顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

プレートでの術後感染(2)

2009-01-23 18:32:52 | Weblog
昨日の続きです。

これだけの話を聞く限り、吸収性>チタン性 という不等号が私の頭の中に出来上がってきました

すると主治医が、「吸収性の方が優れていますが、その分金額は高いです。チタン製のと比べて、○万円程度も違います。」と言われました

でも私は、早くインプラントをして欲しかったし、プレート除去だけのために入院して全身麻酔で手術をするのはめんどくさいと思って、これはお金には代えられないなぁ…と思って、迷わず吸収性のプレートを選びました
痛いことは最小限にして欲しい、という気持ちもありました

プレート除去手術と同時に、インプラント手術など+αの処置や手術をしてくれるのなら話は変わりますが…

最後に主治医が、「ごく稀にプレートが身体に合わない人もいますが、まぁ大丈夫でしょう。」と説明したのを、頭の片隅で覚えています。

そのときは、『そんなのごくごく稀なことでしょ。私には関係ないし。』と思っていたので、軽く聞き流していました親もそうでした

ですが私の身体では、そんな稀なことが起こったのです(9/26「感染を起こした理由と手術のリスク」)

今回の入院のときにも確認したのですが、感染した考えられる最大の原因はプレートでした
「やはり吸収性といえども、身体にとっては異物にかわりないので、外に出そうとしていて、それで感染を起こしてしまった。」と説明されました

結局、自然と吸収されるメッシュ製のプレートを使ったのに、感染を起こしてしまった結果、本来受ける必要のない手術(=プレート除去手術)を受けるはめになってしまいました(11/20「プレート除去手術の結末」)

全くもって、吸収性のプレートを使った意味がありませんでしたあのプレート高かったのになぁ…

ちなみに「今回の手術は大丈夫ですか?感染しないですか?」と確認したら、「シートを使っているけれど、内部に埋め込んでいるわけではないし、今回は大丈夫だよ。」とのことでした

でもそう考えると、顎の骨の中に埋め込むインプラントは大丈夫なのか、今から気がかりですインプラントで感染したら、それこそお金もかかるし、収集つかなくなるし…

ちなみに、私は吸収性のメッシュ製のプレートが身体に合わなくて、大変な思いをしましたが、そういうことが起こるのは非常に少ないそうです。
必要以上に慎重になる必要はないと思います

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