停電、そして…

今朝、と、言っても4時前のお話。

寝てると、息子が今でもたまぁに、「ママァ～」と、お布団に入ってきます
「真っ暗だよぉ…」
…そりゃ、まだ夜中だし、当然じゃ！と思いながらも、ふと目を開けると、
息子が来た時のために小さな電気は付けているのですが、消えてる。

ついでにトイレに～と、部屋を出ても真っ暗。あれ？！
どこもつかない。

「家だけかなぁ」と、外灯を見ようと、窓に目をやると、カーテンの隙間から、外灯なんかよりずっと明るい光…。




満月。

夕べは満月で、綺麗だねなんて、家族と見てた。

その満月が、明かりが消えた真っ暗な町を、電気よりもずっと明るく照らしてる。
美しくて、一気に目が覚めた。

電気よりも明るいこの明かりを、なぜ人は忘れてしまったのだろう。

この光があれば、窓辺なら本も読めるくらい明るいのに。

電気は便利。夜景も綺麗。
逆に、電気がすべて消えて、満月の明かりに照らされた町も、遠くから見たら、幻想的で綺麗なんじゃないかな。

自然の明かり、取り戻すのが難しい今の世界。

すごく大切な宝物を頂いたような、そんなひと時でした。

そこから、すぐに電気がついて…一気に満月の幻想的な明かりは、ただの月の明かりとなってしまいました。

「ヒール・ザ・ワールド」

世界に癒しを。

マイケルジャクソンの残した歌。



昨日、マイケルの「THIS IS IT」を家族で見に行った。
マイケルの異行奇行ばかりが取り上げられる中、彼が残したコンサートリハーサル映像に、すばらしいアーティストで、ダンサーで、そしてカリスマであることが伝わってきた。
そして、環境を破壊する人間のエゴを諭すメッセージも多かった。

「『誰かがやってくれる』じゃない、『自分がやる』今日からはじめよう」

よく聞く言葉、だけど、昨日のマイケルの言葉は、ドスン！と胸に響いた。

映画を見た夜が、満月で、夜中にこんな出来事に遭遇するって、すごく不思議な感覚。

「マイケル、満月の夜に、電力供給を1時間停めるだけで、癒しとエコを与えることが出来ると思うんだ。どうかな？」

なんとなく、心でそう思っていました。