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日々の小さな出来事の写真日記

2008/02/05 せん定の研究

2008-02-05 20:18:02 | Weblog


せん定前の柿1


■ せん定の研究

◎2008/01/18のブログを参照しながら、昨年の状況と反省

 柿の木2本のうち、柿1はほとんど実らず、柿2は豊作。
 柿1のせん定の失敗は、花芽がつく枝を切ってしまい、花が咲かず
 実もつかなかった。
  
◎整枝とせん定 

 JAならけん発行「ならけん」を参考に、せん定のやり方を研究。

1.整枝・せん定の目的

 ①樹冠内部の枝にも日光が当たるようにすることで、樹全体によい
  果実ができるようになる。
 ②古くて長い枝から新しい短い枝に更新することによって、良い果実
  を多くつけることができる。また、養水分のロスを防げる。
 ③隔年結果を少なくできる。
 ④果実の収穫や土壌管理、防除などの作業が容易になる。
 ⑤通風や採光がよくなり、病害虫の発生が少なくなる。

   用語 【整枝】 枝を配置して樹形を作ること
       【せん定】 毎年おいしい果実がなるように枝をきること

2.結果習性

 結果習性とは、枝のどこにいつ花芽がつくかということ。したがって、
 この結果習性を理解せず適当に整枝剪定を行うと、花が咲かず実も
 付かないということになる。

 結果習性は大きく次の4つに分けれる

 a.去年伸びた枝上に直接花が咲くもの

  ①去年伸びた枝の先端に花が咲くもの----リンゴ、ナシ、ビワ


  ②去年伸びた枝の腋に花が咲くもの----モモ、スモモ、ウメ、サクラ
    ンボ

   したがって、①の種類は先端を切ると実がつかず、②の種類はど
   こで切っても花が咲き実がつく。②は一般的に、長い枝は先端
   1/3~1/4で切る。

 b.去年伸びた枝に花芽を形成し、そこから今年伸びた枝に花が咲く
   もの

  ③去年伸びた枝の頂芽および先端から2~3芽の脇芽の花芽がつ
   き、そこから伸張した枝に花が咲くもの----カキ、クリ、ミカンなど


  ④去年伸びた枝の腋に花芽がつき、そこから伸張した枝に花が咲く
   もの----ブドウ、イチジク、キウイフルーツなど

   したがって③の種類は枝の先端を切ると実がつかないので混み合
   った枝の間引きや切り戻しを主体とし、④の種類はどこで切っても
   花が咲くので去年伸びた枝を数芽残して切る。

3.せん定の時期

  イチジク  3月上旬~3月下旬
  ウメ    11月下旬~1月下旬
  カキ    11月下旬~3月上旬
  ブドウ   12月上旬~2月上旬
  モモ    12月下旬~2月下旬
  ミカン    2月下旬~3月下旬

4.せん定の方法

 a.せん定の順序
  枝の先の方から始める。先の方では短い枝しか残さず幹に近いところ
  では長めの側枝を残してもよい。枝先が隣の樹と交差しているときは、
  樹冠を縮めるようにせん定する。その場合、枯れ枝を取り除き徒長枝
  の整理→主枝、亜種枝の整理→結果母枝のせん定の順に行う。


 b.せん定の要領

  ・主枝、亜主枝、側枝を区別して整理する。
  ・主枝は上向きで頑丈にする。亜主枝、側枝は順次それより小さく 
   する。
  ・上向きの枝や芽ほど勢いが強くなる。
  ・同じ位置から何本も分枝させない。
  ・同じ勢力の枝では強く切り返すと強い新梢が出て、弱く切ると弱い
   新梢がでる。
 


■ きょうのタマちゃん 




  のち