Undiscovered/James Morrison (2006)

2006年10月29日 |  SNOWMAN's BLOG
ソウルフィーリングたたえたUK産スモーキーヴォイスに耳傾ける

 夏頃からかFMで You Give Me Something がやたらかかっているし、ジェームス・ブラントに続けとばかりにブレイク中、遅ればせながらにはなりますが、今回はこのUK発のSSWです。

 百花繚乱状態の今時のSSWシーンの枠組の中ととらえられなくもありませんが、特徴的なのはやはりこのハスキーな喉から絞り出すエモーショナルなヴォーカルとソウル感覚溢れるソングライティングでしょう。ジョシュ・ケリー的なホットなブルーアイドソウルとエイモス・リー的な繊細なフォーキーソウルっぽい感覚を合わせ持ち、英国らしいメランコリックなメロディもちりばめられています。そういう意味では、If The Rain Must Fall あたりが最もジェームス・モリソンらしいナンバーなのかもしれません。この表現力豊かなヴォーカルと懐の深い作風はなかなかのものと聴きました。侮れない好盤だと思います。

Undiscovered/James Morrison (2006)
  1. Under The Influence - Hogarth, McEwan, Morrison
  2. You Give Me Something - Morrison, White
  3. Wonderful World - Morrison, White
  4. The Pieces Don't Fit Anymore - Brammer, Morrison, Robson
  5. One Last Chance - Andrews, Kellett, Morrison
  6. Undiscovered - Brammer, Morrison, Robson
  7. The Letter - Frank, Hector, Morrison
  8. Call The Police - Morrison, White
  9. This Boy - Kellett, Morrison
  10. If The Rain Must Fall - Morrison, Terefe
  11. How Come - Hogarth, McEwan, Morrison
  12. The Last Goodbye - Hogarth, McEwan, Morrison
  13. Better Man - Gallagher, Morrison, Richie

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Me and My Gang/Rascal Flatts (2006)

2006年10月21日 |  SNOWMAN's BLOG
ちょいと青いが秋の日がな聴くカントリーポップかな

 アメリカではえらく人気があるらしいです。今更親爺族が夢中になる感じの音というより、家族と一緒のドライブとかに重宝しそうな音楽です。メローなカントリー系のAOR(それほどアダルトじゃないんだけど...笑)ってな感じでしょうかね。男性版ディキシーチックスとも言えるか?

 聞くところによると、メンバーの Jay Demarcus はシカゴの『XXX』のプロデューサーだというし、このアルバムのプロデュース&ギターはAOR系のセッションギタリストとしても有名なダン・ハフであったりします。ダン・ハフ中心にサウンドプロダクションはそれなりにしっかりしてるし、ナッシュビルのライター達の楽曲の出来も申し分ないんだけど、オリジナル曲も遜色ないのだからもっと曲書けば良いのにと思ってしまいます。今のところ祭り上げられたアイドルユニットなのか実力派なのかはまだよくわかりませんけど、とりあえず心には留めておきましょう。もう少しアーシーで渋めの音になってくれると嬉しいんだけどな~。

 ちなみに国内盤はジャケが変ってます。The Thorns のアルバムカヴァーをモノクロにしたような感じですけど、アメリカ盤のよりは良いでしょう。

Me and My Gang/Rascal Flatts (2006)
  1. Stand - Danny Orton, Blair Daly
  2. What Hurts The Most - Jeffrey Steele, Steve Robson
  3. Backwards - Marcel, Tony Mullins
  4. I Feel Bad - Neil Thrasher, Wendell Mobley, Jason Sellers
  5. My Wish - Steve Robson, Jeffrey Steele
  6. Pieces - Jay Demarcus, Gary Levox, Joe Don Rooney, Monty Powell
  7. Yes I Do - Jimmy Yeary, Wally Wilson
  8. To Make Her Love Me - Jay Demarcus, Neil Thrasher, Wendell Mobley
  9. Words I Couldn't Say - Tammi Kidd, Steve Robson, Gregory Becker
  10. Me And My Gang - Jeffrey Steele, Tony Mullins, Jon Stone
  11. Cool Thing - Joe Don Rooney, Neil Thrasher, Wendell Mobley
  12. Ellsworth - Neil Thrasher, Wendell Mobley, Michael Dulaney
  13. He Ain't The Leavin' Kind - Neil Thrasher, Michael Dulaney
  14. What Hurts The Most (Hot Mix) - Jeffrey Steele, Steve Robson
  15. Life Is A Highway - Tom Cochrane

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Colorblind/Robert Randolph & The Family Band

2006年10月14日 |  SNOWMAN's BLOG
ゲストとのコラボも興味深い会心の3rdアルバム

 驚異的にペダルスチールギターを操つる新世代ギタリストの一人ロバート・ランドレフ(以下R.R.)の新作。1stアルバムがジャムっぽいライヴ盤だったので、三作目ではありますが事実上の2ndアルバムといったほうが良いのかもしれません。ギタリストとしてもさることながら、バンドとしてよりパワーアップした感のある内容にゲストが華を添えるってな感じでしょうか。前作が『Unclassified』、今作は『Colorblind』(人種偏見のないというような意味?)というわけで、ロック、ソウル、ファンク、ブルース、ゴスペルと分け隔てなくやるぜと宣言してるってことでしょうかね?

 いきなり強烈なファンク・ロック三連発に親爺達を置いて行かないでくれ~ってな感じもありますが、引き締まった切れ味の鋭いサウンドもなかなかカッコ良いわけです。4曲目の Angels は一転してメローに、しばし和んだ後は、今作の一つの聞き物と言えるクラプトンとの共演の意外な選曲ともいえる Jesus Is Just Alight、このゴスペルナンバーを最初にロック界に持ち込んだのはバーズだと思いますが、多分ドゥービーブラザーズのヴァージョンのほうが有名かもしれません。ここでのアレンジもほぼドゥービーズのアレンジを踏襲したもので、クラプトンのヴォーカルに R.R. の気迫のこもったギターがからみ、なかなか良い出来になっています。Stronger は売り出し中の女性ヴォーカリスト Leela James をフィーチュアしたスローで重厚なソウルナンバー、エモーショナルなリーラのヴォーカルと R.R. の艶やかなギターの音色がばっちりいい感じを出してます。この他 Dave Matthes, Leroi Moore & Rashawn Ross をフィーチュアした Love Is The Only Way In やスライの Thankful 'N Thoughtful など最後までいろいろと楽しませて頂きました。

 しかしどっちが先なのか知りませんけど、 R.R. とデレク・トラックスは、フレージングが似てるところが多々ありますね。多分デレク・トラックスがセイクリッド・スチールから影響を受けたとかいっていたので、 R.R. が本家なのかも...

Colorblind/Robert Randolph & The Family Band (2006)
  1. Ain't Nothing Wrong With That - Andrew Ramsey/Robert Randolph/Shannon Sanders
  2. Deliver Me - Gary Nicholson/Robert Randolph/Tommy Sims
  3. Diane - Mark Batson/Robert Randolph
  4. Angels - Mark Batson/Matthews, David J./Robert Randolph/Shannon Sanders
  5. Jesus Is Just Alight -- feat. Eric Clapton - Reynolds, Arthur S.
  6. Stronger -- feat. Leela James - Jason Crosby/Steve McEwan/Daniel Morgan/Robert Randolph
  7. Thrill Of It - Jason Crosby/Daniel Morgan/Robert Randolph/Marcus Randolph/Jeff Trott
  8. Blessed - Robert Randolph/Lenesha Randolph/Tommy Sims
  9. Love Is The Only Way In -- feat. Dave Matthes, Leroi Moore & Rashawn Ross - Mark Batson/Matthews, David J.
  10. Thankful 'N Thoughtful - Sylvester "Sly Stone" Stewart
  11. Homecoming - Robert Randolph/Rasmey, Andrew/Shannon Sanders

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ライヴ・アット・ザ・ウエットランズ
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