台風が過ぎ去った爽やかな秋晴れの日曜日。東京近郊のものづくりなひとたちが集うもみじ市へでかけました。
木工、羊毛、陶器、布、紙、革、食などなど、ありとあらゆる手づくりモノが集合する青空マーケット。今年のテーマは、ズバリ、「旅」。 ワタシ的に、ワクワク度倍増のキーワードでして、気合いを入れて泉龍寺へ行ったはずが、、、すでに最寄駅でノックアウト!
目の前に、ずらずらずらーーーっと人の列・列・列。もしかして、駅を一周しちゃってる?という勢い。時間はちょうどOPENの11:00頃。ワタシの気合いなんて、小指ではじき飛ばされちゃうほどのちっぽけなものだったか!あはは。(と力なく笑いながら、先に来ているであろう友人に連絡)
そこからお寺の境内に入るまでに30分以上かかりました。やっと受付でマップを買って、人ごみをかきわけつつ友人と合流。各ブースを覗こうにも、人があふれていて展示品なんてなーんにも見えないっ!わわわ、セール会場並みだわ~。
マップを拡げて見る余裕もないなか、とりあえず、ここは行かねば!と思ったところへ見当をつけて急いだ。
やった!まだ誰もいない様子。評判には聞いていたけれど、やっぱりとびっきり美人な緒方怜香さん。羊づくりのワークショップは随時参加できるとのことでしたが、時間が経てば経つほどぜーーったい混んでしまうだろうと予想していたので、いのイチバンに申し込んでトライしてみました。
黒いモールで顔と足と尻尾を形作り、茶色の羊毛で顔を、茶とグレーがほどよくまざったゴットランドを胴体に巻きつけて、ニードルでつついて固めていきます。
初めてのことだけに、羊の形にするのが案外難しい。加えて、案の定次から次へとお客さんが押し寄せて、ワークショップ待ちのひとたちがずらりっ。緒方さんもパンク気味。お手伝いの妹さんもてんてこ舞いの様子。気がつくと、ぐるりとお客さんたちに囲まれてしまった私たち!緊張しちゃうし焦ってしまう。
忙しそうな緒方さんに助けてもらいながら、なんとか出来上がりました。↓↓
あらら、ボケちゃった・・・。作りながらも、横目でちらちら売り物が入っている籠のなかをチェックして、気に入ったオレンジ色の紡ぎ糸をキープ!他にもいろいろあったのですが、いろんなところから手が伸びてきて、あっという間に無くなってしまった!
土曜日の開催が台風で中止になってしまったことに加えて、ものづくりに関心のある若いひとたちを中心に、あきらかにキャパ・オーバーな境内。次回以降は、もうここでの開催は無理だろうな・・・。
でもこのお寺、落ち着いて見渡してみると、大きな木がスコーーーンと空に突き抜けていて、なんとも気持ちがいい。でも、目線を下げると、ヒトヒトヒト・・・(笑)。こんな時にしかお目にかかれない地方の有名カフェなど出店などもあったけれど、とにもかくにもどこにどう並んでいいかわからないすし詰め状態だったため、混雑を避けて、駅前のフレッシュネスバーガーでホッと一息。
お昼を過ぎて、もう一度会場に戻ったら、ちょっと混雑が緩和されたような。(それでもいーーっぱいいましたが)
別の友人夫妻と合流して、ひとりが羊づくりに参加している間、ワタシはといえば、ちょっと気になってしまったマジャクラフト社の紡ぎ車で久しぶりに紡いでしまった。この紡ぎ車、人間工学に基づいて設計されているそうで、自分のおへそに向かってまっすぐに紡げるので、背筋もピンと伸びるし姿勢が悪くならない。しかもダブルペダルで楽チン。ポータブルサイズだし上質な木を使用したデザインも良し。うーん、欲しい・・・。ちょっと頑張らなきゃいけないお値段だ・・・はぁ。。。
寒くなると、きまって羊毛熱が高まってきます。今冬は、1年ぶりに織りをやろうかなあとアレコレ画策中~。紡ぐだけじゃ、どんどん糸がたまるだけだしね。
もみじ市に行った方々のブログを見て、おー、あんな品物があったの?とか新たに発見することがいっぱい。スタッフTシャツが販売されていたとか、まったく気づきませんでした。恐るべし、もみじ市。
場所とキャパシティとのバランス、生活に根ざした身近なものであるハズなのに、勢いブランド化してしまって驚くぐらいの値段がついてしまっているものなどなど、気になってしまったことも多々あったけれど。
帰り道、みんなで珈琲工房ホリグチへ。
各種セミナーなども開いているだけに、珈琲について、質問にはなんでも丁寧に答えてくれるお店。店長さんも熱くカタル人。それぞれに好みの珈琲をいただきつつ、たっぷりとおしゃべり。話題の中心は来月の旅行計画なぞ。
創作熱が高まっている今日この頃なだけに、これから年末にかけて、怒涛の”体験モノ”だらけです。