７年３位、４番新井９８年６位、５番鈴木
１２年２位、６番松山７年４位、７番安倍７年１位、８番石原１年４位、９番黒田９６年
２位。１２球団にこんなチームはありません。これはカープのスカウトの勝利です。
それにしても７年はドラフトの当たり年ですね。