てんもく日記

ヒゲ親父が独特の感性で記録する日記。このブログがずっと未来に残るなら、子孫に体験と思いを伝えたい。

日本(人)×NHK×司馬遼太郎

2016年02月21日 10時43分02秒 | 【ヒゲ親父】思考日記
オイラはかねがねブログで、

日本が好きで日本人が好きでその日本に誇りを持っていて・・・・、
NHKが好きで、なかでもNHKスペシャルが好きで・・・・・、
司馬遼太郎が好きで、その深い知識からくる文章が好きで・・・・、

それらオイラの好きな三つを合わせたモノ(番組)が先日二夜連続で放送された。

そんなことあるんかいなと思わず驚いたが、
とにかく喜ばしいことなので録画して拝見した。
(東京旅行だったからね・・・)
もちろん永久保存版である。

NHKスペシャル
「司馬遼太郎思索紀行 この国のかたち」である。
日本そして日本人とは何か?作家・司馬遼太郎の作品『この国のかたち』を通して、現代の日本人へのメッセージを読み解くシリーズ。

これぞオイラが待ち望んだドンピシャの番組だった。
そしてやっぱり内容もよかった。

特に二夜目の「武士700年の遺産」がすばらしかったので
後々の記録に残すためにも記事にいたしました。

司馬先生の思索力(筋道をたてて深く考えること)の片鱗を感じていただければ幸いです。


それでは、はじまりはじまり~

日本という国はユニークだと思う。


一生懸命やって過ごしてきた国はないのではなかろうか。


何にしても、日本人は働き者である。












資本主義が形を成したのは、汚職しなかったからである。


いまから考えても痛々しいほどに清潔だった。




公の意識が横溢しすぎていた。(※横溢=溢れる、みなぎる)


武士たちの節義というものだろう。


死についてのいさぎよさといっていい。


古今東西の歴史のなかできわだっている。


「名こそ惜しけれ」はずかしいことをするな、


いまも一部のすがすがしい日本人の中で生きている。
















武士といわれる者が勃興するのである。


墾田の農場主のことだった。


日本史が中国や朝鮮の歴史とまったく似ない歴史をたどりはじめるのは、


"百姓"の政権が誕生してからである。


私どもは、これを誇りにしたい。


名こそ惜しけれ








キリスト教的な倫理体系に、このひとことで対抗できる。








頼む、といいつづけるのである。






江戸期の武士のほとんどは、貧しかった。


貧しさのなかに誇りを見出し、公に奉ずる気分がつよかった。




人はどう行動すれば美しいか、


人はどう行動すれば公益のためになるか


この二つが、幕末人をつくりだしている。


多少奇形であるにしても


人間の芸術品とまでいえるように思える。












魔の季節への出発点ではなかったかと考えている。







すべて統帥権の発動であり、首相以下はあとで知っておどろくだけの滑稽な存在になった。


こんなばかな時代は、ながい日本史にはない。


私は日本の戦後社会を肯定するし、好きでもある。


こんないい社会が自分の生きているうちにやって来ようとは思わなかった。


むしろ日本人の気質や慣習に適った自由な社会だと思った。


立憲国家は、人々、個々のつよい精神が必要なのです。


戦後日本はまだまだできていません。


私ども日本社会は武士道を土台にしてその"義務"(公の意識)を育てたつもりでいた。


しかし、日本の近代史は必ずしもそれが十分であったとはとても思えない。


いまこそ、それをもっと強く持ち直して、さらに豊かな倫理に仕上げ、世界に対する日本人の姿勢をあたらしいあり方の基本にすべきではないか。


終了!


いやー、いい作品(番組)だったなぁ

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