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平成の怪談①

2009年10月23日 | 日本再生

足利事件の再審が始まりました。

もう、無期懲役から、17年半の服役の後、

釈放となった、菅家さんの無罪は、

確定的ですが、菅家さん側と検察側で、

再審の進め方に、意見の相違があります。

検察側は、菅家さんは、犯人ではないことを、

早々に認めて、結審してしまおうとしており、

菅家さん側は、警察検察の取り調べ方と、

裁判所の判断ミス並びに、その原因を

明らかにして、今後の冤罪防止に、

繋げるべきだと、主張しています。

この再審で、当時の警察検察の、

取り調べのと裁判官対応の問題点が、

明らかになるでしょう。

これは、DNA鑑定を、過信したことに、

端を発していると、言われていますが、

もう一つ、腑に落ちないのは、

菅家さんが逮捕された直後、

当該刑事二人を、表彰している事です。

通常、容疑者を逮捕しても、

あくまで容疑者で有って、

罪人と確定していない段階で、

直ちに表彰するのは、

おかしいことです。

取り調べる側の心理としては、

表彰されているので、

何が何でも、自白させなくては、

ならなくなるケースも、

考えられます。

それと、菅家さんは無罪にはなりますが、

結局真犯人を挙げる

チャンスは完全になくなりました。

それにしても、死刑判決が出ていたら・・・

と考えると、恐ろしい事です。

こう結んで閉めたいところですが、

今日のところは、プロローグで、

怪談は、これからなのです。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (saaya)
2009-10-24 15:41:47
こんにちは
怪談ですね、まさに。
個人の尊厳て、何かにはまるとどうしようもなく簡単に踏みにじられるのですね。おーこわっ!
 このたびの鳩山政権の法務大臣の千葉さんは死刑廃止論者とか。
 死刑がある限り、「あーどうしよう」はありえることですよねぇ~・・・
saaya さん今晩は。 (kamy)
2009-10-24 22:01:19
saaya さん今晩は。
昔の怖い話は、幽霊とかお化けが出る話と、相場は決まっていましたが、
平成の怖い話は、能無しの国のトップが、出世や保身に走ると、
いとも簡単に、庶民に降りかかる、怖い話なんですよ。
平成の怪談②を読んで、感想をお聞かせ下さいね。
はぁ、まだこれからが本格的怪談になるのですね? (たのしく)
2009-10-25 22:31:09
はぁ、まだこれからが本格的怪談になるのですね?
楽しみにお待ちしています。

テ-プの一部を公開(吹き替えでしたが)したテレビを観ましたが、「俺のネクタイのこの色は何色?」でリュックの色を云わせようとしたり「どんな時リュックを使う?」なんて誘導したり、恐ろしいです。
菅家さんが「すみません、すみません」と誤る言葉が入っていましたが、何もしていないのに何故あやまるの?と私なんか思っちゃいますが、取調べの雰囲気でそんな言葉が出るのでしょうね。
やはり、取り調べ方を糾弾すべきですから、彼には頑張って欲しいです。

たのしくさん今日は。 (kamy)
2009-10-26 14:36:17
たのしくさん今日は。
警察が、犯人をでっち上げたり、理不尽な自白を強要するのには、それなりの理由が有る様ですが、今回の足利事件の取り調べの、テープが提出されて、明らかにされていく事でしょうね。
警察が反省する材料にして、もらわなければなりませんが、マスコミも、警察発表をうのみにせず、確り検証する力もつけなくてはなりません。
更には、私たち国民一人一人も、マスコミに踊らされず、冷静に判断する、必要が有りますね。

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