名前 =Kensaku Shikata
タイトル = Just A Stone's Throw Away(ARC/Columbia,1977年)
アーティスト = Valerie Carter
コメント = ヴァレリー・カーターのデビュー盤です。ウェスト・コーストの女性シンガーといえばリンダ・ロンシュタットがすぐに思い出されるんですが、この人もリンダの協力を得てデビューしました。ニコレット・ラーソンやカーラ・ボノフもそうです。
1曲目から軽快な「Ooh Child」で始まります。これ以前に活動していたハウディ・ムーン時代からのナンバー、ローウェル・ジョージ作の「Heartache」は、名バラードです。ハウディ・ムーンのプロデューサーがローウェル・ジョージだったのでそのリトル・フィート人脈で、この盤はジョージ・マッセンバーグがプロデュースしています。リンダの近作やリトル・フィートのアルバムで活躍しています。
この原盤は、ARCという、アース・ウィンド & ファイアのモーリス・ホワイトが中心になって作った会社からCBSの配給で発売されました。なので、アルバムには、E,W & Fのメンバーも参加しています。ほかには、リトル・フィートのメンバーやジャクソン・ブラウンや、ジェフ・ポーカロ、ジョン・ホールなどが参加です。サウンドが個性的なのはそういった人たちのサポートのせいでしょうか。
1996年のジェイムス・テイラーの来日では、素晴らしい声を聴かせてくれました。CBSからもう一枚出して、しばらく自身のアルバムは出ませんでしたが、1996年に久々のアルバムを届けてくれました。ここでの、ジャクソン・ブラウンとのデュエット曲は彼の持ち味とうまくかみ合っていて気持ちいいです。ジャクソンとは、デビュー前からの付き合いですから。