顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

今後のことは…未定です

2009-01-31 11:33:44 | Weblog
ブログ書けていなくてごめんなさい
1/28~1/30と学会のため、鹿児島県に出かけていました

なんだかいろいろなことがあり過ぎて、精神的に疲れていて…病気のこともあるんだけど、仕事のこともいっぱいいっぱいです

約3週間ぶりに仕事復帰した早々、1月からの自分の担当エリアが変更になったことを聞かされて、驚きました。しかも増えたし…
広島、山口、福岡、静岡(一部)⇒広島、山口、福岡(一部)、兵庫、熊本

今のエリアだけでも結構大変だったのに、担当が増えてしまって、ちゃんと回るのか不安ですしかも兵庫県って、市場が大きいので大変そう

しかも私のお気に入りの福岡(博多)にはあまり行けなくなってしまい、これまた残念です
福岡って、福岡空港と博多駅が近くて、すごく便利ですよね

そして、どうせ九州に行くならば、できたら熊本ではなく長崎に行きたかったです

細かい話はこのブログには書いていないのですが、今後の治療のことで、一度長崎大学病院に行ってみたかったのです
長崎大学病院では、腫瘍切除後の患者の場合は、すべて高度先進医療を適応してくれるそうです

こんなに自分の都合通りにいかないことは重々承知ですが、最悪、長崎の病院に行きたいことを事前に専務や上司に話していただけに、ちょっとショックでした
いくら『仕事を休んで長崎大学病院に行っていいよ。』と言ってくれても、長崎担当なら寄れるけれど、そうではないと難しいものがありますね

そんなわけで、様々な気持ちが交錯して、なんか疲れています

今後の治療に関しても、この先の治療はS病院ではできないため、もっと専門性の高い大学病院にいずれは転院しなくてはなりません

でも今、あまり治療をする気がしなくて…(1/25「治療中断」)
病院選びは慎重にしなくては、と思いつつも、あまりちゃんと真剣に考えられていない自分

そろそろ気持ちをリセットして、頑張らないとなぁ…

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コメント欄について

2009-01-27 17:24:32 | Weblog
今日のこの記事で、400回目の記事になります
今日までの400回分の記事で、私の配慮のなさから批判などが出る内容もありましたが、それでも読んでくださっている方々、ありがとうございます

このブログのほとんど大半は、『顎骨腫瘍』という病気やそれに付随する出来事を書いています

最初に自分が顎骨腫瘍(セメント質骨形成繊維腫)と診断されたとき、初めて聞く病名だし、知識もなく、これからどうなっていくのか不安でたまりませんでした

大学の図書館や書店で調べても、これといった本はありませんでした
かたっぱしからネットで検索しても、顎骨腫瘍でもエナメル上皮腫ならある程度の説明はあるのですが、私の病気はほとんど皆無
もちろんこの病気を経験した方のブログなども、存在していませんでした

それでも数少ないブログを見ながら、私と似たような病気を経験した方に、もしできるのであればメールやコメントを送って、直接いろいろな事を教えてもらいたいと思っていました

また少しでも多くの情報が欲しくて、自分のブログにも病気の体験談を書いたことで、たくさんの方々からいろいろなアドバイスをいただきました

少しは病気に対する認知度が上がったのかなこのブログが1人でもいいので、参考になっていたらいいなぁ…と思います

同じ経験をしている人って、なかなか周りにはいないものだしね

なのにコメント欄を閉じてしまって、本当にすみません本来の目的が果たせていないでいます。本当にごめんなさい

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遺伝の可能性

2009-01-26 21:59:59 | Weblog
この病気が発覚する前は、半年に1度は定期的に歯医者さんに行って、虫歯がないかどうか調べてもらっていましたこんなにこまめに歯医者さんに行っていても、それでも顎骨腫瘍という病気になってしまったのです

虫歯を作ったことはなかったし、歯周病でもないのに、泣く泣く歯を失うことになりましたやっぱり…ショックでした最初は全然、自分の病気のことを受け入れることができませんでした

ちなみに、私には弟と妹がいます
親も気になっているとは思いますが、弟や妹に私と同じ思いをして欲しくはないのです

だから主治医に、「この病気って家族性はありますか?」と聞いてみました
すると、「そのような報告はされていないから、大丈夫だと思う。ただ病気自体が少ないから統計をとっているわけでもないし、正直わからない。」と言われました

結局、病気が少ないからわからないって結論になるのね。もうイヤだぁ

「歯医者でレントゲンを撮ればすぐわかるから、気になるなら一度歯医者に行って、撮ってもらいな。でも早々同じ病気になるなんて、ないと思うよ。」とのことでした

皆様も、ぜひ一度歯医者さんでレントゲン写真を撮ってみてくださいね病気は少ないからめったにないとは思いますが、もしものために…
どうせ手術をしなくてはならない病気ならまだ早期に発見した方がいいはず…

レントゲン1枚(全体をパノラマで撮ると)、たったの400点です。保険も適応になるし、たかが1200円程度(3割負担で)なので、めんどくさがらずに歯医者さんに足を運んでください

口腔内の疾患で唯一、耳鼻咽喉科医の範囲外である、顎の骨(下顎)の病気。
もし耳鼻科の先生の眼中にあれば、私はもっと早く腫瘍が見つかっていたに違いありません

そう思うと悔しいけれど、これも私の運命なのです
私と同じ思いを皆様にして欲しくはないので、しつこいけれどぜひぜひ一度、歯医者さんに行って、かつレントゲン写真を撮ってくださいね

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治療中断(希望は)

2009-01-25 15:37:15 | Weblog
もう1年以上に渡る通院しかもその間に4回の入院&手術を経験しました。
治療って疲れるし、通院自体も疲れるよね

S病院もN病院も決して家から近くはありません特にN病院には電車を使って1時間弱はかかるし、しかも土曜日に行っているので、とにかく混んでいて待ち時間も長いし

貴重な土曜日は潰れ、さらには仕事を休んでS病院に通わなくてはならない現状。
2週間に1回の頻度での病院通いには、かなり疲れてきたのも事実

そろそろ少し休ませてあげないと、身体も心も本当にもたないなぁ…って思いますだから私、しばらく積極的な治療は一時中断します

最初は今回の手術(歯茎を作る手術)をしたら、とりあえず入れ歯を作ってくれるということだったので、入れ歯が作れたらしばらく治療はお休みする予定でした(自分の中でですが。)

でもそこまで待てなくて…昨日の診察時に主治医にあるお願いをしました

「病院に行くのが負担になっているため、特に手術した部分も問題ないとのことなので、通院間隔を2~3ヶ月に1度にしてもらえませんか?」と聞いたら、「今はまだできない。粘膜が完全に出来上がるまでは、2週間に1度は診たいから、あともうちょっと頑張って。」とのことでした

それは仕方がないので、あきらめますでも早く病院通いから開放されたいよ

本当は入れ歯を作った方がいいのもわかるし、そのために今回手術を受けたんだけれども、なんだか全てがめんどくさくなってきました

良いのか悪いのかはわかりませんが、1年間もこの状態なので、歯がないことに慣れちゃいました食べるときに苦労しますが、右下が使えないことも慣れてしまって、違和感がなくなってしまいました

理屈では歯はたった1本ないだけで、他の歯にとても負担をかけていること、片側でしかご飯が食べられないというのは、ものすごく片側の顎や筋肉、関節に負担をかけていることはわかっています。

だからこの生活を続けていくのは、決して良いことではないのもわかるけれど…

たとえ入れ歯を作ったところで、ご飯が食べられるかと言ったらそれまた話は別なわけだしね。なんて都合よく解釈している自分がいます
治療に対して、ものすごく中だるみ状態

マイペースに治療をしていくのも、1つの選択肢だよね

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理想と現実のギャップ

2009-01-24 22:35:31 | Weblog
今日、N病院(歯科付属病院)に行ってきました11月末に行ったきりで、約2ヶ月ぶりなので、ちょっと緊張しました

でも今日はS病院の主治医が来てくれる日なので、もちろん先生に診てもらったところ、手術した部分の粘膜は、先生の想像以上にできあがっているとのことでしたこれには主治医も驚いていました

手術したばかりの頃、粘膜の色も当初は白色だったのですが、だいぶ普通の粘膜の色(ピンク色)に近づいてきましたあと2週間程度で、残りの部分の粘膜もちゃんと出来上がるだろう、とも言われました(1/20「期待していたのに…」)

さらに、出血量もかなり少なくなりました(1/14「口の中って不思議」)まだ出血するものの、じわっと出てくる程度だし、すぐに止まってくれます

「ここまでくれば、もう化膿したりする心配は特にないだろう。」とも言われて、ほっとしました
術後感染を起こしたことがあるので(9/26「感染を起こした理由と手術のリスク」)、この言葉がやはり1番安心します

「歯はないけれど、だいぶ口の中の形キレイになったよ。」と主治医はおっしゃってはくれましたが…それは単なる先生の自己満足ではないの?って思ってしまいます

私からすれば、できる限り手術する前の状態に戻して欲しいです手術で歯茎や頬側の粘膜を作ったものの、やはりでこぼこだし、傷跡もしっかり残っているのが現状です

そして何より、未だに引っ張られているなどの違和感はあるし、口の動きはスムーズではありません
主治医に確認してみたら、やはり手術で傷をつけているので、ある程度は仕方がないこと、完全に違和感を消すことは無理な話であることも言われました

こればかかりは、時間の経過ともに、自分が慣れていくしかないそうです
麻痺ももう慢性化しているので、同様とのことです

完璧を求めていたらキリがないので、この変で自分が納得するしかもうないですよね…

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プレートでの術後感染(2)

2009-01-23 18:32:52 | Weblog
昨日の続きです。

これだけの話を聞く限り、吸収性>チタン性 という不等号が私の頭の中に出来上がってきました

すると主治医が、「吸収性の方が優れていますが、その分金額は高いです。チタン製のと比べて、○万円程度も違います。」と言われました

でも私は、早くインプラントをして欲しかったし、プレート除去だけのために入院して全身麻酔で手術をするのはめんどくさいと思って、これはお金には代えられないなぁ…と思って、迷わず吸収性のプレートを選びました
痛いことは最小限にして欲しい、という気持ちもありました

プレート除去手術と同時に、インプラント手術など+αの処置や手術をしてくれるのなら話は変わりますが…

最後に主治医が、「ごく稀にプレートが身体に合わない人もいますが、まぁ大丈夫でしょう。」と説明したのを、頭の片隅で覚えています。

そのときは、『そんなのごくごく稀なことでしょ。私には関係ないし。』と思っていたので、軽く聞き流していました親もそうでした

ですが私の身体では、そんな稀なことが起こったのです(9/26「感染を起こした理由と手術のリスク」)

今回の入院のときにも確認したのですが、感染した考えられる最大の原因はプレートでした
「やはり吸収性といえども、身体にとっては異物にかわりないので、外に出そうとしていて、それで感染を起こしてしまった。」と説明されました

結局、自然と吸収されるメッシュ製のプレートを使ったのに、感染を起こしてしまった結果、本来受ける必要のない手術(=プレート除去手術)を受けるはめになってしまいました(11/20「プレート除去手術の結末」)

全くもって、吸収性のプレートを使った意味がありませんでしたあのプレート高かったのになぁ…

ちなみに「今回の手術は大丈夫ですか?感染しないですか?」と確認したら、「シートを使っているけれど、内部に埋め込んでいるわけではないし、今回は大丈夫だよ。」とのことでした

でもそう考えると、顎の骨の中に埋め込むインプラントは大丈夫なのか、今から気がかりですインプラントで感染したら、それこそお金もかかるし、収集つかなくなるし…

ちなみに、私は吸収性のメッシュ製のプレートが身体に合わなくて、大変な思いをしましたが、そういうことが起こるのは非常に少ないそうです。
必要以上に慎重になる必要はないと思います

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プレートでの術後感染(1)

2009-01-22 21:47:03 | Weblog
ずっと書こう書こうと思っていて、書けていなかったことの1つが、まずは手術で使用したプレートのことです。今日はプレートについて書きます

1回目の腫瘍摘出術を受けたときに、腫瘍と顎の骨を切除したところに、チタン製のプレートを入れて、顎の骨を固定しました。(08,1/4「手術の説明」1/25「手術談③」

そのときに用いたプレートは、8月に受けた骨移植による顎骨再建術のときに、除去しましたが、移植した骨を固定させるのに、改めて違うプレートを入れました。

8月の手術で使用するプレートについて、主治医からされた説明をまとめます

◦前回と同じチタン製のプレートを入れてもいいが、改めて除去しなくてはいけないという欠点があること。

◦前回はいずれは再建手術をする予定だったので、再建術と同時にプレートを除去できたが、今回はまた新たに手術が必要になってくること。しかも除去するのも、私の場合(腫瘍摘出や顎骨再建、顎骨骨折など)は全身麻酔を伴うこと。(9/27「プレート除去手術の方法」)

◦プレート除去手術とインプラントの一次手術を同時に行う病院もあるが、S病院ではそれができないので、手術の回数が余分に増えてしまうこと。

などの欠点がいくつかありました

それを改善した方法が1つあって、主治医にこう勧められました

「吸収性のメッシュ製のプレートがあるんだけどね、これを使えば体内で吸収されるから、除去する手術をする必要がないのね。だからあなたはこっちがいいと思うんだけど、どうする?」と聞かれました

私が「どの程度の期間で吸収されるんですか?どちらのプレートを使ったほうが、インプラントが早くできますか?」と聞きました

「(吸収性のプレートなら)半年程度で吸収されるから、移植した骨の状況にもよるんだけど、早ければ半年、遅くても1年後にはインプラントができるよ。
チタン製のプレートを使ったら、少なくとも半年~1年程度はプレートを入れておかなくてはいけないし、もう一度除去する必要も出てくるし、除去してすぐにインプラントはできないから、(除去と同時なら可能です。)組織の再生の様子を見ながらインプラントをすることになるから、1年半~2年くらいはかかるんじゃないかな?」とのことでした

明日に続く。

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腫瘍を巡って

2009-01-21 20:28:16 | Weblog
私は残念ながら、そのにっくき腫瘍を見たことはありません

1回目の入院中、主治医に「摘出した腫瘍、見せてください。」とお願いしたのですが、すでに病理に出してしまったとのことで…「写真を撮ったから、今度見せてあげるね。」と言ってくれたものの、未だに見せてもらってはいません

でも親は、手術後すぐに主治医から説明があり、その際にホルマリン漬けの腫瘍を見せてもらったとのことです。

想像していたよりも腫瘍は大きかった(ゴルフボールくらい)みたいで、でも正常な組織を見たことがないので、それが異物なのかもどうかもわからなかったらしい。

確かにそりゃそうだよね
でも何色だったのだろうか…?形は…?大きさは…?
気になることは多いです

だから2回目の入院のときは、事前に主治医に「摘出した腫瘍、今度はちゃんと見せてください。」とお願いしました

術後、先生に「見せてください。」と言ったら、「あごめん。病理に出しちゃった。」と言われて、ちょっとショックでしたでも術後の状態が悪くて、ここまで回復するのに時間がかかったから仕方がないのですが

ひどいのはここから先の話なの
「じゃあ、写真でいいから見せてください。」とお願いしたのに、なかなか見せてくれなくて、ずっとごまかされていました

3回目の入院のときに主治医に、「写真は…?」って聞いたら、「それが、ないんだよね。」ってあっさり言われました
「なくしたんですか?」と聞いたら、「カルテにもないし、見当たらないんだよね。なくしたのかな?」だって

さすがに悲しくなってきて、「先生、ひどい見せてくれるって約束したじゃん」と言ったら、「うん、そうだよね。でも写真を撮ったのは確かだから、探しておくから。」とのこと

ささいなことだけれども、主治医に不信感を抱いた原因は、これがきっかけだっと思いますこれ以来、ちょっとしたことで主治医を疑ってしまうし、本当に先生を信じていいのかわからなくなります

私が「N病院(歯科付属病院)に持って行ったんですか?」って聞いたら、「う~ん。そうかも。」だって
もし本当だったら先生、ひどいよねいくら研究(?)で使いたいからっといっても、なんで勝手に持ち出しているの

結局、真相はわからないし、写真の行方もわからないままです
自分の身体にできた腫瘍、どんなものか見たかったのになぁ…

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期待していたのに…

2009-01-20 21:38:26 | Weblog
今回の手術をしたら、(ある程度は)見た目も良くなるし、引っ張られているなどの違和感の改善にもつながるし、そのため口の動きのスムーズになるし、入れ歯も作ってくれる、という話でした。(12/3「手術のメリット」)

見た目の問題と入れ歯のことはとりあえず置いといて…

『引っ張られているなどの違和感の改善にもつながるし、そのため口の動きのスムーズになる。』

↑これ違うよ先生の言ったこと、間違っているよ
全然スムーズに動かないし、引っ張られている違和感も消えないし、むしろ突っ張っている感じが強く出ています

なんでこんなことが起きるの?本当にこれ、手術が成功したの?

見た目だって、ここで書くつもりはなかったのですが、手術した部分(歯茎の部分も、頬側の粘膜も)の粘膜はピンク色ではなく白色なので、既存の粘膜と形状が全く違うのがすぐに見て取れます
最初は汚れがたまって、白くなっているのかと思うくらいでした

とにかく動きが鈍くて、違和感も強く出るし、すごくイライラします案の定、うまく話せず聞き返されてしまいます

なんか悲しくなってきて、今回の入院中、「先生さ、なんですぐに聞き返すの…?」と聞いたら、主治医が黙ってしまいました

でも何かしら感じてくださったみたいで、それ以来聞き返す回数が減りました。(12/22「後遺症~会話・摂食~」)先生、一生懸命聞き取ろうとしてくれているのかな…?と思うと、ちょっと嬉しいです

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無力感

2009-01-19 17:13:50 | Weblog
今日から仕事復帰しました頑張って何とかやっています

年末は何かと忙しかったのですが、今日は取り入ってやることもなく、かなりのんびり過ごしました
もうちょっとだけ、どこにも行かず、社内で過ごすことにします

同期の子で体調を崩して、12月からずっとお休みをしている子がいるのですが、社内にいると、どうしてもその子の名前はあがります。(1/9の記事は削除しました。ごめんなさい。)

その記事を読まれた方はご存知だとは思いますが、大きな病気にかかって、今いろいろと治療中です。

会社の人は精神的に体調を崩して、身体にも影響が出てしまった、という程度の解釈しかしていないと思います本当の病名は知る由もありません

「あの子と連絡は取っているの?元気そう?」
と聞かれても、私は本当の病名を知ってしまっているので、何にも言えなくなってしまいます

それ以外にも、「(仕事に)戻ってきてくれると思う?」とも聞かれます

でも本当の理由を知っている私には、同意も否定もできません

『精神的なことだけではなくて、身体のことがメインなの。それに仕事復帰を1番望んでいるのは、その子本人なんだよ。』と言えないのが、もどかしいです

この状況で、黙っていることも、すごく難しいです知らないふりをするのも、とても辛いです

これなら知らないで過ごしていたほうが、気がラクだったと思います
だって病名を知ったからと言って、私に何ができるのものすごい無力さを感じる毎日を送っています

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不安の原因は何?

2009-01-18 13:40:51 | Weblog
明日から仕事復帰ですでもとにかく不安で、心配でたまりません

他の同期の子、みんなよくやっているよね…頑張っているよね…って感心しちゃうよ
私、みんなと同じことができる自信がない

今までは退院したらすぐにでも仕事に復帰して、頑張ろうと思えていたし、9月は術後感染を起こして痛みもあって、顔も腫れていたけれど、でもそれでも自分の身体のことより、とにかく仕事を休みたくなかった

退院してから仕事復帰するまでの期間が、今回1番長かったのにも関わらず(しかもたいした手術ではないのに…)、そして今回はもちろん腸骨等を傷つけていないからちゃんと歩けるわけだし、術後の経過も悪くはないのに…
なのに、気持ちがめいっています

何が自分を不安な気持ちにさせているのかも、わかりません

このブログを読んでくださる方はわかると思いますが、私もとからメンタル面は決して強くはありません(1/31「後期試験」)

以前、「あなたに足りないのは自信だけ。4年間見てきたけれど、ちゃんとできているのだから、もっと自信を持ちなさい!!」と、大学の先生に言われたことがあります。(3/22「国試前日」)

だからその先生が話してくださった通り、本当にできているのかどうか不安に思うこともありましたが、『私、できているはずこれでいいんだよね』と思いながら、社会人生活スタートさせて今日まで来ましたが、なんかもうダメみたいです

私、これからも頑張っていく自信がないよもう無理だよどうしたらいいんだろう。
でもお給料もらっているわけなんだから、ちゃんと働かないといけないし

今、私は自分に甘えています。すごく甘いです
一部を病気のせいにしている自分が、すごく情けないです

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2008年度の医療費

2009-01-17 17:24:04 | Weblog
医療費のことを書くことは、あまり品の良いことではないとは思います
ただ、もし私と同じような病気を知らされると同時に、経済的な負担に関しても、気になる方もいるのではないかと思います。その方に少しでもご参考になればと思い、書かせていただきます

この1年間の医療費(正確には被保険者本人になった4/1~12/31です。)を計算してみました

なんと…517,665円(交通費別だし、差額ベッド代等はかかっていません。)
もちろん私1人ですしかもたった8ヶ月でこれだけかかっていますそのほとんどが(9割以上)、S病院とN病院に支払った医療費です。

3割負担でこの金額ですよ
でも歯科だという理由で、一部の検査はなぜか自費で請求されています
CTも医科(耳鼻科や頭頸部外科)なら保険が通るし、同じ歯科でも口唇・口蓋裂や顎変形症などの矯正治療の場合には、CTも保険が適応になるとのことで、その違いが私には理解できません

この病気が発覚したのは2007年の11月。そのときからの診察代、検査代、手術代、入院費もトータルしてみると、今日まででざっと約90万円(11/22「痛い消費税」)
まぁ、去年の3月まで(最初の約5ヶ月分)は親が払ってくれましたが…ありがとうございます

細かい内訳は、1回目の腫瘍摘出術が約24万
         2回目の顎骨再建術が約37万
         3回目のプレート除去手術が約5万
         4回目の口腔前提拡張術が約8万

生検が約2万円。術前検査で行う血液・尿検査、心電図、呼吸機能検査、胸部レントゲン写真などの単純なものが約1万円。
自己血貯血も400mlで1万円以上。あとはレントゲンやCT、入れ歯やスプリント等、なんだかんだでお金がかかります

実は、今後の治療費の方が気がかりです腫瘍切除後の再建術の治療や検査なのに、保険がきかないので、今後は何百万とかかってしまいます

あまりにも高額な金額を提示されたので、主治医に「入社1年目の私に、どうやって払えばいいですかね?」って聞いたら、「無理だよね。。。」と即答されてしまいました

一生懸命働くけれどさ、私には本当に先進医療を受けるのは厳しいかも
今までも結構やりくりして、医療費に当てている現状なので

でもこれだけのお金があったらさ、洋服買ったり、遊んだりできるのになぁ…
もっと贅沢できるのになぁ…
保険が適応になれば、かなり負担も変わるのになぁ…

なんで保険が適応にならないのなんだか日本の医療制度や厚生労働省に腹が立ってきます
せめて検査で必要なCTくらい、保険の適応にしてよ

確定申告をしても、私の場合はほとんど戻ってきません1年目の給料なんて本当にたいしたことないので…
でもまぁ、4月から徴収される住民税を少しでも減らすためにも、ちゃんと申告します
そして頑張って働いて、治療費稼ぎます

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ワガママな私

2009-01-16 15:32:26 | Weblog
本来は、今日から仕事復帰する予定でした
入院中によくメールをくださった上司に、とあるメールを送りました

「手術は、何も問題なく無事に終わりました。ありがとうございます。
ただし私は整容面も気にしてしまう性格なため、当然キレイになるものだと思って今回の手術を受けた分、そのギャップにへこんでいます。
口の中の粘膜の色や形は汚いし、神経の麻痺も悪化し、動きもスムーズではなく、落ち込みます。
これが現在の医学の限界なのだと、自分に言い聞かせて納得させているところです。
金曜日から(今日)はいよいよ復帰します。元気に出社しますので、よろしくお願いします。』

そうしたら、『無理して出なくて構わない。来週から復帰しなさい。今はゆっくり休みなさい。』
と返事が帰ってきました

身体は元気なのに、ワガママ言ってごめんなさい
でも来週からはちゃんと復帰します

術後の状態のことも、私だって、1回目の手術以前の元の状態に戻ることは、不可能だということはわかります。
まだ手術したばかりで、粘膜が不完全な状態だということもわかります。

でもそれにしても…汚すぎる

術後1ヶ月後とか、時間はかかってもいいから、いずれはキレイになればいいけれど、そういうところで主治医を信用できなくて、本当に大丈夫なのって疑ってしまいます

自分で術式を決めたんだから、仕方がないことだし、わりきるしかないのですが…(12/31「術式を決めるまで(1)・(2)」1/1「術式を決めるまで(3)・(4)」
もっと前向きにならないとダメなのもわかるけれど、でもまだ受け入れられる気持ちの余裕がありません

頑張らないとなぁ…

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顎骨切除 術後1年

2009-01-15 16:52:12 | Weblog
去年の1/15に1回目の手術、腫瘍摘出術を受けました。あれから今日で丸1年が経過しました
早いような、遅いような、よくわからない1年間でした

今日は時計を見るたびに、『去年の今頃は、手術室だよなぁ…』とか『そろそろ病室に戻ったのかな?』なんて回想をしていました
まだ鮮明に残っているんですよね。当時のこと

術後1年が経ちましたが、未だに再発のことは怖いです(12/8「再発のこと」)

今まで大きな病気や怪我をしたこともなく、大好きな旅行にでかけたり、おしゃれをめいいっぱい楽しんだり、おいしいものをたくさん食べたりと、何不自由ない生活を送ってきたので、この1年間は私には辛いものでした

今年も年明けすぐに入院&手術をしたため、新年の挨拶がなかなかできていなかったので、この場でさせていただきます

皆様、去年はたくさんの応援ありがとうございました。このブログを通して、様々な人と出会うことができました

たくさんの人が読んでくださる分、考えて更新しないとたくさんの意見が返ってきます。
人それぞれ意見があって、全部を受け入れて書く訳にもいかないこともあり、文章を書くことの難しさを痛感しています。

でも、皆様からいただいた言葉を心にとめて、これからも頑張って更新していきたいと思います。そして頑張って治療も受けます

今年もどうぞよろしくお願いいたします

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口の中って不思議

2009-01-14 18:39:23 | Weblog
今日もS病院に行ってきました
昨日行ったし、連休も病院行っていて…入院していれば良かったです

昨日シートを除去してから、痛みがほとんどなくなりました驚くくらいの速さで、口内炎が小さくなっています
やはりシートが当たっていたのが原因みたい。

今日はまずは手術をした部分の抜糸をしました今までの手術では1回につき10箇所以上、しかもかなり深く縫っていたので、抜糸も痛みを伴いましたが、今回は5箇所、それも浅いところで縫ったということで、表面麻酔をしなかったものの、さほど痛くありませんでした

気になる手術の経過は、特に問題はないとのことシートを除去したので、主治医も不安だったみたいですが、何も問題は起きていないそうです。
後は、粘膜ができあがるのを待つだけですどの程度できるのかな?

「ちょっとした刺激で出血するんですけど、大丈夫ですか?」って聞いたら、「粘膜が露出しているから、それは仕方がない。でも上皮ができあがるに従がって出血量も少なくなるから、とにかく刺激しないように。」と言われました

口の中って不思議です。。。
普通、体の他の部位の手術をしたら、厳重に消毒し、ガーゼやテーピングをしたり、包帯を巻いたりします。
しかし口の中の場合、抜歯や切開などの手術後、口の中をガーゼやテーピング、包帯などで巻きつけることは不可能です。それでも、免疫力・体力などに問題がなければちゃんと治っていきます
身体の中で一番汚い(細菌の多い)場所なのにね。

よくできていますよね手術を受けるたびに、毎回感心します

入れ歯のことを催促したら、「まだ粘膜が安定していないし、この段階で作っても合わなくなっちゃうから、少なくとも手術から1ヶ月が経たないと作れない。」と言われてしまいました

今回の手術をしたらすぐに作ってもらえると思って期待していた分、ちょっと残念です

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