アトムの子のスピリチュアリズム日記/東京スピリチュアリズムサークル(旧 埼玉シルバーバーチ読書会)感想

     
      この地上人生を生きる目的は、『霊界』という本来の世界へ帰るための準備期間です。

9月の読書会に参加して…Vol.2

2016年10月07日 21時18分12秒 | 日記

続き… 

■スピリチュアリズムの思想体系【1】

(1)スピリチュアリズムの思想体系【1】の全体図……人間が今後たどっていく道筋

《人間》……人間観………①
 
 ↓        人生観………②

《死 》………死生観………③
 ↓
  死の直後……………………④
 ↓
〈幽界〉

  ↓…死後世界観……………⑤ 
   (他界観)
〈霊界〉
 ↓
《再生》……再生観………⑥
 ↓
 ↓

①一時的な地上人生。短い期間ですがとても大切。
③一般の人たちは「死=終わり」と思っていますが、シルバーバーチが「死」について明確に伝えてくれました。私たちスピリチュアリストは自分を支えるうえで知っていることは本当に幸運。
④幽界・・・地上臭を拭(ぬぐ)い去るところ → 霊界では永遠の人生が待っている。
⑥再生・・・カルマ解消、摂理違反を見直す、足りない体験のため、もう一度地上に向かいます。

※ジャーナリスト・ノンフィクション作家・評論家の「立花隆氏」は、自身がガンに侵され、また「臨死体験」という著書を出しながらも、死ですべてが終わると思っている1人です(今もそう思っているか分からないが)。



(2)人間観(※)……人間とは・私とは

 ①人間の構成・人体の仕組み
  ・「霊界」と「肉体」の2つの身体の重複構造になっている(同一場所)
 ・人間の5つの構成要素(霊・霊の心(魂)・霊体・肉体・肉体の心)
 ・霊的要素と物質的要素の2つからなっている(特殊な形で、人間だけ)

※これ1つとっても、ここまで伝えてくれたのはシルバーバーチ以外いません。

※「肉体」については、現代の医学の研究でかなり詳しくなってきましたが、人体の仕組みについては何も分かっていないため「肉体」の再生は不可能といえます(神の領域)。また「心」の部分では、「肉体」の研究とは逆でほとんど分かっていません。そのため薬療法でしか対処できないという現実があります。そして「霊体」についてはまったく知られていないと言えます。

※・動物…肉体のみ(地上のみ生きる)
 ・天使…霊界のみで過ごし、成長する(ちなみに羽は存在しない)
 ・人間…「特殊な存在」で地上を生きるための肉体と、本来の世界(霊界)で生きる幽体を神から与えられている。これも「霊的真理」の1つなのです。つまりこの地上人生も、霊的成長の一環として大切だということになります。


②「霊」と「霊の心(魂)」
 ・「霊」……人間の核(中心・本質)(※1)
        大霊(神)の分霊(霊的モナド・霊的分子)
 ・「霊の心(魂)」……「魂」の表現器官
             「魂」は知情意として表現される(※2)
 ・「霊体」……「霊」と「霊の心(魂)」の表現器官
 ・地上サイトから見ると、「霊」は「霊の心(魂)」の中心・核で、最高次元の「霊的心」ということになる

※進化論を当たり前のように教えているのは「日本」だけですが、実はこれは間違いです。神は、人間をサルに(肉体・見た目)似せて作りましたが、サルは霊体を持っていないため人間とは全く別の生き物なのです。サルが人間に進化したのではありません。

※1)人は「霊」の部分を大きく成長させたいと「魂」の部分で常に思っています。それは親(神)によってそう創られたからです。動物のように本能だけで生きているわけではないのです。
※2)「霊の心」は霊の表現器官であり、霊的知性や霊的感情、霊的意志として表現されます。「霊」が成長すると、ここの表現器官にも反映し大きくて豊かな心(利他愛)を持てるようになります → また、霊体が光り輝き(オーラ)精妙になっていきます。


③「心」「意識」とは
 ・一般の人には「霊の心(霊的意識)」と「肉の心(肉体本能)」の区別がつかない(私たちスピリチュアリストは区別がつきます)。
 ・地上人が「心」として自覚しているのは、「霊の心」の一部と「肉体本能」からの意識のみ。

※心理学者や医学では「心とは何か…」を追究し、脳科学では「脳と心の繋がり」を探究しています。しかし実のところ「心・意識」の存在は分かっていません。とりあえず「心」は「脳」の産物だと位置づけていますが、実際は目に見える(脳)と目に見えない(心)が、どこで・どのように繋がっているのか分かっていないのです。

※霊が持つ「霊の心」と肉体が持つ「本能」を合わせて、1つの心と自覚しています。私たちスピリチュアリストは、その心がどちらからきたのか知っています。つまり「霊の心 → 利他的な思いから」「本能 → 利己的な思いから」きているのです。

※また、アイデアがひらめいた時などは「霊の心(霊的意識)」の一部が、脳を通して流れ出ているのです。特別なことでない限り(例外はありますが)、インスピや霊界からのメッセージではありません。


④死後の人間の「身体」と「心」
 ・人間は死後も、知情意という「心」を持って、活発に精神活動を行う
 ・死によって、「肉体」と「肉体本能」は消滅
 ・死後は、「霊体」が新しい身体(もともと持ってはいますが)
 ・死ぬと、地上時代の肉体的障害はなくなる(身体障害・知的障害はなくなる)(※1)

※1)あくまでも肉体の障害(身体障害)であり、脳の障害(知的障害)にすぎません。人間はどこまでいっても「霊的存在」なのです。私たちスピリチュアリストにできることは、彼らの霊的成長を願う・祈ることです。

※頭がいいと言われてるサルをどんなに訓練しても、「肉体のみ」の存在であるため高度なことはできません。それが人間との大きな違いです。

 
★大霊はあなた方の内部(分霊)に存在しています。進化の跡をたどれば確かに人間は向上しており、動物的進化の痕跡(本能)もとどめてはいますが、それは大霊の賜物(たまもの)の一部にすぎません。あなた方はそれをはるかに凌(しの)ぐ霊の資質を内部に宿しており、その力を発揮すれば地上にあっても神の如(ごと)き生き方が可能となるのです。シルバーバーチの教え・上 P89 3行目~6行目)

※肉体を維持するために必要な最低限(本能)だけでいいのです。

★人間は物的身体と霊的身体、そして両者を結びつける生命の糸(シルバーコード)という三つの要素から成り立っています。19章・下 P76 後5行目~後4行目)

★霊(神の分霊)とは、あなた方の言う神、すなわち大霊の一部であり、媒体(霊の心・霊体)を通して自己を顕現しつつ、より高みを目指してどこまでも向上していくものです。23章・下 P205 6行目~7行目)


※参考資料;スピリチュアリズム普及会発行『シルバーバーチの教え 上・下』

※なお、これらの引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。


9月の読書会に参加して…Vol.1

2016年10月07日 18時52分45秒 | 日記

 台風と秋雨前線が各地に猛威を振るっている中での「読書会」でした。大雨により川が氾濫し大地を揺るがし続けていますが、亡くなる人を目(ま)の当たりにしても、自然の力に対して私たち人間はどうすることもできません。自然の摂理と分かっていても、日常生活や通勤の足に支障をきたすのは辛い出来事だと言えます。それでも私たちは、しっかりと生きていかなければなりません。神の子として地上に生まれてきた以上、できる限り摂理にそって、愛を持って地上人生を歩まなければならないと思っています。

 さて、読書会ではこの1年を通して「宗教」と「救済」の観点から全体像をみてきました。今回はそこからさらに一歩奥に入っていきました。実は、ひと言で「スピリチュアリズム」と言っても範囲が広いのです。スピリチュアリズムを大きく分けると、心霊現象、霊能者、霊界通信、歴史、霊的真理などがありますが、「スピリチュアリズム」を勉強したという人の中には、心霊現象だけを深く学んだという人や、スピリチュアリズムの歴史だけを勉強した、逆にそこしか知らないという人が意外に多いのです。本当に勉強しなければならない大切な場所は、霊的真理(思想)なのです。


   「スピリチュアリストの思想体系」の概要と「人間観」

■「スピリチュアリズムの思想体系」の概要

(1)スピリチュアリズム運動とは
  ①霊界主導の地球人類救済計画
    ・霊界から霊的真理をもたらして地球人類を救う計画(真理による救済計画)
  ②霊界主導の人類史上、最大の宗教革命(真理による宗教革命)


(2)霊的真理の正しい理解とは
  ●スピリチュアリズムによって霊界からもたらされた霊的真理・霊的知識
   (その代表は『シルバーバーチの霊訓』)
  ●『シルバーバーチの霊訓』は膨大な量(※1)
       ↓
     全体の理解ができない(部分的理解・断片的理解)(※2)
       ↓
     間違った理解・的外れな理解(※3)

  ●霊的真理の正しい理解とは
    ・全体的理解(重要ポイントを網羅した総合的でトータル的理解)(※4)
    ・体系的理解(重要ポイントを関連付けた有機的理解)(※5)
       ↓
    膨大な霊的知識と情報を3つに系統建てて体系化

※1)60年余りという長い年月、シルバーバーチは「交霊会」を毎週行ってきました。(埼玉読書会は月1回の実り多い時間を過ごしますが、さらに)息つく暇がないくらいシルバーバーチは地上のために惜しみない時間をくださいました。その結果、20冊以上の霊訓が日本語に翻訳され、他にも三大霊訓など数多くの霊訓が私たちの手元に届けられることになりました。

※2)「霊訓」は、なかなか1人では読み取れない奥の深い内容なのだと言えます。「読書会」に通うことで、少しづつ正しく理解できるようになってきました。

※3)霊界が多くの犠牲を払って「霊訓」を降ろしたことを考えると、間違った理解のままでいいことはありません。

※4)網羅(もうら) = 1つずつ丁寧に見ていき、残らず取り入れる(理解していく)こと。
   霊的真理は大きく分けて、「神観」「人間観」「宗教観」「人生観」「死生観」「再生観」「他界観=死後世界観」の7つがあり、これらが最も大事だと言えます。

※5)体系的理解とは、思想体系のこと。(※4の)7つ全てが関連しています。また関連づけるためには「テーマ」が必要なのです。


(3)3つの思想体系とそれらの中心軸(←テーマのこと)
  ①スピリチュアリズムの思想体系【グループ1】
        ……時間軸(人間が今後たどっていく道筋を中心に真理を整理)

  人間 → 死 → 死の直後 → 幽界 → 再生 →→→

  ②スピリチュアリズムの思想体系【グループ2】
        ……水平軸(人間を取り巻く(3つの)世界を中心に真理を整理)

              神
               ↓
              人間 ← 地上世界(肉体を持っている今の世界)
               ↑
               霊界(本来の世界)

※今日まで宗教や哲学、医学や心理学などの研究は進んできましたが、これらの3つの世界(神・地上世界・霊界)に関して学問として残されてることは一度もありませんでした。

  ③スピリチュアリズムの思想体系【グループ3】
        ……霊的成長と実践軸(人間の霊的成長と、そのための実践を中心に真理を整理)

             霊的成長
              ↑実践
              ↑実践
              ↑実践
            《 人間 》

※シルバーバーチの本を端から端まで読めばいいというものではありません。↑上文のようにグループ分けをして、関連付けながら理解していくことがもっとも分かりやすく重要だと言えます。

※「思想1」…シルバーバーチがエベレストの頂上にいるとするならば、私たちは海抜数ミリの所にいると言えるでしょう。それでもこの地上生活の積み重ねがとても大切だということはまぎれもない事実です。また「思想2・3」は、人間を中心とした世界や実践のことを言っています。そして「思想1・2・3」のすべての元になっているのが、私たち「人間」なのです。私たち人間1人1人が出発点となり、終わりなき霊的成長の道を歩き始めてると言えるのです。

続く…