今、一番悔やんでいるのが、この昼ドラを、最初からみなかったこと。
その昔、昼のメロドラマを放送していた昼の時間帯に、
高齢化の今の日本を、象徴している、この、老人ホームを舞台にしたドラマ
(といっても、世の中の老人が、こぞって、あんなホームならはいりたいわー!と、叫びそうな、恵まれた、、その昔、テレビの黎明期、
芸能界に寄与した老人たちのついの住みかを、描いたドラマ。)倉本聰さんのドラマです。わたしは、ここ数ヶ月からみ始めたばかりなのですが。
今日の、この『やすらぎの郷』を作った、芸能界のドン、右翼の大物(?)、戦争中は、海軍の参謀だったという一人の老人の臨終のシーン。すごかった。
自分の遺体は、火葬もせず、そのまま、海に葬ってくれ、錨をつけて。魚がついばみ、その骨をプランクトンや微生物が食いつくし
海底の砂になって、そのときはじめて、自分は死ぬことなる。法律に触れるかもしれないが、
今までも何度も、破ってきたし、そんなことは、知ったことじゃない、、といって、酸素も拒んで、死んでいった。
戦争中、海軍で、船の上で死んでいった軍人は白い布に包まれ、海に落とされていった、そんなシーンを思い浮かべられる鬼気迫る場面でした。
友人の夫さんの、訃報もあっての、色々考えさせられるシーンでした。