昨日のような日を五月晴れというのでしょうか。
前日までの不安定なお天気とは打って変わって、真っ青な青空、爽やかな風。気持ちの良い1日でした。
私も夫もここ数日の荒れたお天気のお蔭で、少々消化不良、昨日は、二人してはじけて早朝から一緒に山へGO!
何故消化不良かと言いますと、私は、一昨日のオフ会ミニハイキングがぎりぎりになって中止、
夫も同日大山(彼の訓練道場のような山)への登山を諦めました。だって一人で行くというものですから、
このお天気では山に慣れた夫でも危ないと、私が絶対ダメと止めました。
二人ともすっかり準備できたザックを眺めながら恨めしや~。意気消沈です。
が、翌日土曜日は予報によると晴れマークオンリー
原則的に土日祝日は出かけない夫婦ですが、久しぶりの晴天となれば、例外ありです。
さて早朝5時50分、愛車で我が家を出発。目指すは倉見山1256m(山梨県都留市)。
はじめは電車で行くつもりでしたが、これが高い!二人で行くと交通費が往復1万円近くかかります。
それなら14日から25日までの中央道の集中工事も土日はお休み、車の方が安上がりで速いということになりましたが・・・。
これがとんでもない事態になってしまったのです。
中央道上野原IC付近で6時過ぎ、大型トラック2台が乗用車1台を巻き込む衝突事故を起こし、
中央道は八王子インターから平均時速10キロのノロノロ運転、大渋滞です。
2時間で到着の予定が5時間もかかってしまいました。全く~
8時過ぎには登り始めるはずが、登山開始11時過ぎ!
もう陽は高くあがり、朝方、あんなにくっきり美しく見えた富士山にも靄がかかり、ぼんやり。でもまだ見えていました。
私のペースでは下りが暗くなることも考え、登るのを諦めかけましたが、いややっぱり行こう!
<左町民グランド駐車場、右写真倉見山。こんなにいいお天気!順調に行けばこの時間は山頂!>
夫は4月に山仲間とこの山に登っています。山頂での富士山の絶景は感動だと!
その折は東桂駅~登山口~倉見山~堂尾山公園~寿駅のコースであったようです。これが一般的なコースです。
彼は同じコースでと思ったようですが、私はどうしてもクマガイソウが見たかった!
また厄神社経由の新道ができたことも耳にしていたので、別のルートを勧めました。
西桂町民グランド(車駐車)~厄神社登山口~さすの平~倉見山~展望台~堂尾山公園~クマガヤソウ群生地~町民グランド。
この厄神社経由の新道は我が家の山地図にも載っておらず、どのガイドブックにもまだ紹介されていません。
地図にない道を歩くことに慎重な夫は躊躇していましたが、このコースで行く筈でした・・・・あの渋滞さえなければ。
クマガイソウの見学時間は決まっていたので、万が一のことを考え、逆コースを歩くことにしました。
これがまた大変なことに繋がるのですが・・・・・。その話は次回とし、まずは珍しいお花、クマガイソウをご紹介します。
決して可憐な花とはいえませんが、よくよく眺めていると美しい可愛い花だと思えてきます。
以下パンフレットより。
クマガイソウは別名ホロカケイソウ(母衣掛け草)。
クマガイソウはラン科に属する多年草で高さ20~40cmほどになります。日本のランでは最も大きな花をつけます。4月下旬に淡白色地に紅紫色の網目状の筋が走る袋状の花をつけます。葉はひだがあり団扇状で、2枚が対生しています。群生しているところを見ると、全ての花が同じ方向を剥いて咲いています。
この花の形が鎌倉武士、熊谷直実が背負った「母衣」ににていることから「クマガイソウ」の名がついたと言われています。なおクマガイソウに対応させたアツモリソウ(敦盛草)というのがあります。こちらは平敦盛にちなむものです。
平家物語で語られる熊谷直実と若き武将平敦盛の一騎打ちによる美談はあまりに有名です。
アツモリソウは倉見山に対峙して聳える三つ峠に群生しています。
平家と源氏にまつわる両花が対峙する二つの山に群生するのは偶然でしょうか。
クマガイソウ群生地は以前はこの花を絶滅から護り、後世に引き継ぎたいと、私財を投げ打って個人が栽培していました。
最盛期は3万株を数えるまでの群生地だったそうですが、盗掘のため、今ではかなり減少。
最盛期の状態に戻すため、数年前より西桂町の管理となり、保護しているとのことです。
<最盛期の写真と管理テント>
小さな町の努力尽力に感謝し、少しでもこの貴重な花の管理、保護に役立てばと、気持ちばかりの寄付を置いてきました。
5月31日までは一般者も見学できます。時間は午前9時から午後5時まで。
このクマガイソウを見学の後、11時30分ごろ倉見山山頂に向けて登山開始。今日はここまで。
<続く>
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魔の悪いこともあるもので…、3時間の遅延は痛いかな~
倉見山は知りませんでした、都留市なら近いですね。
クマガイソウの群生地があるのですね。覚えておきます♪
母衣に似ているというのは、礼文島でアツモリソウを見た時に分かりました。
どちらも絶滅危惧種で、厳重管理されてますね。
一体何事が・・・何かな?
期待に胸が膨らみます、ゴメンナサイ
5時間の運転後、山に登るとは驚きです。
わが夫だったら、絶対にそのまま帰ってきます。
夢路家の山に対する情熱は素晴しいですね。
クマガイソウは初めて見ました。
一枚目の写真、細かいところまでよく写っていて
葉っぱの産毛までわかります。
鎌倉の円覚寺にもありますが、見に行った時は終っていました。
10年以上前、丹沢の「蛭ヶ岳」の麓近くで見たことがあります。
あれもどなたかが栽培していたのでしょう。
そのくらい自然の中ではなかなか見られないお花ですね。
「倉見山」知りませんでした。
車で5時間もかかったとは大変でしたが、夢路家はご主人も山には情熱を傾けるお方・・・
決して投げ出さず情報も豊富で羨ましい限りです。
電車で行くには都留駅からバスですか?
私もメモしたいです。
まだ予想だにしないことが?
山では色々なハプニングはつきものですが、次回が楽しみです。
今朝は起きたら雨、金冠日食は期待薄でしたが、辛うじて雲間から見えました。
写真撮影は私ははなから諦めていましたが、主人がwonderfulな写真を撮りました。
すぐにでもアップしたいところですが、今日も日中は忙しくて・・・。
>一体何事が・・・何かな?
期待に胸が膨らみます
ちょっと大袈裟かな、書き方が1
クマにでも出会ったなんていうと面白いのですが・・・。
電車にすればよかったと後悔しました。
時間の約束などない気ままな夫婦の山登りですから、良かったですが、
土曜日ですので中にはゴルフ場にむかっている車もあったでしょう。
事故は本当に迷惑です。
時間が遅いと折角の富士山が見られなくなる確率が滝です。この日も・・・
登るのやめて、別なところにいこうかなとも思いましたが、決行しました。
さて何が起こったのでしょう?
期待を持たせるようですが、クマに出会ったわけではないですよ(笑)
金環日食の写真見ました。普通のデジカメでよく撮れましたね
でも山梨県富士山百景に選ばれている山です。
中央高速を挟んで三つ峠と対峙する山で、
コースによって変りますが、最寄駅は富士急行の東桂駅か三つ峠駅か寿駅です。
この日は主人と一緒なので車で行きましたが、中央道の事故渋滞に巻き込まれ、
すっかり予定が狂いました。散々です。でもちゃんと登ってきましたよ。
>夢路家はご主人も山には情熱を傾けるお方・・・
主人がいなくて私ひとりだと、この山で遭難してたかも(笑)
どの駅からもバス利用なしで登れます。
駅から駅へのルートなので便利ですよ。
nao♪さんならこの山は簡単な簡単!お勧めです。
とても良いお天気で良かったですね。
クマガイソウ初めて見ました。
なんだかエリマキトガゲに似てるような(?)
可愛いですね。
山登りは、色んな植物に出会えて楽しいでしょうね。
広島の紙屋町にアウトドアのお店ができたので見に行ったのですが、色々な物を見てると山ガールも良いな~と。服が可愛いくって。
でもその前にお遍路お遍路でした。。。
本来は野の花なのでしょうが、盗掘が多く、今は網で囲まれ、
町の管理下にあるようです。元は1個人の栽培でした。
アツモリソウと並んで絶滅種に指定されたとても貴重な植物です。
なでしこさんはスポーツウーマン。
山登り、ハイキングはきっと楽しいと思いますよ。
運動音痴の私が嵌っているのですから。
是非チャレンジしてみてください。きっと可愛いお花にも出会えます。