ふだん草紙。

the ordinary book

でもね、気付いているだけまだましなのよ。

2017年04月06日 | 日記


今年は西日本の桜の開花が遅かったようですが、我が家のベランダも3月に入ってなおひっそりと静まりかえっており、「おーい、みんなー大丈夫かー生きてるかー。」と心配しておりました。

が、

ちゃーんと生きてたー
嬉しいー
ありがとうーーー





堅い枝から小さな芽が顔をのぞかせる姿からはいつも勇気がもらえます。
小さくて健気で力強いその様子を見ると「あああー私もがんばろう。」と素直に思えるですよ。

動物や植物たちはいつも生きる力の素晴らしさを教えてくれる。赤ちゃんや、子供たちもそうだなぁ。

成長して、大きくなって頭もでっかくなった私は、いろんな楽しみと面白みと経験と執着と怖れとにからめ取られて、いつのまにか自由自在に動くことがままならなくなっている。

その場をしのぐ術を身につけたおかげで、その場はしのげるようになったけど、本当に大切にしないといけないことは何だったのかを思い出せなくなってきた。
だからなんだかスッキリしない。消化不良感。疲労感。

どれだけ世界が広がっても、いつもなんとなく疲れてちゃー意味がない。
自律神経さえ上手くまわすことができなくなってしまっちゃあ、生き物としてどうなのよ。

その場しのぎでない、いま現在とこれからを生きる力は、この小さな芽ひとつにも及ばないなぁと。

しみじみ弱々しく思うのでした。