夢のLeidi Laidi

着物と宝塚、ほぼ半々

バチがあたるよ

2017-08-28 13:52:07 | キモノ・マインド
8月盆シーズン、忙しそうにバイクで走る
お坊さまをよく見かける時期ですが、
あの黒いガウンのような衣ね、
あれいいなぁと思った事は
ありませんか?
帯も要らないし、さらっと1枚羽織る
感じで、夏季は紗が涼しげだし
とってもエレガント。
(とか言ったら怒られるか…)

調べてみたら、「改良衣」というそうですね。
宗派によっても型に違いがあるそうな。
重ね着なので、実際には結構暑いらしい、
というのも和装あるあるですが…。

で、いいなぁと思っても、さすがに
通販で買って僧衣を着るわけには
いきませんので、
作ってみた。




うーむ…
絽襦袢…?



我ながら何をやっておるのだ。

いや、これでも苦労したんですよぅ。
どこにも作り方載ってないし、
まさか通りすがりのお坊さまに
「ちょっと見せて頂けませんかね?」
とか頼む訳にもいかないし。
通販ページのちっこい写真を凝視して
ああかこうかと算段し、
しかもうっかり中途半端な太さの横縞生地
選んじゃったから、段合わせに四苦八苦。




写真見る限り、裾が広がってるようだけど
フレアになってるのプリーツなのか…?
悩んだけど、まぁ作るの楽な方にしました。



強力な味方。




衿は棒衿が正しいのかな。
でもそれだとシースルーの縞が衿の中で重なって
見栄えが悪いので、
4寸巾にして衿肩周りにタック取りました。




で…これ着てどこへ行くんだって話ですがね。
もういいの。
作ってみたかっただけなの。
はいはい満足。

あー…2カ月後くらいに
自動消滅してくれないかな。

いったりきたり

2017-08-14 22:29:58 | キモノ・マインド
いつも、出来上がってみるまでは
どうなるか分からない事が多いので
こういう本を見て作るのは安心ガイドに
お任せって感じで、これはこれで楽しい。



着物リメイク本ですが、洋服地で作るので
反物幅に切って端をロックミシンで始末してから
取りかかります。




「ほそおびパンツ」完成。



いわゆるサルエルパンツですかね。

ウエスト後ろはゴム、前はタックたたんで
D カンで調節します。
巻きスカート風にも見える、かな。




履物は草履でいけますかね。



それにしても、着物リメイクの洋服を作るために
洋服生地を着物地様に整えてから作る洋服って…。
何やってんだか。

天女(?)の道中着

2017-05-22 18:30:01 | キモノ・マインド
仕立てとしては、道中着に近いです。

透ける生地なので、きっちり衿作るより
くしゅっとさせた方がいいかな〜と。





袖口を虫止めしようか迷い中ですが、
このまま開けておいてもいいかもですね。

後ろが問題。

予定では羽衣風にふわっと浮く感じを
出したかったんですが…



ポンチョに夜明けの風はらまーせーてー
…が近いような。

マイ扇風機持ち歩きましょうかね。

線・線・線

2017-01-29 18:30:40 | キモノ・マインド
飽きもせず新たなトンデモ帯に着手しております。

今日中に部分試し縫いしてみる
つもりだったけど、ここまでで断念。




暖かくなる頃までにできあがるかしら。

この手のキテレツ系は、はじめは作るだけで満足で
着用して外出するつもりはなかったのですが、
慣れというのは恐ろしい。
今では制作しながら、出かける先を物色しております。

まぁ仕上がってみれば、意外と「ちょっとしたランチ」でも
いけるかもしれないなぁ…。


変わらなきゃ…きゃ…(*゜▽゜)ノ

2016-09-25 18:29:14 | キモノ・マインド
木綿の着物はリサイクルで入手するのが難しく、
反物探すことになるのですが、
無地ものは少ないですね。

縞や格子がほとんどで、それも好きなのですが、
無地の方が組み合わせで雰囲気を
ガラッと変えやすいように思えます。

淡いラベンダー色と迷って、こちらに
決めたベビーピンクの木綿。



この前のガリガリくんソーダ色の着物と
並べるとキキララカラーですな。

自己満足の世界ですが、着物は
あれこれストーリーを作れるのが
楽しいですね。
私はよっぽど気合い入れたドレスアップの
時にしかしませんけど (^_^;)
こないだのはもちろん「体育祭」です。
秋晴れの空の色とグラウンドの色、
ハリボテの帯留と、夕暮れ色に帯揚げ…。
塗り絵の楽しみに似てるかな。

ピンクの着物は何に合わせるか
決めてませんが、この秋に着られると
いいなぁと思います。

で、本屋さんうろついてて
たまたま目についたので買ったこれ、



面白い。


「キモノは歩くときすら邪魔になり、
道を歩いている人のなかにもうしろの
裾の中央を帯に挟んで『尻からげ』
している人が多いのです」



例えば、海外での着物ショーで西洋人モデルが
和服でキャットウォークしてるのに
違和感覚えるという声が上がることもあり、
そこまでいかなくても、成人式の
振袖姿のお嬢さんが襦袢の裾を
バサバサ翻しながら闊歩する姿に
「慣れてないから仕方ないわねぇ」と
暖かく見守るか眉ひそめるか…みたいな
事はありますわね。

けれど、実際のところ「日本舞踊とか茶道とか剣道とか
和のお稽古事をすれば身につくはず」ってな
「和装の正しい歩き方」で楚々と歩いていた
日本人はどれだけいたのかなと。

私の社会的所属レベルを維新直後に
スライドさせると
「女性はほとんどが腰にぴったりと
巻きつける短いペティコートか、
膝下はとてもぴったりしてその上は
ぶかぶかの青い木綿のズボン、
それに前がウェストまで開いていて、
帯にたくしこんで着る青い木綿の上着と
頭に巻きつけてしばる青木綿の手拭い以外、
ほかのものを身につけていません」
くらいになると思います。

それが百数十年かそこらで、
「正絹は手入れが面倒だから、木綿や
ウールのバリエーション欲しいなー」
などとほざくようになるのです。
しかも、現代では女性としても
小柄となる私の身長が、幕末なら
男性としても普通なぐらい。

もうねぇ。
ここまで体格も生活様式も
変わっちゃったんだから。
パンツスーツ歩幅でガツガツ歩ける
着物(着付け)にして、裾は翻して
襦袢とのコーディネートをこれ見よがしに
見せるのがオシャレ…

に変えちゃった方が早くない?

と、着物の時と洋服の時で歩き方変える
なんて無理だよぅ…と
半べそかいてる根性無しの
私は思うのですが。

どない?