長い夏、のようでも・・・

会社帰りに
横断歩道をとぼとぼと歩く
部活帰りと思しき中学生の男の子を見かけました。

肩にかけたスポーツバックの形を見ても
運動音痴の私には
野球部なのか、サッカー部なのか、
はたまた卓球部なのか、陸上部なのか
さっぱり見分けはつきませんでしたが
西日射す、アスファルトの熱気の中を
疲れた足取りで一人歩くその後ろ姿に
おばちゃんは心の中で
「ガンバレ、ガンバレ」
と叫ぶのでした。



そこで、
ふと、
『あれ？！』と思う。


西日だ！
もう、
西日なんだ。


気がつかなかった！！！

いつの間に、帰宅時間の太陽光線が
こんなに、毒々しいダイダイ色にかわっていたの？

いつもまでも続くのではないか？と思わせる今年の酷暑の夏。
だけど間違いなく、
日照時間は日に日に短くなっていたんですね。


横断歩道を渡り切った中学生は
カバンを右肩から左肩にかけ直し
同時に、ちょっと猫背気味の姿勢も正したように見えたのは
ただの思い過ごしかな？

だけど、
ほんのちょっと太陽に手をかざして
眩しそうにしながらも、
さっきとは違う顔つきになってるよ。
もしかしたら、
あの子にも、
秋の兆しが見えたのか？


家に帰りつくとポストには
通販会社から、秋冬物のカタログが届いていた。

やっぱり、秋は来るんだね。

なんだか、夏が名残おしくなった私は
ムッとする部屋の中の空気にもエアコンは辛抱することに。
窓を全開にして、冷たい水を顔に掛ける。
あ～、暑い。暑い。
よ～し、と
冷凍庫から冷たいアイスバーを取り出して貪り喰おうっと。

空に消えてった～

毎年、夏の終わりはこれ



が

こうなって



こうなる






夏らしくない、夏だったけど、
でも、”夏”だったんだよね。


”一番”の花火は、カメラなんて向けてる余裕もなく、
ただただ、呆けて魅入ってしまった。

毎年のことなのに、最後には
このまま終わらず花火が上がり続けてくれ！
と、祈ってしまう。

あ、ライヴと同じだ！

動き出すということは・・・

楽しい日々って、
楽しくない日々がやってきて
初めて「あの時は楽しかったなぁ」
なんて、思えて来るもんなんですね。

それを、
嫌というほど、実感していた矢先、



「動き出すということは、まずは一度きちんと止まることから」



なんだか、
すごく心が軽くなりました。


そうかあ、
ウロウロしないで、
きちんと止まればよいのか。




ありがとうございます！けんたろうさま。

草植え

今日は朝から、町内の公園の清掃。
梅雨だというのに、
こういう日に限って、
朝から、サンサンとお陽様は降り注ぐのね。

軍手に草刈りがまを持ち、
伸びに伸びた雑草を、ザクザク、ザクザク。
芝だか、ススキだかよく分からない草。
昔懐かしいハハコグサ。
強い香りのドクダミ草までありました。

とにかく、ひたすら、ガジガジ、ザクザク。
随分進んだよねって立ち上がって見渡すと、

えーーーー

ってくらいまだまだ沢山生い茂ってる。
なんだこりゃ。
今、取りつくしたと思ってた、
ジャングルジムの下にも、やっぱり沢山残ってて
まさか、私が後ろを向いてる間に
驚異的に成長してるのではあるまいな、と思わせられる。

普段は狭いと思う公園が果てない広さに見えてきます。

ふぅ。




ところで、この写真をご覧ください。



なんだか、変でしょ。
取り損ねた雑草ではありません。

実はこれ、
近所の保育園に通う男の子が、
私の横でおしゃべりしながら、
一生懸命にしていた”草植え作業”の成果！

小さな指で、土に穴を作り、
そこに、切り取った草の葉っぱを入れ、
その上に土を丁寧にかぶせてました。

その、かわいいこと。かわいいこと。

思わず、持ってた携帯でバシャしちゃいました。

「あついねぇ」
って汗かきながら頑張ってる姿。
日ごろ、だらけてるおばちゃんに、
活力与えてくれました。

お陰で面倒なだけの公園清掃が
とっても楽しい時間に！

ありがとう、ケ◆ちゃん

歯医者さん

先々週くらいから、食事の途中で、
時々、「んん？」と思う瞬間がありました。
でも、すぐなんともなくなっちゃうので
そのまま放置。
まあ、普通ですよね。

でも、先週半ばからは、
噛むたびに、下の右奥歯に違和感。
俗に言う「歯が浮いている」。
食事のたびにどうも気になる。
気になるどころか、これは痛いに近い。
我慢も限界。
即、かかりつけの歯科医へ予約のTEL。
本日、月曜午前中になんとか入れて頂きました。

ところが・・・、
この週末、町内会の運動会があり、
その準備やら、お世話役やら、
後始末やらしているうちに、
あれぇ・・・痛くないし、浮いてもいない。
治った？？？？
虫歯は自然治癒しないのに？？？？

でも、折角予約したんだし、
昨年末の定期検診サボっちゃった分、
口内のお掃除も頼んじゃお

って事で行ってきました。

ちょっとシャイないつもの先生。
なぜか、この先生、
患者さんと目を合わせるのが苦手なんですよね。
治療説明の途中で、
つい先生の方に顔をむけると、
視線を泳がせ狼狽されるのですよ。
不思議な先生なんです。

でもね、腕もいいし、
治療方法の説明もとっても丁寧。
技師さん方もしっかりした方ばかり。
大好きな歯医者さんです。

受付で、「下の右奥歯」の説明をして、
待つこと３０分。
（予約通りの時間に行ったけど、歯医者さんって
　大概このくらい待つことになりますよね）
漸く、治療室。
あんぐり口を開いて、いざ受診。
一応、全部の歯を一通り点検したあと、
「下の奥歯ですね」と、先生。
「はい」と言いたいけど、口あけたままなので、
「はあ」と返事する私。
なのに、先生はなぜか「上の奥歯」ばかりぐりぐり。
そして「上の処置歯が変色してますね」と。
「下なんですけど、先生」と言いたいけど、言えない。
まあ、どうせ違和感無くなってるから、いいけど。
結局、レントゲンでも確認してもらいましたが、
右下の奥歯は全くなんでもなかったようで、
どういうことだったんでしょうねぇ。

問題の「上」も削ったりしないで、
お掃除と薬の塗布だけで様子見することに。
ほとんど、痛い思いをすることなしに、
帰宅できました。

けどなあ、
変だったのは、間違いなく「下」だったのに。

帰り際、
「左右が違って痛くなかったんだからいいわよ」
と技師さんに笑われました。
「左右」の場合は、脳内の異常が疑われるらしい。
でも、「上下」の場合は何ともないの？

歯の件は安心したけど、
違う事が不安になってきたぞ。

閑雲野鶴

新聞のコラム欄で
「やるべきことを掲げるのでなく、
　やらない事を選択することが、
　リラックスして仕事に当たれるこつだ」
的な事が書いてありました。

なるほど。
半年前の私なら、
うんうん、頷いて、即実践に移してるところだ。

が、しかし、
今、私は、閑を持て余しており、
やるべきことを探すことが、
これまた、かなりの至難の事。

いやいや、
正真正銘の、
閑雲野鶴というわけではない所が辛い所。

自宅に居れば、
やりたいこと、
やらねばならぬことが目白押し。
それこそ、やらない事を決めてかからないと、
なにもかもが、中途半端で終わってしまう。

暇なのは、
そう、
お給料のために出勤している間の
雇い主による拘束時間なのです。

何故暇なのか？
それは、
お客様が来ないからです。

何故、お客様がこないのか？
多分、知名度が低いからです。

知名度を上げる努力しなくていいの？
はい！

「え？」でしょ。
なんか、間違ってるような、気がするでしょ。

けど、これでいいみたいなんです。
そういう世界らしいのです。

という訳で、
自分の精神衛生を良好に保つためにも、
仕事中には”閑雲野鶴”を妄想し、
やり過ごしています。

今、羨ましいと思ったあなた！
はい、正解だと思いますよ。


暇だとロクなこと考えない！なんて
世間では申しておりますが、
ロクなことであろうと、
ロクでもないことであろうと、
考える暇もなくあくせくするのは、
やはり健康的ではないと思う。

とりとめない事で、心の底から楽しくなれるのは
（たとえば、
　お客さんが話しながら無意識に寝癖のついた髪をなでる仕草に
　親近感を覚えたりすること）
やっぱり、幸せだと思うのよ。
忙しい時には、気にも留めないか、
逆に不愉快に感じたりしてたような気がする。

忙しさにかまけて、
心の休養をないがしろにしていた私の
今はリハビリ期間なのかも。

散って、なお・・・

先週末は、
格好の花見日より。

連日２０度を超す陽気で
満開の桜花・花・花。

桜は夜！と譲らない息子を連れて
近くの花見の名所に




ちょっと薄気味悪い？
しかも、ここ人柱の言い伝えなんかもあって・・・

なんて、気分になることもできないくらい
大勢の人の波でした。
そう、この週末が最高だったんですね。





うって変って、本日は雨。
桜並木の歩道は花びらに覆われています。

その上に、自転車のタイヤの跡が2本。


あっ、ここ、すべってますね。

お怪我なぞ、なければ良いのですが。


雪の日のように
傘もどんどん重くなります。
振っても落ちない、薄紅の花びら達。
仕方なく、広げたままで玄関先に。

すると、息子が帰ってくるなり、
「さくら餅のにおいがする」!


本当だ！そうだね。
お花見では嗅げなかった、この香り。
無情な雨に濡らされて、
ようやく匂い立つんだね、桜って。

春の海・・・

天気予報を裏切ってすっきり青空になった3月最後の週末。

思い切って海までドライブ




ひねもす　のたり・・・とは程遠い、日本海




牙はむいてないものの、結構、迫力ある波がしらが
”ざっばーん、ざっばーん”



振り向むいてみても



人気のない、海浜公園。
寒い！

おまけに、
ベンチに腰掛けてるのは
アツアツのカップルではなく



なんとも無残なこの姿。



でも、春の息吹はちゃんと足元にありました。

　

かわいいね。
健気だね。

寒い海風に負けずに頑張るんだよ。



空から聞こえるのは、
”ピー、ヒョロロロロロロロ”

んん？と見上げると、そこには



群れなすとんび！！！
ヒッチコックですかぁ？

こわい！　こわいよ！




そして、この海の向こうには
”テポドン”？？？？？？！！！！！


こわいよぉぉぉぉぉ！
こわすぎるよぉぉぉぉぉ！



癒しを求めた、春の海。
天気予報なみにハズレタ思惑。
いろいろ疲れた、3月最後の週末でした。

「豆しば」

ご存じ方も多数いらっさるとは思いますが、
私、今日初めてお目にかかりました。

かわゆし
かわゆし

「豆しば」


個人的には
第４話が特にお好みだったりする。

理由は・・・・・見ればわかります。

雪なし建国記念の日

なんだか、ぼんやり過ごしているうちに
２月になっていたのですね。

今日は雷なんぞがド鳴っていて
「なんだか寒いわね」
なんて挨拶したりしてたけど
でも、忘れちゃいけない！

今は２月なんだ！！！


家の周り、何処を見ても雪のカケラひとつ
見つかりやしない。
今日は、建国記念の日。
毎年、
「もう、雪はいいよ。
　早く春にならないかしら」なんて、
雪かきしながら近所の奥様達と
愚痴ってる日だったのに。

あり得ない。
北陸の２月の上旬に気温が１０度近くだなんて！
スニーカーで歩けるなんて！

”地球温暖化”を嘆いているンではなくて、
単純に、素直に

気持ち悪い


こんなこと思うのも、
このメリハリのない毎日のせいなのだろうか。