ゆるりと通信

江ノ電・湘南海岸公園駅そばの『カフェゆるりと』の日々のこと。現在休業中。新店舗にて2013年春頃再開予定。

『海獣の子供』五十嵐大介

2009-03-31 22:54:48 | 日々のこと
マンガ担当のダンナです。
別にどこかの国の漢字が読めない首相みたいにマンガばっかり読んでるわけじゃないんですけど(でも最近概ねマンガしか読んでないと思うけど。byヨメ)。

マニアな方にとっては、今さら?って思われるかも知れませんが、あまりにも素晴らしい作品なので、あえて触れます。

ホント、あらすじとか簡単に紹介するのがもったいないほど奥行きのある世界感と、緻密でいて柔軟な描写が、読者の心をあっというまにわしづかみにして、物語の中に引き込んでしまいます。

絵柄から、諸星大二郎とよく比較されるようですが、むしろメルヴィルやヘミングウェイのような懐かしい海洋文学を読んでるような印象に近いかも知れません。そういえば、おぼろ気な記憶ですが、星野之宣(いつもながらマニアック&古くてすいませんm(__)m)の初期の作品に同じような世界観のものがあったような気もします。勘違いだったらすいません。

ちなみに、主人公の女の子のお父さんが勤めていて、物語の中で重要な舞台となっているのが『江ノ“倉”水族館』。以前このブログでも紹介した、吉田秋生『海街diary』シリーズほどではありませんが、そこここに湘南近辺の風景がでてくるのも、ゆるりとダンナのツボをくすぐります。

今のところ三巻まで刊行中。一巻ごとの分厚さに圧倒されますが、読み出すとあっという間ですので、ぜひ手にとってみて下さい。

先日、『手塚治虫文化賞』(以前『海街diary』もノミネートされ、やはりゆるりとではお馴染みの『グーグーだって猫である』が去年短編賞に輝きました)に2年連続ノミネートされたそうです。五十嵐大介ブームはもうそこまできてます!

祝!WBC優勝!と、格差犬。

2009-03-25 23:00:35 | 日々のこと
昨日は日本全国的にこの話題一色でしたが、ホントに優勝できてよかったですねえ。イチローも最後の最後にやっと仕事できたし。

ところで、イチローといえば、愛犬の一弓(名前の由来はみなさまご存知の通り)。WBC優勝記念にご馳走にありつけたのでしょうか?まあ、一弓のいつものご飯が、我が丁稚にとってはすでにご馳走かもしれないですけど。(いわば格差犬ですな。by丁稚)

深夜のラジオ

2009-03-12 19:38:00 | 日々のこと
今日も、たくさんのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
皆様に繰り返し来ていただけて、感謝感謝です。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

さて、確定申告の期限がもうすぐです。
ここにきてやっと手をつけ始め(遅!)、
作業をしながら、日中J-WAVEを聴くのが習慣になっています。
ラジオ、実は好きなんです。
中高生の頃は、サウンドストリートやオールナイトニッポン、よく聴いてました。
サウンドストリートは今思えば、すごい豪華なメンバーでしたね。
オールナイトニッポンは、今でもたまに聴きたくなる時があるのですが、
うちのマンションはAMが入らない(入りづらい? どっちなんだろう)ので、もっぱらJ-WAVEのみ。
昨夜もあとひとがんばりかなと思い、作業を続けているともう1時過ぎ。
気づくとトータス松本の番組が始まってました。
深夜のラジオ、久しぶりです。
「踏み切りの音(「カカンカンカン」というアレです)は、なぜ裏打ちから始まるのか」という、くすっと笑えるリスナーネタ(トータス大ウケ)から、「何を『本物』というのか」なんて抽象的な話まで。(これはとてもいい話でしたので、後日また。)
そして、選曲もよくて、途中ジャニスイアンの「Will you dance?」が!
(ドラマ「岸辺のアルバム」の主題歌。トータスは、今またベスト盤をよく聴いていると言っていた。私も大好き!)
すごく共感できる話題が多かったし(同い年だから?)、心底楽しめました。
ありがとう、トータス松本!

って、ちゃんと仕事は進んでるのかって?
うーん、やばいかも…。

2009年3月の営業日

2009-03-09 23:35:36 | 今月の営業日
大変遅くなって申し訳ございません。
今月の営業日をお知らせいたします。

[2009年  3月]
                        1日(日)
 5日(木)  6日(金)  7日(土)
12日(木)  13日(金) 14日(土)
19日(木)  20日(金) 21日(土)  22日(日)
26日(木)  27日(金) 28日(土)

※今月は15日(第3日曜日)は、お休みさせていただきます。
 振替日として、22日の第4日曜に営業させていただきますので、
 どうぞよろしくお願いいたします。


『電波の男よ』西炯子

2009-03-04 21:31:39 | 日々のこと
最近向田邦子ブームに沸くゆるりとですが、その一方でマンガ喫茶度もゆるりと上昇しております(あなたがマンガばっかり買ってくるからでしょbyヨメ)。

学生の時長い間本屋でバイトしていたせいか、出版業界の厳しい生存競争にさらされて棚の片隅に追いやられた本達を掘り出してくるのが趣味(特技?)のダンナが見つけてきた『電波の男(ひと)よ』。

作者の西炯子(けいこ)という名ももちろん初めて知る名前です。

でもハマりました。

物語といてはまあありがちな恋愛ものではありますが、一昔前のその手のマンガでは考えられなかった小道具が効いてます。アマチュア無線なんて死語に近いですよねえ。今の20才以下の人はほとんどわからないのでは?
でも最近は囲碁とか将棋ネタの少女マンガもあるくらいだし、とことんマニアなテイストの方が受けるのかもしれないなあ、という気もしますが。

あと、絵がポイント高いです。プロなんだからウマイのは当たり前ですが、なかなかピンとくるのって少ないものです。

大きな本屋でもなかなか見つけにくいかも知れませんので、興味のある方は是非『ゆるりと』で。